BL・GL小説 （オリジナルで全年齢対象のみ）
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- 捏造満載でヴィク勇？ かみさまのおはなし リクエスト募集
- 日時： 2017/04/08 14:14
- 名前： 五月雨 （ID: qbtrVkiA）
題名のまんまです
書きたくなったのでヴィク勇行こうと思います
けどヴィク勇はすでにくっついてる熟年夫婦なのでヴィク勇要素は薄めです
誤字脱字はあったら教えてください
捏造が酷いです
コメントは泣いて喜びます、誹謗中傷、荒らしはご勘弁を
オリキャラがでてきます
完結できるかもわからない不定期更新ですがお願いします！
現在リクエスト募集中！カプさえあれば大体は書ける(クオリティはさておき)ので気軽にリクしてくださいね〜。シチュエーションや属性はお好みでどうぞ♪
- Re: お知らせ ( No.29 )
- 日時： 2017/01/29 22:52
- 名前： 五月雨 （ID: ZMpE7sfz）
アーネストの勉強事情 について
ロシアについての記述は完全にネット知識を元にしています。事実とは違うかもしれないし現実のロシア知識は全然無いド素人の書いてるやつです。あしからず。
- Re: つまらない ( No.30 )
- 日時： 2017/01/29 23:23
- 名前： 五月雨 （ID: ZMpE7sfz）
相変わらず僕はちょっと冷めてるようで、小一時間勉強して父さんに寝るように言われた頃には落ち着いていた。もういいや、めんどくさい。いまそんな事考えてどうする。とりあえずしっかり寝て、食べて、練習して、つまんなくなったらその時だ。僕には優しい両親も頼れるコーチも居る。父さんみたいにLifeもLoveもほったらかしにしてない。
先の事なんてわからない
さっき僕が言ってたじゃないか。
ベッドに寝転がって枕に顔を埋める。睡魔がやってくるのはいつも早い。便利な体質に感謝しつつゆっくり瞼を閉じた。きょうは彼に会えるかな
「やぁアーネスト！夜が来るのを待ちきれなかったよ！」
「ヴィクトル。……わぁ、大きなスケートリンク。」
今日は目を開けるといつも使ってるリンクより二倍くらい大きいリンクが目の前にあった。冷気が流れ込んできて少し肌寒い。やっぱり夢じゃないよねこれ。自分が練習着なのも自分のスケート靴を履いているのも最早驚かない。足にフィットするその靴は一人一人必ず職人が作ってくれているのだ。選手の要望を聞いて一ミリ単位で僕らの足に馴染むように作られているその靴は、やっぱり他のものとは違うことがわかる。
「さぁアーネスト！ちゃんと曲も用意したよ！滑ってみて！」
「はいはい」
今と同じようなちょっと鬱陶しいくらいのスキンシップ。抱きついてこようとする彼をいなしてリンクに滑り出す。いまならクワドルッツ位跳べる気がするほど調子がいい。ねえヴィクトル。僕の演技みても君は変わらないよね。だって君は………歪な●●●●でしょう？ねぇ知ってるんだよ。こんなことしてもどうにもならないこと。始めから全部知ってたんだよ。気づかないふりをしてたんだよ。
この時間を、現実で過ごしたかった。
「ヴィクトル」
「？」
「…みてて」
ねぇヴィクトル。知らないでしょう。僕にとってのかみさまは貴方なんだよ。母さんにぞっこんなのもしってるし、僕はあなたと競うことはできないけど、あなたのスケーティングに一番憧れたんだよ。あなたと友達になりたかったんだよ。ヴィクトル。どこまでもあなたはかみさまであり続けるんだね。一番近くで見てきたんだよ。
"愛について〜フィレオー〜"
そう、これはユーラに捧げるプロだけど、あなたに捧げたかったなんて、言えないし、後悔もしてない。
ただ、あなたにも見てほしい。
- Re: 捏造満載でヴィク勇？ かみさまのおはなし ( No.31 )
- 日時： 2017/05/02 21:42
- 名前： 五月雨 （ID: HLTL9ZJI）
トランペットの華やかな音とホルンの優しい音で始まるこの曲。ゆったり伸ばした手は淀みなく動いて自分の世界を形作っていく。そう、ここは神聖な場所。十字架の掲げられるような、神様が見守るような場所。敬遠なクリスチャン達が祈りを捧げる教会。ここで二人は出会うのだ。…僕とユーラが。
これはユーラの演技を見たときの場面。ユーラのあのときのテーマはセイクリッド。神聖。彼の演技で作られていた教会の風景を今もありありと思い出せる。それを、全て再現するのだ。難しくない、母さんのステップを真似するのと同じ、相手が何を感じていたのかを汲み取ってそれを自分なりに表現するだけ。技術的な限界はあるけど。
中盤に入っていくにつれどんどんホルンは荒々しくなり、トランペットと喧嘩を始める。キャメルスピンやコンビネーションスピン、トリプルルッツに更にトリプルルッツのコンビネーションなんかのやりあいはまさしく喧嘩。そりゃぁ僕だってユーラと始めからわかりあえた訳じゃない。まだノービスの頃は教え方の荒さに反発してたし、怒鳴られる度に彼の言うことを無視したりした。いまではいい思い出だ。そう、こんな風にクワドを跳んで怒られたっけ。氷を蹴って跳ぶ、4回転トウループ。昔ユーラもやってたくせに！って父さんから聞いたことで反撃したなぁ。強い信頼関係に辿り着くには多少の苦労も必要なんだろう。
決まると、不意に音楽がホルン一本になる。ここはユーラにあんまり僕が言うこと聞かないからって一人で練習させられた時。これには懲りた。指導者がいないことの心細さを味わったしなにより一人ほっちのスケートリンクは恐ろしかった。同時に彼に意見を求めようとする自分に気づいた。そうか、彼は自分に必要なんだと素直に思えた。そのとき、彼は僕の戦友になった。
おずおずとお互いの距離を計るようにトランペットとホルンは近づいていって、最後には完全に調和した音楽を奏でるのだ。そう、こんな風にね。ラストのジャンプ。トリプルサルコウの予定だったけどここは…これなら、いける！クワドフリップ！飛び上がって回って…よし！回転足りた！
このままフィニッシュのフライングシットスピン。軸はぶれない。だって彼に一番最初に教えてもらったことだから。
これからもよろしくね、ユーラチカ。
そんな思いを込めたフィニッシュポーズは両手を彼にゆっくり差し出すポーズ。
- Re: 捏造満載でヴィク勇？ かみさまのおはなし ( No.32 )
- 日時： 2017/02/02 19:17
- 名前： いか （ID: ZMpE7sfz）
読ませて頂きました！
今回も、すごく読んでて楽しかったです。
次も、楽しみだな〜
- Re: 捏造満載でヴィク勇？ かみさまのおはなし ( No.33 )
- 日時： 2017/02/02 21:15
- 名前： 五月雨 （ID: ZMpE7sfz）
そういってもらえるとやりがいがあります！アーネストのスケートシーン、ジャンプもうちょっと入れる予定だったんですけどねぇ。FSは鬼プロにしてやります(´-言-`)
ちなみにアーネストの性格はホルンの擬人化なんですよー。ホルン吹きなんですじぶん。そこに天性のスケートセンスを加えるとこうなりました。何故。
また来て下さいねー
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