二次創作小説(紙ほか)
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- FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+.
- 日時: 2020/06/29 12:15
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: s9PJfNZh)
初めまして
ドロップと申します
フェアリーテイルの小説を書くのは初めてです!
なので、キャラが崩壊するかもです
この小説では、ナツル—を中心に恋愛系になる予定です
では、よろしくお願いします
※題名少し変更しました!
.+*お客様*+.
みすず様
黒陽様
りんごあめ様
紫苑有栖様
マリネ様
きょん様
明瑠海様
.+*番外編*+.
ジェラエル
「君と一緒にいられるだけで」 >>13
「この想いが罪だとしても」 >>73
ガジレビ
「あなたのために強くなる」 >>48 >>49
グレジュビ
「いつだって、あなたのそばに」 >>95
ナツルー
「君の触れたものすべて」 >>116
- Re: FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+. ( No.93 )
- 日時: 2014/11/23 09:26
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: XM3a0L/1)
きょん
そうだね、8月からだから……
3、4ヶ月かな?
参照が更新あんまりしてないのに1900……
ちょっとビックリしたけど、スッゴい嬉しい(*´ω`*)
もうすぐテスト終わるから、その時更新するね
グレイはルーシィに気があるっぽいシーンとかあったからこんなふうにしちゃった
一途に思う男子大好きだし(*´∀`)
萌えてもらえるなんて嬉しい!!
ヒャッホー!!!((殴
コメントありがとう(*´ω`*)
- Re: FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+. ( No.94 )
- 日時: 2014/12/01 16:23
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: CymMgkXO)
参照2100突破!!
そろそろ……更新しますよ
そろそろ……うん、たぶん((←
気が向いたら更新します(・・;)
たぶん((殴
- Re: FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+. ( No.95 )
- 日時: 2014/12/01 22:59
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: HOE8nich)
では、番外編!!
グレジュビいっきま〜す
§§§
グレイは、ルーシィと別れた後、しばらくの間地面に座り込んでいた。
いつの間にか雨が降ってきていたが、気にならなかった。
とにかく、無心になりたかった。
(グレイ様……)
そのすぐ近くで、ジュビアがその姿を見つめる。
実は、ジュビアもこの近くで仕事をしていて、さっきの現場を目撃してしまったのだ。
つまり、グレイがルーシィを好きだったということを知ったということ。
悔しいし、とても悲しい。
でも、今のグレイを見ていると、なぜか泣く気にもなれない。
「……風邪、ひきますよ」
すっ、と傘を差し、隣に座る。
声をなんとか掛けたはいいが、何を話せばいいのか分からない。
しばらく、沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは、グレイだった。
「……悪い、今はひとりにしてくれねぇか」
いつもと違う、低く、重たい声。
体が、気のせいかひんやりとした気がした。
雨なんてもう慣れて平気なはずだったのに、時々当たる雨粒が、ひどく冷たく感じる。
こんなときに、自分は何もできないのだろうか。
手をぎゅっ、と握り締める。
失恋した。その言葉が、頭の中をぐるぐると回る。
今頃になって、実感が湧いて、悲しくなってきて———。
(ジュビアは……ジュビアは……)
胸に手を当て、考える。
———どうすればいい? そんなの知らない。そんなの分からない。
「近くにいるのに」
———どうして? 仲間なのに
「なんで、わざわざひとりにしなくちゃいけないんですかっ!?」
ジュビアの大きな声に、グレイは驚き少し目を見開く。
すると、グレイの手のひらに何か、生温かいものが零れおちた。
ジュビアの目から溢れ出る、涙。
雨と同じ水滴なのに、どこか温かくて。
なぜか、悲しみがふっと和らいで。
ジュビアは、グレイの手にそっと自分の手を重ね合わせた。
その手は、男の自分とは違って、小さくて。
いつも喧嘩しあっているような男たちとは違って、どこか優しくて。
「ジュビアは、グレイ様のそばにいたいです。悲しんでいるのを、見てるだけなんて嫌なんです……!!」
目の前が、明るくなっていく。
光が差し込み、雨は止み、綺麗な青空が見えてくる。
(———ウル?)
『おまえの闇は、私が封じよう』
心の中にまで差し込むような、温かい光。
自分の闇を払う力強い心と、優しいぬくもり。
グレイは、自然とジュビアを引き寄せていた。
「……わりぃ。しばらく、このままでいさせてくれ」
「はい。グレイ様がそうしたいなら」
———相手を想う気持ちは、温かく力強い光となって、幸せを呼びよせるでしょう
- Re: FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+. ( No.96 )
- 日時: 2014/12/06 20:27
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: HOE8nich)
久しぶりに本編!
§§§
結局、グレイはあのあとどこかへ行ってしまい、依頼はすでに終わっていたが宿の人の好意で泊まらせてもらった。
「あ、ナツ。出るのはやいね」
「ルーシィが遅いんじゃね?」
温泉から出て、ナツの近くに座る。
浴衣姿に、まだ濡れた髪。
火照った肌に、ふわりと香る甘い匂い。
(……クソ……。なんか顔ちゃんと見れねェ)
(なんか、いつもよりカッコよく見えるんだけど……?)
「「…………」」
いつも一緒にいたはずなのに、なんだか恥ずかしくて。
ふたりの間のわずかな距離がなんだかくすぐったく感じる。
お互い顔が見れず、俯いたまましばし沈黙。
しかし、沈黙に耐えきれなくなったルーシィはぱっと顔をあげた。
「あ、あのさっ。プレゼント、ありがとね!! まさか、くれると思ってなかったから、すごい嬉しかった」
ナツがルーシィにプレゼントしたのは、ネックレス。
星型の飾りがついたものだ。
今も、浴衣の下に身につけている。
「……おう」
少し頬を赤く染め、そっぽを向く。
恋人になるまで知らなかった、少し照れ屋なナツ。
付き合って、まだ日にちはあまり経っていない。
この前キスはしたけれど、それからは普通の生活。
初めての恋は、イジワルで、甘くて、ちょっぴり切ない。
(きっとこれが、最初で最後の恋……)
もう、これ以上愛せる人なんてきっと現れない。
ピンチに駆けつけてくれる、白馬の王子様———。
(いや、馬はダメね。酔っちゃうから)
それに、ナツに白馬なんて似合わないわ、と思い、思わずクスリと笑う。
ナツだったら、きっと全力で走ってくれる。
少し頼りないところもあるけど、仲間思いで、優しくて。
ルーシィがそんなことを考えてると、ナツがムスっとした顔で話しかけてきた。
その顔に、ついルーシィは驚いてしまった。
「おい、何笑ってんだよ」
「な、なんでもいいでしょっ。ナツには関係ない!」
ナツに言えるはずがない。
白馬の王子様なんて、絶対に無理。
すると、ナツはぶすっとさらに不機嫌そうになった。
「んだよ。俺にも言えねーことかよ……。まさか、グレイじゃねぇだろうな?」
そんなナツを見て、ルーシィは目を丸くした。
(もしかして……)
———ヤキモチ?
クスクスと笑い、ナツはまた突っかかる。
「なんだよっ、何笑ってんだよ、ルーシィ!!」
「ふふっ、秘密ー★」
(そんな顔されたら、イジワルしたくなっちゃうじゃない)
軽くウインクし、笑ってみせる。
すると、ナツは、急にルーシィを後ろから抱きしめてきた。
その体制に、ルーシィから余裕そうな笑顔は消え、真っ赤になる。
「ちょ、何すんのよ!? 放してよっ」
「ヤダ。言うまで放さねー」
「いーや—だ—っ」
ぎゃーぎゃー騒ぎながら、その日は過ぎていった———。
- Re: FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+ ( No.97 )
- 日時: 2014/12/09 20:09
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: HOE8nich)
綺麗な夜空。煌めく星々。
ベルティは、外を軽く散歩しながら辺りを見回していた。
思わず笑顔になり、少しウキウキしながら歩く。
「きゃっ」
誰かと肩がぶつかり、つい声を出す。
「ごめんなさい。大丈夫でした……?」
見知らぬ男。
青い髪に、藍色の目。
どうやら、ぶつかったときに本を落としたらしい。
さらに、本が開いてしまっていた。
ベルティは、それを拾った。
「はい、どうぞ」
その時、ふとその本の内容が視線に入った。
(これは———!!?)
一瞬目を見開きそうになったが、それを堪え、見て見ぬふりをして渡した。
男が通り過ぎた後、ベルティは目つきを鋭くした。
あんな本、一体なぜ———。
「……嫌な予感がする」
少し、低い声になり、口調が変わったベルティ。
星の光があたったベルティの目は、緑色にも見えた。
§§§
ご機嫌で読書をするルーシィ。
それを見て、レビィはくすっと笑った。
「ご機嫌だねぇ、ルーちゃん♪ 何かいいことでもあったのかなぁ〜?」
「えへへっ。なんでもないよっ」
なんでもないと言いつつ、顔から笑顔は消えていない。
———その時、綺麗な声が、ギルドを静かにさせた。
「すみません。ルーシィと……ナツくん、いいですか?」
「えーっと、あなたは?」
「急に失礼しました。ベルティと申します」
ミラに呼ばれる前に気づいたルーシィとナツは、すぐにベルティの元に行った。
「どうしたの?」
「ちょっと……言っておきたいことがありまして」
「ちょうどいい。俺らも訊きてぇことがあるんだよ」
そして、三人で洞窟へ行くことになった。
ルーシィとナツが歩きだし、ベルティも急いで歩いていく。
———しかし、一瞬だけ、ギルドのほうに振り返った。
ざわざわとして、賑やかで。
みんなが笑って仕事を選んでいる———。
(懐かしいな……何年ぶりでしょうか、ここに来るのは……)
うっすら目に涙が滲む。
———もう、戻れない。何もかも楽しかったあの頃には……
ベルティは、ぐいっと涙を拭い、もう一度歩きだした。
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