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捏造満載でヴィク勇? かみさまのおはなし リクエスト募集
日時: 2017/04/08 14:14
名前: 五月雨 (ID: qbtrVkiA)

題名のまんまです
書きたくなったのでヴィク勇行こうと思います
けどヴィク勇はすでにくっついてる熟年夫婦なのでヴィク勇要素は薄めです
誤字脱字はあったら教えてください
捏造が酷いです
コメントは泣いて喜びます、誹謗中傷、荒らしはご勘弁を
オリキャラがでてきます
完結できるかもわからない不定期更新ですがお願いします!

現在リクエスト募集中!カプさえあれば大体は書ける(クオリティはさておき)ので気軽にリクしてくださいね〜。シチュエーションや属性はお好みでどうぞ♪

Re: お知らせ ( No.9 )
日時: 2017/01/07 20:08
名前: 五月雨 (ID: XhcgQ6Qp)

無事に修正完了!

Re: 疑問 ( No.10 )
日時: 2017/01/08 12:33
名前: 五月雨 (ID: Xza5vGOz)

いつもどおりに朝起きて顔を洗って身支度を整えたら食卓につく。母さんの首元についた赤い痕は虫刺されだと思うことにして朝御飯を食べながら夢について考えていた。
彼はなんなのだろう。どうやら父さんの若い頃で間違いはないようだがなぜ僕の夢に出てくるのだろう。あんだけ母さんのことが好きなのだから僕じゃなくて母さんのところにいけばいいじゃないか。………ん?まだ母さんには出会ってないのか?ややこしいな。
確かに彼と会うのは楽しいけれど、理由がはっきりしないとすっきりしない。
もやもやしている内にご飯を食べ終え、練習に行く時間になる。昨日は遊んでしまったから今日はちゃんと練習しないと。
「行ってらっしゃい」
「いってきまーす」
ユーラよりも早くついたので軽くストレッチをすると、体慣らしに滑る。滑りながらもやっぱり夢について考えてた。………結果ユーラが来ていることにも気づかず怒られてしまう。
「おいこらアーネスト!コーチ来てんのに無視たぁいい度胸してんなぁ!」
「へ?あ、ごめんユーラ!」
それからは練習モードに頭が切り替わったからそんなに考えなかったけど、やっぱり練習が終わると気になってしまう。なんだかなぁ。何でこんなに気になるんだろ。ユーラも言っていたじゃないか。夢は夢だ。割りきればいい。夢でだけ会える、まだ現役の父さん。それでいいじゃないか。理性はそう訴えかけてくるし、実際そうなんだろうけど、なにかが引っ掛かる。けれど何が引っ掛かっているのかもわからないのだ。どうすればいい。
悶々としながら一日を終え、おやすみを言う。ベッドに潜り込むとすぐにまたまっ暗闇のなかに一人で立っていた。
「やぁアーネスト!こっちだよ!」
後ろから声がするのでそちらを振り返れば、そこにはちょっとしたキッチンがあった。そのなかで手を振る彼がいる。彼の瞳と同じ色のエプロンをしていた。
「色々用意してみたよ。」
「すっごい……」
キッチンは凄く充実してた。コンロは最新式のIHで、壁には沢山の調理器具が並び、炊飯器まである。全て新品の光を放っていて、使われた痕跡はなかった。眺めていると、ふと気づく。全て日本製なのだ。
「全部日本の製品なんだね」
「日本製は安心安全で使いやすいんだろう?」
はじめから知っていたのではなく、誰かに聞いたような口ぶりだ。まあたしかに日本製は使いやすい。安全性も世界トッブクラスといっても差し支えないのではないだろう。
「さぁ作ろう!俺にも手伝えることはあるかい?」
僕に彼とは色違いの緑のエプロンを渡し、うでまくりをして彼は問いかけてくる。…作ってくれと頼むくらいだし料理経験があるのだろうか。
「……料理したことある?」
「ないよ?」
「………」
あ、母さんの気持ちが今凄くよくわかった。目茶苦茶これは不安になる。
なにか出来そうなこと……とりあえず卵を割ってもらおう。それなら誰でもできるよね。
「じゃあ卵割って。」
「うん。」
一度手本を見せたあと、必要なものを頭の中で考えながらヴィクトルに卵とボールを渡す。不器用な手つきで割っているのを尻目に見ながらお米を研ぎ、炊飯器にセットした辺りで、できたよ!と声がかかった。
「うわぁ…」
ボールの中を覗くとそのなかは悲惨なことになっていた。卵の黄身が潰れているのは予想の範囲内だったが、殻がだいぶ入っている。それに、割るときに力を入れすぎたのか、殻は結構細かい。これはダメだろう。
「ヴィクトル、殻とろっか。」
菜箸を渡して一つずつとるように指示する。神妙な手つきで菜箸を受けとり、丁寧に殻を取り除いていくのを確認してから玉ねぎの薄皮を剥き始めた。

「出来た!」
「うん、これで完成だよ」
瞳をキラキラさせながら彼はタレの良い匂いをさせるカツ丼を見つめていた。正直彼がここまで不器用だとは思っていなかった。自信満々に握った包丁を高々と振り上げたときはどうしようかと思ったなぁ。あれ?おかしいなぁ。父さんも多少は料理できなかったっけ。
「はやく食べようアーネスト!」
「わかったわかった」
いつのまにか目の前に現れたテーブルの上にカツ丼を持っていき、お箸を並べて椅子に座る。まあ夢だし、何があっても不思議じゃないよね。
「いただきます」
「!いただきます」
ちゃんと手を合わせていただきますを彼は言う。驚いたな、いただきますを知ってるなんて。日本語なのに。
そこで僕は気づく。

………今まで僕は何語で喋っていた?

目の前で箸を普通に使いこなして、好奇心に満ちた目をしながらカツ丼を頬張る彼を見る。おいしい!と叫ぶとこれは神の食べ物なの!?と言いながら満面の笑みで口の中を一杯にしている。

その言葉の意味はわかるけど、それが何語なのかがわからなかった。

「アーネスト、食べないの?」
「え?あ、いや食べるよ。カツ丼美味しい?」
「ああ!こんなに美味しい食べ物今まで食べたことなかったよ!」
口をハートの形にする姿は今の父さんにそっくりだった。

なにかがおかしい

言い様のない不気味さが僕を襲った。

Re: 閑話 ( No.11 )
日時: 2017/01/08 18:39
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

ーーーーマーマ、夢ってなぁに?
ーーーー夢?うー…ん。難しいことを聞くね。
ーーーーマーマもわからないの?
ーーーーんー、夢って言うのは多分、寝てるときにその人の心が本当に見たいものを見せてくれたり、したいことをさせてくれてるんじゃないかな。
ーーーーマーマは、そういう夢を見るの?
ーーーーうん、小学生の頃は、よく見てた。
ーーーーふぅん。
ーーーーイマジナリーフレンドって知ってる?
ーーーーうぅん。
ーーーー…マーマはね、お友達が居なかったの、だから自分のなかにお友達を作ったの、自分だけしかしらない、夢の中でだけ会える友達。
ーーーー………そのお友だちは?
ーーーーいつの頃だったかおぼえてないけど、気づいたときには会えなくなってた。
ーーーー…ぼくは、だったらそのお友だちはいらないな。
ーーーー…そっか、うん、それでいいよ

Re: 違和感 ( No.12 )
日時: 2017/01/10 12:12
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

自分で揚げたカツにかぶりつく。サクサクの衣と絡んだ卵に閉じ込められた、豚肉のジューシーな食感が堪らない。お米と一緒に掻き込むと美味しさが増す。自分の産まれたところの主食は、もしかしたらお米だったのだろうか。
……なんて現実逃避をしてみるけど、やっぱりおかしい。夢の中で食べるものにこんなにはっきり味がするものなのか。そこでふと思い出す。確か夢では痛みを感じないんだっけ。
お箸を持っていない方の手で自分の頬をつまんでみる。
……………痛い
………………………どういうことだ?
「アーネスト、何してるの?」
「あぁ、いや、なんでもない」
そう?と首を傾げつつもカツ丼を食べる手は止めない。食に対する執着の凄まじさは今と同じだ、僕のも食べなよ、と差し出せば何の遠慮もなく受けとる。正直食べる気分になれない、それが例えカツ丼であったとしてもだ。口の周りに米粒を付けながら、ぱくぱくと自分で作ったものが口のなかに放り込まれていくのを見るのは気持ちいいけど、目の前でカツ丼を食べているのがどういう存在なのかわからない以上素直に喜べない。
「ごちそうさま!おいしかったよ!」
あっという間に食べ終わっている。早くはないか、ほぼ二人前だぞ。
「アーネスト。今日はありがとう!」
「あ、うん。気に入ったならよかった。」
「さぁ、次にここに呼ぶときは何をしようか」
…………呼ぶ?
「……ヴィクトル、君がここに僕を呼んでいるの?」
「そうだよ?ここは俺の空間だからね。」
俺の空間って何だ。
「まぁ、ここを必要としてる人しか呼べないんだけどね。」
必要としてる人って僕の事?
「まあまあ、そんなことどうでも良いよ。中々誰も来てくれないから退屈なんだ。次はまたリンクを出すから、君のプロを見せてよ!この前ショートを練習してるっていってたよね。それみたいなぁ!」
「……あ、うん。」
「じゃあまた明日ね。」
あっけにとられている内に彼がまた手を振った。
いつもの自分の部屋の天井が見えた。

Re: 寂しい ( No.13 )
日時: 2017/01/10 21:39
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

誰も来ない…さみしい…
・゜・(つД`)・゜・


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