二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

スーパーダメタル英雄嘆(完結)
日時: 2018/10/05 09:44
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: XGjQjN8n)

「原作の魅力を出すためにヒーロー編、悪堕ち編と2バージョン式にしようと思うんだ」

「たくっちスノーの奴が過労死するからやめなさい」

【俺はお前なんかのオモチャじゃない】

どうもロストメイドウィンです

今回は最近ハマったフリーゲームに好みを混ぜ合わせた物を作っていきます



【注意】
『ダメタル英雄嘆』の一部ストーリーのネタバレ
独自解釈
イクサーとか誰が知ってんねん
パロディネタ
好みが混ざってる
もちろんマガイモノ


「鉄の刑法の名の元にお前を逮捕する!」

キリマ(シャドー様)>>22
リューウェン(Mirura@様) >>28
チヒロ(桜木 霊歌様) >>38
ウールヴィア(ルルミー様)>>39

目次 >>146

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.79 )
日時: 2018/05/22 14:57
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第十三話】
『未完の英雄 エストパルク』

レジェンドエリアの奥深く、ザンシャインの目が覚める

ザンシャイン
「う、うん...?」


たくっちスノー
「おお!目が覚めたかザンシャイン!」

ザンシャイン
「ここは...試練はどうなった?」

エストパルク
「よくやった、試練は合格だ」

ザンシャイン
「そうか...」

サビィ
「おめでとうっす!俺たちもモニターから見てたっすよ!」

亜区里
「ヒーローってあんな話をするのか...」

ダメタル
「実際、俺が連盟を抜けたのは番組が終わって必要ないと判断されたからだからな」

菖蒲
「ああ...」

ザンシャイン
「...メタルポリタン。」

ダメタル
「ザンシャイン...鋼鉄刑事は映画化もされていないし、海外でDVDが発売したなんて聞いたこともない、あれは...」

ザンシャイン
「私から見た、メタルポリタンの図さ」

たくっちスノー
「...というと?」

ザンシャイン
「思い出したんだ...」

ザンシャイン
「メタルポリタン、オモチャ世界にやってきたばかりの頃の私は...君のようなヒーローの後釜を任されて、嬉しかった」

ザンシャイン
「その反面、怖くもあった」

ダメタル
「怖い?」

ザンシャイン
「ああ...閃光騎士ザンシャインの視聴者は、メタルポリタンとほぼ同じだ、果たして、私にメタルポリタンの代わりが務まるのか?そんな事を考えることがあった」

ザンシャイン
「メタルポリタンという存在は...私にとって、とても大きな存在だったんだ」

ザンシャイン
「きっと、オモチャとして生まれたばかりの私なら、この試練を乗り越えることは出来なかっただろう」

ザンシャイン
「今の私があるのは、メタルポリタンのようになりたいという思いがあったから...つまり、貴方のおかげなんだ、メタルポリタン。」

ダメタル
「.....そうか。」

サビィ
「先輩のおかげ...かぁ!なんか来るものがあるっすねぇ!」

ダメタル
「ああ...ザンシャイン、俺もあんたに言っておきたいことがある」

ダメタル
「俺はお前...ザンシャインに嫉妬していた」

ザンシャイン
「...私に?」

ダメタル
「番組が終わった後...俺はお払い箱のように世間に捨てられ、代わりにお前が出来た」

ダメタル
「俺達を愛していた者達は皆、ザンシャインの方を向いていった...裏切られた気持ちになって、自暴自棄になった」

ダメタル
「気が付いたら、ダメタルポリタンなんて呼ばれるくらいになってしまった...まぁ、自業自得さ」

ダメタル
「ヒーローとして復帰したときも、最初はお前を倒すためという不純な目的の為だったしな...」

ザンシャイン
「...メタルポリタン。」

ダメタル
「俺はお前を認めるわけではない...ただ、俺もお前みたいにヒーローとして真っ直ぐだった頃を思い出せた、ありがとう、ザンシャイン。」



ダメタル
「だから約束しろ、この騒動が終わったら俺と勝負するんだ」

ザンシャイン
「...ああ、約束しよう、メタルポリタンの為ならいくらでも」

メタルポリタンとザンシャインは手を取り合う。

ダメタルポリタンと呼ばれていた彼の心に、別の考えが芽生えた瞬間でもあった。

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.80 )
日時: 2018/05/22 15:39
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

手を繋ぎ和解する二人を見て、エストパルクは静かに笑う

エストパルク
「そっちの問題も解決して何よりだ」


「...だが、どうせお前も我々を倒しに来るのだろう?」

エストパルク
「...まぁ、そうだね」

天井からスピーカーが現れる

『さぁエストパルク!お前もあいつらをやれ...相手はファットマンの敵だぞ?』

ザンシャイン
「何が敵だ!お前は彼を裏切ったじゃないか!」

「うるさい!お前もアグリー十元倶だろう、さっさとやれ!!」

アナウンスが切れ、レジェンドエリアにシャッターが降りる


「くそっ、またこのパターンか」

サビィ
「人間がいない分戦いやすいっすけど...どうするんだい、エストパルク?」

エストパルク
「私は別に、オモチャに対して恨みは持っていないからな...」

ザンシャイン
「しかし、ヒーロー連盟は君を一方的に切り捨てたんじゃ」

エストパルク
「それは現実世界の問題が原因だから仕方ないことだ」

たくっちスノー
「...じゃあ、人間に恨みは?」

エストパルク
「...彼さえあんなことをしなければ、こんなことにはならなかった...それくらい恨んでる人間が、一人いる」

たくっちスノー
「...それって一体」

その時だった、分厚いシャッターを何度もドンドンと叩く音が

イクサー3
「さっきのがまた来たよ!」

エストパルク
「...くっ、面倒な」

「ああそうそう!言い忘れてた!」

亜区里
「またか!今度は何の用だ!」

「今、お前のエリアの門を叩いているのは覚醒剤所持で逮捕された奴等だ」

エストパルク
「...覚醒剤」

「そして、その中には『奴』の姿もある...ぶっとばしたいだろ?あいつを」

エストパルク
「.....」

「さっさと倒してくれたらシャッターを開けてやるから、さっさと倒せ!さっさと!」

プツン...

たくっちスノー
「なんだったんだ...あいつ」

エストパルク
「...どうやら、私はお前達と戦わなくてはいけなくなった」

ダメタル
「そんなに憎いのか?その人間が」

エストパルク
「そうだ...彼さえいなければ、あの人は...」

black
「...ん?」


エストパルク
「正直、君たちを倒すのは気が引けるが...私のために、これからの為に...死んでくれ!!」

ゾンビ娘
「来るぞ!」

ザンシャイン
「くっ...許してくれ!エストパルク!」

【未完の英雄 エストパルク】

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.81 )
日時: 2018/05/22 16:14
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

エストパルク
「うおおおおっ!!」

たくっちスノー
「危なっ!!Pディフェンダー!!」

エストパルクの鉄拳をたくっちスノーは両腕で防ぐが、そのまま突き抜けていく

たくっちスノー
「ちょっ...なんて破壊力だ」

エストパルク
「まずは...お前から!!」ビュン!!

たくっちスノー
「させっかぁ!!」ポロッ

たくっちスノーは腰を大きく曲げることで首を外し、直撃を免れる

black
「そういえばお前、頭と体分離できるんだったか...」

ゾンビ娘
「デュラハンかお前は」

たくっちスノー
「ええ、頭はみぃ先輩で体はblackさんなんで...ま、初期設定の名残っすね」

ダメタル
「今度はこっちからだ...行くぞザンシャイン!」

ザンシャイン
「ああ!」

ダメタルとザンシャインはエストパルクに突っ込み、ラッシュを仕掛ける...エストパルクはそれを華麗に避ける

ダメタル
「とりゃあああっ!」

エストパルク
「ふっ!はっ!やっ!」

ザンシャイン
「流石エストパルクだ...我々の攻撃をもろともしないとは!」

エストパルク
「お前達は何故、アグリー十元倶を狙う?」

たくっちスノー
「そりゃよ...オモチャの世界は荒らされ、リアルワールドもこの有り様だ、貴方のトップが原因なら、それを潰さなくちゃならないんだ」

ダメタル
「...ファットマンやあんたみたいな奴がいると、やりにくいんだがな」

エストパルク
「...オモチャの世界のありとあらゆる不条理や理不尽な行為は皆、人間が悪い」

エストパルク
「それを知ったら...私も居てもたってもいられなくなったのだ!」ドンッ!!

エストパルクは一気にザンシャインとダメタルを吹き飛ばす

ザンシャイン
「くっ!!」

ダメタル
「ぐうっ!!」

エストパルク
「何が正しくて、何が間違っているのか、それはもうどうでもいい」


エストパルク
「勝負の先に、やらなくてはならないことがある...それだけだ!」

たくっちスノー
「...悔しいが、こいつ半端なく強いぞ!」

ダメタル
「英雄の称号は伊達ではないわけか...」

エストパルク
「決めさせてもらうっ!!」

ダメタル
「させるかっ!!」

ザンッ!!

ダメタルのフラッシュソードがエストパルクのマスクに当たり、綺麗に割れる

エストパルク
「...くっ、かわしきれなかったか」

ウールヴィア
「...えっ」

black
「これは...!!」

サビィ
「お、おい!エストパルク、その顔は...」


マスクが割れ、飛び出たエストパルクの素顔...

その顔は、まるで怪人のように醜いものだった。

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.82 )
日時: 2018/05/22 17:18
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

エストパルク
「...見られてしまったか」

亜区里
「この面は...!!」


「何?エストパルクのスタントマンってブサイクだったの?」


「そうじゃないだろ、どう見ても別のオモチャだろうが」パンッ!!

エストパルク
「別の...か、確かにそうだな」


エストパルク
「そう、私はエストパルクではない...エストパルクの肩書き、鎧、精神を受け継いだ...ただの怪人さ」

ゾンビ娘
「本物はどこにいった?」

エストパルク
「本物...少なくとも、私が知る本物は例の事件以降、デパートが全てのグッズを回収したから、二度と会えないだろう」

たくっちスノー
「.....」

イクサー1
「貴方の本当の名は?」

エストパルク
「ハスマンという怪人さ...もっとも、あの人にしか呼ばれたことはないけど」

ダメタル
「...なぁ、エストパルクに一体何があった?お前が恨んでる相手って」


エストパルク
「たくっちスノー...あの世界の神なら分かるだろう、20××年の×月、西尾晴彦という俳優が覚醒剤所持で逮捕された」

それを聞いてすぐにたくっちスノーは、世界の情報を調べる

たくっちスノー
「えーと...確かにそんな記録があった...ん?」

たくっちスノー
「西尾晴彦...主演『星海のエストパルク』...!?」

ダメタル
「...!!」

エストパルク
「そうだ...エストパルク役の俳優が薬物所持で逮捕されたんだ」

エストパルク
「そのせいでこちらも大幅にイメージダウン、不名誉なあだ名も付けられた」

エストパルク
「そして騒ぎが広がるのを恐れたテレビ局は、エストパルクの放送中止を発表...そのままグッズを撤収し、あの人は消えた!!」


ドンッ ドンッ ドンッ

シャッターを叩く音が、強くなる

エストパルク
「今、隣には薬物で捕まった奴が大勢いる...その中に西尾晴彦も居る」

エストパルク
「あの人は素敵なヒーローだった!怪人である俺も差別せずに、怪人とヒーローが手を取り合う社会を目指していた!なのに...あの人は何も悪くないのに...俳優のせいで...」

イクサー1
「...」

エストパルク
「彼が消えた後、俺はあの人の真似をして、エストパルクを演じた...あの人の願いを実現するために」

ダメタル
「それが、未完の英雄の真実...」

エストパルク
「分かるだろう?俺がどんなに悲しんだか、どれだけあの人が消えて、何も出来なかった自分を責めたか!」

エストパルク
「俺だけの問題じゃない!!リアルワールドにだって、星海のエストパルクのファンが居たはずだ!俺と子供達にとってのヒーローを...西尾晴彦という男が消したんだ!!」



エストパルク
「返せっ!!俺たちのヒーローを返せよっ!!なぁ!!!」

Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.83 )
日時: 2018/05/22 17:57
名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ドンッ!!ドンッ!!ドンッ!!

イクサー1
「.....」

ザンシャイン
「...出来ない、私には出来ない!!」

ザンシャイン
「悪人ではない貴方を倒すことなんて...私には出来ない!!」

ダメタル
「.....くっ」

エストパルク
「来ないのか...来ないのであればこちらから行くぞ!!たああああああっ!!」

たくっちスノー
「おっと!!」

たくっちスノー達は、エストパルクの攻撃を必死に避ける

ダメタル
「どこか...どこか、脱出出来る場所はないのか!?」

サビィ
「このシャッター、びくともしない!」

black
「また下に行ってみるか?」

ゾンビ娘
「あんな思いは二度とゴメンだ」

たくっちスノー
「じゃあ上から...とか?」

菖蒲
「いや、流石に上は無理だろ...飛べねぇし」

ボガン!!

上を見たたくっちスノー達は、エストパルクの攻撃に紛れて天井が揺れていることに気付く

亜区里
「な、なんか...揺れていないか?」


「そういえばなんか壊れる音もしてるね、工事中かな」


「エストパルク」

エストパルク
「支配人...何の用だ!」

「お前、そんなことの為に戦っていたんだな」

エストパルク
「なんだ【バン!バン!バン!】

シャッターの奥で、銃声が響く


エストパルク
「...えっ」

「さっきの話からして、西尾晴彦を殺すために戦ってるんだろうが、その程度の動機付けじゃ戦力もたたが知れている、実際数分も時間かけてるしな」

「だから、もう用住みだ...」

エストパルク
「...待て支配人!お前一体何を!!」

「まぁ、所詮打ちきりの負け犬ヒーローの偽物じゃこんなものだろう...残りの八人はずっと優秀なんだからな!」

プツン...

たくっちスノー
「あいつ...都合が悪くなったらすぐ切り捨てる気か!」

亜区里
(買うまでは興味津々、しかし買ってから期待外れと判断しすぐ捨てる...まさか奴は)


イクサー3
「ね、ねぇ!天井が崩れてない!?」

チヒロ
「このままじゃ下敷きに...!!」

たくっちスノー
「...この中でバリアを張れる人いる!?」

サビィ
「お、おうっす!」

たくっちスノー
「全力を出すぞ!!バリアー!!」

サビィ
「バリアー!!」

たくっちスノーとサビィが辺りにバリアを張る

...その直後、天井が崩れ、レジェンドエリアが崩壊した

.....

キリマ
「へぇ、こちらもキリマさんで」

「はい」

ズシィィィィンッ!!

【おや、何か崩れる音がしましたね】

キリマ
「事故か何かかなぁ」

【それはいけません...救助に行かなくては、行きましょうキリマ】

「はい」

キリマ
「あ、私も!」

...

「エス...ト..パル..ク」

「イクサー...3...」

「大丈...夫...すぐ...向こう、やる...」

「...がん...ばれ...」

【アグリー十元倶 残り8人? 】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【次回予告】

たくっちスノー
「な、なんで君が!?」

【お久しぶりです】

キリマ
「う、うわわ」


「明らかに人間じゃない奴が居るぞ」

ダメタル
「こんなオモチャ知らん」


『お前は誰だ?(AMZNZ)』

たくっちスノー
「そんなことより!エストパルクの姿が...」

「あいつはもういない」

たくっちスノー
「...!?」

次回、スーパーダメタル英雄嘆
【クトゥルフの超戦士】

イクサー1
「何故...何故貴方がここに居るのです!」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。