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捏造満載でヴィク勇? かみさまのおはなし リクエスト募集
日時: 2017/04/08 14:14
名前: 五月雨 (ID: qbtrVkiA)

題名のまんまです
書きたくなったのでヴィク勇行こうと思います
けどヴィク勇はすでにくっついてる熟年夫婦なのでヴィク勇要素は薄めです
誤字脱字はあったら教えてください
捏造が酷いです
コメントは泣いて喜びます、誹謗中傷、荒らしはご勘弁を
オリキャラがでてきます
完結できるかもわからない不定期更新ですがお願いします!

現在リクエスト募集中!カプさえあれば大体は書ける(クオリティはさておき)ので気軽にリクしてくださいね〜。シチュエーションや属性はお好みでどうぞ♪

Re: あぁそうだ ( No.24 )
日時: 2017/01/24 22:07
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

僕は挫折を知らない
僕は敗北を知らない
僕は勝利しか知らない
僕は一番しか知らない

僕は空っぽだった。母さんと父さんの愛がなかったら、スケートがなかったら、アーネストは消える。そしたらアーネストの前の●●に戻る。そんなの嫌だ。
でもどうしろって?だって僕は勝ってきた。立ち止まること無く強くなり続けた。常に良いものを、新しいものを、更なる高みを求め続けた。思い付く限りの手を使った。最善をつくし続けた。
なのにどうしてこんなに空っぽなんだ?
…あぁそうだ。だって僕はずっと一人でそうしてきたんだ。ユーラに聞かれたら怒るかもしれないけど、ユーラに教えてもらった技術もあるけど、やっぱりどこか一人で滑っている気がしてたんだ。
氷の上では誰もが一人になる。そこにコーチも両親も友人も居ない。いるのは自分、それからライバル。
けど僕にはライバルがいなかった。
父さんのいった通りだった。僕にとって彼らはとるに足らない存在なのだ。父さんの方が華麗に舞ったし、母さんの方が美しい音楽を奏でたし、ユーラの方が自由にジャンプを跳んだのだ。オタベックさんのオリジナリティー溢れるスケーティング。ピチットくんの持ち味を生かしたステップ。クリスさんの情熱的なプロ。JJの自分をアピールするうっとおしいほどの圧倒的な存在感。
それらのものを一つでも持っている人が今のスケート界に一人でも居るのだろうか。僕には居るように思えない。
誰かが聞けば傲慢だと怒るだろう、またなんて自惚れが酷くて愚鈍なのだと嗤うかな?どっちでもいいよ。

だって僕に敵う人なんていない

そうだね父さん。僕は最強だよね。
あぁそうか。わかった。僕が彼を必要とする理由。

僕はあの時代を生きたかったんだ。

気づいた自分の願望は、実現することが叶わないことがわかっていて、何だか酷く虚しかった。

Re: 閑話 ( No.25 )
日時: 2017/01/24 22:12
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

ーーーーこんにちは、僕は勇利。こっちはヴィクトル。君のマーマとパーパだよ
ーーーー………
ーーーー君の名前を教えてくれる?
ーーーー………………なまえは、マーマとパーパがくれるんでしょ?
ーーーー!!
ーーーー…そうだね、じゃあ、君はアーネストだ、みんなに信頼される、真面目な、誠実な子になってね、
ーーーーあー、ねすと、
ーーーーそう、アーネスト。アーニー。今日からうちの子だよ。
ーーーーぼくは、きょうから、あーねすと。



その日、僕はゼロからアーネストになった。

Re: アーネストと勉強事情 ( No.26 )
日時: 2017/01/28 23:51
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

虚しさを抱えたまま寝るのは躊躇われる。それにこの状態で彼に会うのは少し怖い。しょうがないから勉強することにした。
ロシアでは、才能があると認められた人の中には録に学校にもいかず練習する人が多い。優勝して国に名誉を持ちかえるのが最上の喜びだとされているからだ。親も勿論自分達の名誉のために通信教育ですまさせるし、父さんもユーラもその口だ。……いや、父さんの場合、国の圧力だったけど。
母さんはそれを許さなかった。そんな思春期の子供の発育を妨げるようなことさせないって。
結果僕はきちんと学校に通い、周りと同じ課題をこなしテストをこなし授業にでている。当時は国を背負ってるんだっていう妙な自負があったし、だから練習したいし、周りはそうしてるのに、という不満は勿論あったけど、それを一度母さんに言ったら笑顔で言われたのだ。
「僕もそうだったよ?」
「へ?」
「授業受けながら早く練習したいなぁとかずっと思ってたし修学旅行とか地獄でしかなかったしこの性で次の大会負けたらどうしようとか思うと吐きそうになったし、けど僕の場合国の義務教育だから受けないと親が罰せられるし勉強遅れたらあいつはスポーツ選手だからとか色眼鏡で見られるしさ、まぁ悔しかったら勉強しまくって成績は結構よかったけど、だから感謝してるんだよ?デトロイト行っても英語そこまで苦労しなかったし勉強する癖ついてたからロシア語勉強するのも苦にならなかったし同級生の友達も少しはいるしね、なけなしのコミュニケーション能力もそこで培われてるんだよ?アーニーだって今友達いないの?学校の友達とかさ、一緒にいると楽しくない?アーニーの年頃にはそういうのが必要なんだよ?わかってる?僕だって通ってるときはなんで行かなきゃいけないのとか思ってたけど後になって行ってて良かったって思ったんだ、アーニーも思えるときがくるよ騙されたと思って行っておいで。」
「…でも」
「アーネスト」
そのときの母さんの真顔は今でも忘れられない位怖かった。ぞくっとしてこくこく頷くと、母さんはにっこり笑った。下手に逆らうと恐ろしいことになるというのを本能的に悟った時だった。だから僕はきちんと勉強をし、人より多少は勉強ができるようになった。数学とか面白いよね。あのとき辞めてたらわからなかったのかと思うと母さんに感謝だ。
「なにやろっかなー」

Re: 捏造満載でヴィク勇? かみさまのおはなし ( No.27 )
日時: 2017/01/29 15:47
名前: いか (ID: ZMpE7sfz)

 こんにちは!
来ましたッ!
来ましたよっ!

読ませて頂きました、すごく素敵なお話ですね!
私もユーリonICE好きです。
特にヴィクトル、大好きです。
アニメ二期やってくれないかなぁ、とか
思いながらカキコ開いたら、五月雨さんの見つけて………

もっと早く見つけてればなぁ、www

たまにカキコ来るので、また五月雨さんの見つけたら来ますね!

それでは



カキコ、ユーリ少なくないですか?!

増やそう!ww
では。

Re: いかさんへ ( No.28 )
日時: 2017/01/29 22:49
名前: 五月雨 (ID: ZMpE7sfz)

わーいかさんありがとうございますー!素敵とかほんとに嬉しいです!二期フォロフ勿論自分も待ってます!ユーリがなかったから自分が書いたった!また来て下さいねー!


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