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捏造満載でヴィク勇? かみさまのおはなし リクエスト募集
日時: 2017/04/08 14:14
名前: 五月雨 (ID: qbtrVkiA)

題名のまんまです
書きたくなったのでヴィク勇行こうと思います
けどヴィク勇はすでにくっついてる熟年夫婦なのでヴィク勇要素は薄めです
誤字脱字はあったら教えてください
捏造が酷いです
コメントは泣いて喜びます、誹謗中傷、荒らしはご勘弁を
オリキャラがでてきます
完結できるかもわからない不定期更新ですがお願いします!

現在リクエスト募集中!カプさえあれば大体は書ける(クオリティはさておき)ので気軽にリクしてくださいね〜。シチュエーションや属性はお好みでどうぞ♪

Re: 学校 2 ( No.49 )
日時: 2017/03/12 18:59
名前: 五月雨 (ID: cFBA8MLZ)

学校には毎日通っていたとはいえど、我が国で知らないものなどいないレベルの有名人の養子である僕にはなかなか友達ができなかった。ヴィクトルの子供。それだけで色眼鏡がつきまとう。話しかけてくる女の子は大抵お父さんに会わせて欲しいと言い出すし、そこそこ僕も容姿に恵まれているので男子からはやっかみを買った。幼い頃は、そんな人付き合いがめんどくさくてしょうがなかったけど、それで両親が悪く言われるのはもっと嫌で必死に外面をよくしていた。特に母さんはヴィクトルを奪った悪人として扱われていたので、自分の不出来なことは全て母の性にされることを小学2年生に上がる辺りで完璧に悟り、絶対に母さんを陥れてなるものかと決意していた分子供らしくないとはよく言われていたなぁ。ただでさえ敵の多い人なのだ、皇帝が睨みを利かせている範囲では何の害もないが、昔二人で行ったスーパーで卵をぶつけられていた母さんのうんざりした横顔を僕は忘れたことがない。コート汚れるなぁ、と溜め息と共にこぼして、僕にくたびれた笑顔を向けた。自分の性であんな顔をさせてはいけない。少し成績が下がっただけで学校に呼び出されている事を知らないとでも思っているのだろうか。安心して、学年トップを譲るつもりは無いから。
まあ、僕には何の害も及ばないのだ。これから新たなレジェンドとして君臨するであろう大切な選手を傷つけるわけがない。むしろ特別扱いで煩わしい。だから彼だけ守れれば、それでいい。

Re: 学校 3 ( No.50 )
日時: 2017/03/12 19:34
名前: 五月雨 (ID: cFBA8MLZ)

「おはよアーネスト。」
「おはようシエル。」
前の席に座るのはシエル。キラキラした爽やかな笑顔を向けてくる。彼はスキージャンプの選手で、まだ無名だけど、思わず応援したくなる位の努力家だ。食べ頃に熟れた苺みたいな赤毛に、ラピスラズリみたいな深い青の瞳が綺麗で、何処かのモデルみたいな甘いマスクの男の子。
「俺もずっとスキー場だよ。アーネストは今シーズンでシニア上がるんだろ?」
「うん。ショートはもう決まったよ。」
「え、なになに、見たい見たい。」
彼はスケート選手では無いのがやり易い。変にやっかんだりしないし、何しろ競技が違うからライバルのようなことにはならないからだ。
…ま、僕のライバルなんていないけど。
「インスタの写真見たよ、楽しそうだな。」
「うん。父さんが出張から帰ってきたからね、母さんとユーラと皆でアイスダンスして遊んだんだ。」
「いいねぇ、銀盤の聖騎士に東洋の黒真珠にリビングレジェンドと遊べるなんて、私も呼んでくれても良いじゃないか。」
リーナの不貞腐れたような、でも何処か面白がっているような声音にシエルと二人でくすっと笑う。共通の友人である僕たちはとても仲が良いと思う。家に呼んだことのある知り合いは彼らだけだ。僕が養子であることも特に気にせず、普通の友達として接してくれるのがとてもありがたい。
「ショート、私も見たいな。」
「リーナもそう思う?今年のテーマ感謝だっけ。」
他愛もないお喋りに興じる時間が本当に楽しい。これからもこうしていけたらなと思う。

学校にいる時間は、あの事は忘れよう。

Re: お知らせ ( No.51 )
日時: 2017/03/13 20:35
名前: 五月雨 (ID: IS3fXoEU)

ロシアの学校事情よくわかんないので完全に日本の学校のイメージで書いてます(-_-)悪しからず

Re: 簡単にキャラ紹介 2 ( No.52 )
日時: 2017/03/19 22:44
名前: 五月雨 (ID: LGQcbbGL)

追加でキャラ紹介です


リーナ・アルミリア (15)

女子フィギュアスケートの期待の超新星。アクセルが得意技で、快活な演技を得意としている。アーネストとは昔使っていたリンクが同じで、たまたま学校も一緒だった縁で仲良くなった。口調は男っぽいけれど、女子力オバケとアーネストとシエルは密かに言っている。明るい茶髪に金色の瞳を持っていて、優しく聡明な少女。実は勇利の大ファン。初めてあったとき感動のあまり号泣しながらサインと握手をねだったことがあるレベルの大ファン。勇利の現役時代に滑ったプロの曲名は全部言えるレベルの大ファン。勇利の手作りケーキに鼻血を出しながら"私幸せすぎて死ぬかもしれない"と真顔で言うレベルの大ファン。しかしアーネストとはそれ抜きで友達なので普段はいたって普通。


シエル・ユースティティア (14)

スキージャンプの選手。まだまだ無名だが、凄く努力家。好青年という言葉がよく似合う大人っぽい容姿の男の子。深紅の髪にラピスラズリみたいな蒼の瞳を持っていて、爽やかな笑顔がトレードマーク。落ち着いた優しい低い声は聞く人を安心させ、その穏やかな性格と相まってクラスの中心的な存在。ニキフォロフ家で食べた日本食にはまってから日本に行きたいと言い始めた。今度長谷津に行こうと画策している。何故か動物に無条件で好かれる。実はアーネストに…?

Re: 閑話 ( No.53 )
日時: 2017/03/20 19:37
名前: 五月雨 (ID: NegwCtM0)

俺には親友がいる。
そいつは凄い選手で、今まで負けたことが無いらしい。鼻持ちならない奴かと思えばそうでもなく、出来すぎな位の優等生。でも生い立ちはあまり幸福とはいえない。興味を持ったのはその性だろう。優等生の癖になぜそんなに優しいのか。
仲良くなって気づいたのは、そいつは無理をして作った仮面を被っているだけだということだった。それから素のそいつだって魅力的で優しくて、思わず見とれるほどに美しいことに気づいたとき、俺はこの親友を親友だとは思えなくなっていた。
唯一無二の特別になりたいと思ってしまったのだ。


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