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捏造満載でヴィク勇? かみさまのおはなし リクエスト募集
日時: 2017/04/08 14:14
名前: 五月雨 (ID: qbtrVkiA)

題名のまんまです
書きたくなったのでヴィク勇行こうと思います
けどヴィク勇はすでにくっついてる熟年夫婦なのでヴィク勇要素は薄めです
誤字脱字はあったら教えてください
捏造が酷いです
コメントは泣いて喜びます、誹謗中傷、荒らしはご勘弁を
オリキャラがでてきます
完結できるかもわからない不定期更新ですがお願いします!

現在リクエスト募集中!カプさえあれば大体は書ける(クオリティはさておき)ので気軽にリクしてくださいね〜。シチュエーションや属性はお好みでどうぞ♪

Re: お知らせ ( No.39 )
日時: 2017/02/18 23:03
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

携帯ぶっ壊れて更新ストップしてました!
本日より復帰しますがちょっと忙しいのでゆっくりペースになります。ご容赦を(。>д<)

Re: 捏造満載でヴィク勇? かみさまのおはなし ( No.40 )
日時: 2017/02/19 07:44
名前: いか (ID: ZMpE7sfz)

楽しみにしてまーす!

Re: アーネスト 3 ( No.41 )
日時: 2017/02/19 13:29
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

現役を引退して、アイスショーに出る予定もない僕は久しぶりにヴィクトルの孤児院訪問に付き合うことにした。子どもは嫌いじゃないし、彼の思いを知ってるからこそ助けてあげたいとおもった。
院長先生は恰幅のいい優しそうな女の人で、リビングレェンドの名をほしいままにしているヴィクトルを前にのぼせていたのを覚えている。50代後半の先生はとても子どものことを一番に考えるいい人だった。
「子どもたちと遊んでください。わたしも腰を一昨年痛めてからは中々外遊びを一緒に出来なくて。」
そのお願いどおり僕とヴィクトルは広い庭で鬼ごっこやかくれんぼとか定番の遊びをしたり、僕がかごめかごめとか日本の遊びを教えて遊んだりした。キラキラ輝く子どもたちの純粋な瞳は自然と僕も笑顔にしてくれた。
…ふと、目に留まった子が居た。中の部屋の隅っこで絵本を読んでいる、僕とお揃いの髪とユリオとお揃いの瞳を持った少年。なんだか気になってヴィクトルに子どもを預けてその子に近づいた。
「こんにちは」
ロシア語で話しかけると、彼は顔をしわくちゃにして僕を見上げた。
「…僕はロシア語話せない。」
英語だった。瞳の中に強い光が窺えたけど、何かのきっかけでポキッと折れてしまいそうな危うさがあった。
「…そっか、ねえ、一緒に遊ぼう?」
「…やだ、僕のこと皆苛めるもん。」
拗ねた口調で言い捨て、絵本を持ってぱっと駆け出す。あっという間にどこかに行ってしまう少年を見て、子どもたちが僕に一斉に話しかけた。
「ゼロはロシア語話せないんだよ!」
「変なやつ、いっつもむっつりしてるし」
「遊ぼう?っていっても無視したの!」
「絵本いっつも読んでるけど、わたしあの絵本読めないんだ」
彼の名前はゼロと言うらしい。それくらいしかわからないが、なんとなくあの英語を話す少年がとても気になった。


いかさんあざます!頑張ります!

Re: 閑話 ( No.42 )
日時: 2017/05/07 08:58
名前: 五月雨 (ID: AuOiXVj/)

ふと、思い出したことがある。なんの本だったろうか。たまの休みの暇潰しは読書で、母さんの本棚にある本は僕ととても好む文体が似ていて何度も読んだ。その中でも好きだった本…最近は読むこともなかったけど、久しぶりにちょっと読みたくなった。あの部分だけでも僕を惹き付ける。

ーーーーこれが僕の愛、これが僕の心臓の音。君は分かってるはず。

Re: アーネスト 4 ( No.43 )
日時: 2017/03/07 20:26
名前: 五月雨 (ID: ySW5EIo2)

「ゼロ?あぁ…私は昔通訳の仕事をしていたから英語が話せるの。それで、どうすればいいのか手を焼いていた警察に押し付けられちゃって。頑張ってロシア語も覚えようとしてるんだけどねぇ…恥ずかしがり屋だから友達もいないみたいだし、心配なの」
これが園長先生の談
「あの子はどこだったかな。そう、署の前に置いておかれてたんだ。3才位の子どもが気絶してて段ボールに入れられて置いておかれてるんだから、そりゃたまげたね。ゼロってのは段ボールに書いてあったんだ。しかもよく分からない言葉でしゃべるし俺達の言うことは分からないってんだから、もーう困った困った。それで、なんとかなりそうな所に預けたって訳。」
これがゼロを見つけた警察の談(ヴィクトルに聞き出してもらった)
「ゼロ?知らない。話せないもん」
これが子供達の談(大多数)

総合して、ゼロには中々味方がいないようだというのは分かった。寂しげに尖ったエメラルドグリーンが頭のなかを反芻する。何故だろう。放っておいていいのかと心の中で自分が問いかけてくる。
「…ヴィクトル」
「ん?」
「あの子、引き取らない?」
ロシアに居るのに英語を話す不思議な少年。僕やユリオとお揃いの髪と瞳。ご飯ちゃんと食べてるのかな?細い手首や腕周り。
「…僕はあの子がいい。」
あの子の味方になりたいと思った。一人ぼっちの少年の味方に。母親に。あの子を愛してあげたいと思った。
「駄目?」
「…いいよ。」
ヴィクトルが僕の決めたことに駄目と言うとは思ってなかったけど、やっぱり優しく笑って受け入れてくれた。
「たくさん音楽を聴かせて、たくさんご飯を食べさせて、たくさんスケートをさせよう。俺達の子供なんだから。」


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