BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 捏造満載でヴィク勇? かみさまのおはなし リクエスト募集
- 日時: 2017/04/08 14:14
- 名前: 五月雨 (ID: qbtrVkiA)
題名のまんまです
書きたくなったのでヴィク勇行こうと思います
けどヴィク勇はすでにくっついてる熟年夫婦なのでヴィク勇要素は薄めです
誤字脱字はあったら教えてください
捏造が酷いです
コメントは泣いて喜びます、誹謗中傷、荒らしはご勘弁を
オリキャラがでてきます
完結できるかもわからない不定期更新ですがお願いします!
現在リクエスト募集中!カプさえあれば大体は書ける(クオリティはさておき)ので気軽にリクしてくださいね〜。シチュエーションや属性はお好みでどうぞ♪
- Re:序章 ( No.1 )
- 日時: 2017/01/06 02:28
- 名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)
少年はふと気がつくとまっ暗な場所に放り出されていた。
おかしいな、いつもどおりベッドに入ったのに、明日も練習があるんだから変な夢は勘弁して欲しい、
少年がそんなことを思っていると、ブレードがリンクをガリガリと削る音が聞こえてくる。聞きなれた音だ。そちらに目を向けると、少年の養父のように美しい銀髪をなびかせてリンクの上で滑る人物が居た。
何か技をしているわけでもないのに少年のエメラルドグリーンの眼はそこに吸い寄せられる。ただ滑っているだけでも、言葉では形容できないような美しさがあった、そこにいることが当たり前なのだろう、と思わせる、まるで水中を自在に泳ぎ回る魚、あるいは空を自由に飛翔する鳥のように自然な動き、息をするくらいに当たり前なのだろう、氷の上で滑るのは。
「きみもおいでよ」
不意に声がかかる、まだ変声期前の少年の透き通った、凛とした声。
こちらを向いて手招きをする、そこで初めて見えた彼の顔は、自分と同じ年位のときの養父の顔と酷似していた。
けれど少年にとってはそんなことはもうどうでもよかった。
彼と滑れることがただ嬉しかった。
いつの間にかスケート靴を履いている、それも少年の競技用の靴だ、
エッジカバーを外すのももどかしく思いながら外してリンクへと飛び出すと、彼が逃げるように端まで滑っていってしまう。こちらに向かって眇められた目が追いかけておいでというようだった。そうなるともう居てもたってもいられなくて少年も彼を追いかけていく、少年には養母譲りだと言われる負けず嫌いなところがあった。
そうしてしばらく追いかけっこをした頃彼が言った。
「そろそろ君は帰らないと」
面食らって止まる
「どうして?」
そう問いても彼は
「また明日ね」
と言って微笑むだけ、彼が手を振ると、いつもと変わらない自分の部屋の天井が見えた。
リビングに行くと養母が優しく微笑んで
「おはよう」
と声をかけてくる、同じように返すと、三代目マッカチン(略してマッカチン)が足元にじゃれついてきた。まだ子犬なのでいっぱい構ってあげようといったのは養父だった。
とにかく、いつもと変わらない日常がそこにあった。
- Re: フィレオー ( No.2 )
- 日時: 2017/01/06 14:50
- 名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)
「変な夢を見たぁ?」
「うん、僕と同い年位の父さんと滑る夢」
「15のあいつ......きっめぇ」
となりで悪態をついている人物を見上げる。ユーリ・プリセツキー。30歳。つやつや光る金髪と僕と同じエメラルドグリーンの瞳を持っている。口調は乱暴だし怒ると足が出るし厳しいけど、的確な指導とぶっきらぼうな優しさが僕は結構好きだったりする。初出場したグランプリファイナルで僕の母さんを僅差で下し、金メダルを取ったすごい人だ。25歳の時に引退し、今では僕のコーチをしている。
「何がきめぇってどっかのお人形さんみたいな綺麗な顔してんのに中身が最悪で悪魔なとこだな。」
「ほめてるの?けなしてるの?」
「俺があいつを褒めると思うか?」
「......」
「そういうこった」
軽く肩をすくめて首を振ると鼻を鳴らしながらユーラはそう言った。
うちでは母さんも彼も‘ゆーり‘で紛らわしいので、僕は彼を愛称でユーラ、父さんと母さんはあだ名でユリオと呼んでいる。僕もそう呼びたいのだが、本気で嫌がっていたのでユーラと呼んでいる。
「ま、夢は夢だ」
「...そうだね、練習しよっと」
「練習狂いなところもあいつにそっくりだよ」
リンクの中央まで行くと、今度のショートプログラ厶の曲を頭の中で反芻しながら滑る。
‘愛について フィレオー‘
母とユーラが滑った曲を元にして父さんが作ってくれた。僕がシニアに上がる時に曲を作って欲しいと頼んだのはもう10年も前になる。(俺との約束は覚えてなかったくせにとユーラがむくれていた)約束通り僕は父さんのくれた曲を滑っている。
フィレオーは友愛とも訳されることばで、親愛の気持ちをもって相手のことを配慮するといった愛のことだ。
僕はこのプロをユーラに向けて滑っている。父さんと母さんにはアガペーな気持ちが湧き上がってくるしね。ユーラは.......なんというか、戦友なのだ。5年間も僕のコーチをしてくれてるし。
そんなことを考えながらとんだジャンプは失敗した。考え事をしながらジャンプを跳ぶと失敗する。これも母さんに似ているらしい。
「おまえのスケートは、ほんとあいつにそっくりだよ。アーネスト。」
ふとユーラに昔言われたことを思い出した。
- Re: ちょっとした叫び ( No.3 )
- 日時: 2017/01/06 00:23
- 名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)
こんな感じでどかっと更新したり1ヶ月くらい放置したりするかもです...
ユーリonICE大好きなので一緒に語ってくれる人大募集ですよ!!
推しはヴィーチェです!銀髪萌え!フクースナー可愛い!成人男性なのにこんなに可愛くていいの彼は!?と毎週萌えまくってました。恐縮です。
もちろん勇利くんも大好きだしほかのキャラも大好きです!さあさあ皆さん語り合いましょうぞ!と構ってくれそうな人を探しているので心の広い腐女子腐男子の皆さまどうぞ語り合いましょう!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17