二次創作小説(新・総合)
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- スーパーダメタル英雄嘆(完結)
- 日時: 2018/10/05 09:44
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: XGjQjN8n)
「原作の魅力を出すためにヒーロー編、悪堕ち編と2バージョン式にしようと思うんだ」
「たくっちスノーの奴が過労死するからやめなさい」
【俺はお前なんかのオモチャじゃない】
どうもロストメイドウィンです
今回は最近ハマったフリーゲームに好みを混ぜ合わせた物を作っていきます
【注意】
『ダメタル英雄嘆』の一部ストーリーのネタバレ
独自解釈
イクサーとか誰が知ってんねん
パロディネタ
好みが混ざってる
もちろんマガイモノ
「鉄の刑法の名の元にお前を逮捕する!」
キリマ(シャドー様)>>22
リューウェン(Mirura@様) >>28
チヒロ(桜木 霊歌様) >>38
ウールヴィア(ルルミー様)>>39
目次 >>146
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ~正義を添えて~ ( No.9 )
- 日時: 2018/05/14 18:36
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第二話】
『ブレイクバトラー・グランイーグル』
サビィ
「先輩...悪いっすね、うちの怪人助けてくれてもらって」
ダメタル
「いや、怪人でも同僚みたいなものだからな...当然のことをしたまでだ」
サビィ
「ていうか、お客さん増えてないっすか?」
白
「まだまだ増えるよ」
サビィ
「お茶を用意するのが大変だなぁ...」
黒
「まぁそれはいい...メタル、さっきのは...」
ダメタル
「...サビィが言っていただろう、怪人のオモチャだからといって悪人だとは限らないと」
ダメタル
「時々、あんな風に罪のない怪人を襲う正義の心がないヒーローが出てくるんだ」
black
「怪人相手にストレス解消...か、何とも言えないな」
サビィ
「この世界の怪人の立場は酷いもんっすよ、俺みたいな悪の親玉はまだマシな方だけど、一話完結系のやられ役は...」
ダメタル
「雑用、嫌なこと、責任全てを『怪人だから』と押し付けられ、何かあったら『怪人だから』と切り捨てられる...この世は怪人に厳しい世界...だよな」
サビィ
「先輩に散々愚痴ってたからすっかり覚えたっすね」
黒
「怪人差別か...」
白
「でも、こればかりはどうしようもないよね?好き好んで怪人のオモチャとして生を受けたわけじゃないし」
サビィ
「そうなんすよねぇ...おっと愚痴っててもしょうがないか、他にも色々届いてるっすよ」
black
「ああ、今度は何処からだ?」
サビィ
「サーキットシティっす」
たくっちスノー
「サーキットシティ?」
ダメタル
「サーキットシティはその名の通り車のオモチャが住む街だ」
black
「車...スポーツカーのプラモにミニ四駆、ゼンマイカーにラジコン、そうとう規模の大きい街なんだな」
サビィ
「まぁそうだなぁ...えーっと、新発売したオモチャについてらしいっす、なんでも相手のマシンをぶっ壊すラフレーサーだとか」
ダメタル
「ラフレーサー...ヒールマシンか?」
サビィ
「いや...そこまでは流石に」
black
「次の目的地はサーキットシティか」
たくっちスノー
「時間かかる?」
ダメタル
「サーキットシティはヒーロータウンのすぐ近くだ」
たくっちスノー
「黒さん白さん、また消えてもらうけどいい?目立つから」
白
「いいよ、消えた状態で好き放題出来るし」
黒
「やめんか」パンッ!
ダメタル
(あ、ハリセンの音ってこれか)
~サーキットシティ~
「うわ、またあいつだ」
...どうして、なんでオレは皆と遊べないんだ
オレだって...
「やぁ!マシンの新入りって言うのは君のことか?」
...お前は?
「俺はリボル、レーサーの端くれさ、君は何て言うんだ?」
オレは...オレ...
グラン...イーグル...
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ~正義を添えて~ ( No.10 )
- 日時: 2018/05/14 21:55
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
~サーキットシティ~
サーキットシティは鉄で出来たジオラマコースと道路が張り巡らされ、その道をミニ四駆や電池マシンがビュンビュン飛び回っていた
black
「サーキットシティの名に恥じない走りっぷりだな」
「はは、そう思うだろ?」
ダメタル達の近くに、青いミニ四駆が走ってくる
「ヒーロータウンのメタルポリタンだろ?」
ダメタル
「知っているのか?」
「知ってるとも、デパートの人気者だから...あ、俺はリボルっていうんだ!」
たくっちスノー
「リボル?」
リボル
「ああ、リボルっていうのはアニメの主人公が付けた愛称で、本当は機体名がちゃんとあるんだけど俺はこの名前を気に入ってるんだ」
ダメタル
「なるほど...俺達は新しいオモチャを見に来たんだが、知らないか?」
リボル
「...それは、悪い意味でか?」
ダメタル
「....」
たくっちスノー
「...そのオモチャって、もしかすると君の友達なのかい?」
リボル
「そうじゃないけど...どうにも許せないんだ」
たくっちスノー
「許せない?」
リボル
「同じマシンなのに迫害する連中がな...あ、もちろんいい奴も居るんだよ!居るんだけど...」
ダメタル
「そのオモチャは何処だ?」
リボル
「たぶん、公園だろう...案内するよ」
black
「すまない」
...
リボル
「おーい、グランイーグル!居るんだろー?」
「...リボル?」
たくっちスノー
「...なっ!!このマシンは!!」
たくっちスノーは「新種のオモチャ」を見て驚愕する
そのマシンは目の前に針があり、タイヤにも小さな針が付いている、明らかに攻撃向きの装備だったのだ
black
「これは...」
リボル
「これのせいで皆、レースしたがらないんだよ」
グランイーグル
「...実際、走ったらマシンに突っ込んじまって」
ダメタル
「想像以上だ...その赤いペイント、間違いなく主役機...これは一体...」
たくっちスノー
「思い出した!!リボルさん、彼はレース用のマシンじゃないよこれ!!」
リボル
「なんだって!?」
グランイーグル
「えっ...」
black
「リアルワールドの神、何か思い出したか?」
たくっちスノー
「半年ぐらい前なんだけどね...ほらこれ。」
たくっちスノーは一枚のチラシを見せる
ダメタル
「...『バーストギア』?」
リボル
「車のオモチャが...押し合いをしている?」
たくっちスノー
「そう、バーストギアっていうのはレースをするのでなくマシンをぶつけあうオモチャなんだ...」
黒
【白、このカタログの部分を見てみろ】
白
【あ、これこいつじゃない?色々種類あるんだね】
グランイーグル
「オレは...戦闘マシン...」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ~正義を添えて~ ( No.11 )
- 日時: 2018/05/14 23:14
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ダメタル
「...待て、そのチラシは半年前と言ったな?」
たくっちスノー
「うん、間違いないよ」
リボル
「...なんで、今更新しいオモチャとして入荷してきたんだ?」
たくっちスノー
「それに...見て、このカタログ。」
たくっちスノーは黒達も見ていたカタログの部分に指を伸ばす、そこには三機のバーストギアが載っていた
リボル
「これが何か?」
たくっちスノー
「その...バーストギアシリーズはこの三機で発売が止まっているんだ」
グランイーグル
「なっ...」
黒
【何?】
リボル
「...それは、怪しすぎるな」
ダメタル
「中古品...にしては傷もなく新品のようにピカピカだ」
black
「...なんだかおかしな自体になってきた」
グランイーグル
「お、オレは...オレは...!?」
リボル
「ま、まぁ落ち着けよ、オイルでも飲んで頭を冷やそうぜ」
グランイーグル
「あ、ああ...悪い、リボル。」
たくっちスノー
「...自分等もなんだかこんがらかってきた、情報をまとめよう」
black
「ああ...」
ダメタル
「この街の酒場はどこだ?」
リボル
「あっち」
...
たくっちスノー
「えーと?情報をまとめると?サビィさんによればマシンをぶっ壊すラフレーサーが現れていると」
ダメタル
「そのラフレーサーは新しいオモチャ...そしてオモチャに新しく置かれたのはマシンで相撲するバーストギアという商品」
black
「だが...バーストギアは半年も前の商品、のはずなのにグランイーグルは新品のように輝いている」
リボル
「...普通に考えると、他の商品とかかな」
たくっちスノー
「他か...何があったっけ」
ダメタル
「えーと...チラシによるとNo.1が『炎型』グランイーグル、No.2が『嵐型』サイクロンシャークだ」
black
「No.3は?」
黒
「『岩型』ボルテックパンサーが発売予定って書いてある...」
白
「あっ(察し)」
ダメタル
「グランイーグルがあるなら、サイクロンシャークも何処かに居るだろう」
たくっちスノー
「そいつがラフレーサーの正体ってことか!」
ダメタル
「...お前達の仲間に探し物が得意な奴は居るか?」
black
「相手がマシンならよく動いてくれるだろう...たくっちスノー」
たくっちスノー
「はい、ステルス解除!」
たくっちスノーはスイッチを押し、三人目の...紺色の髪をした少女のステルスを解除する
紺
「初めまして、ボクは紺です」
黒
「紺、早速だがお前に調べてもらいたいものが...」
紺
「はい、先ほどの話は全部聞いてましたよ」
【システム スキャンモード】
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ~正義を添えて~ ( No.12 )
- 日時: 2018/05/15 07:32
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
サーキットシティ、廃工場近くのコースでは...
サイクロンシャーク
「シャアアアアーーーッ!!」グルンッ!!
「ぐわあああっ!!」
たくっちスノー達が探している二番目のバーストギア、サイクロンシャークがミニ四駆達をなぎ倒していた
「だ、大丈夫かジェットビー!?」
「ううっ...モーターをやられた」
「何!?...貴様!!」
サイクロンシャーク
「俺様はサイクロンシャーク、バーストギアの帝王!俺様を倒したいのであればグランイーグルを呼んでくるんだな...」
「何を!?あんなお前みたいな暴れん坊、誰が連れてくるか!」
サイクロンシャーク
「ほう?」
「ここはレースカーの街!レースのオモチャはレースで勝敗を決する!お前もここに来たなら分かっているだろう!」
サイクロンシャーク
「そんなもの知らないな...車のオモチャがみんなくだらないかけっこをすると思ったら大間違いだ」
「なんだと!?」
サイクロンシャーク
「もう一度言う、俺様を倒したいのであればグランイーグルを呼んでくるんだな」
「.....」
「なぁ、グランイーグルを...」
「ダメだ!レースの魂を知らない暴れん坊なんかには...」
リボル
「お前達!」
サイクロンシャーク
「ん?」
「あっ...リボル!!」
たくっちスノー
「紺さんのスキャン機能すげぇや!あっという間に見つかった!」
紺
「サーキットシティに残ってて良かったですよ...」
ダメタル
「マシンを破壊して回るサイクロンシャークとはお前だな?」
サイクロンシャーク
「なるほど...お前は隣町に居るヒーローフィギュアとやらか、それに...グランイーグルまで来てくれたか」
グランイーグル
「サイクロンシャーク...」
サイクロンシャーク
「本来俺達は善と悪の関係にあるが、オモチャとしてはそんなの関係ない...仲良くしよう、我が同胞」
リボル
「グランイーグルはお前みたいな壊し屋じゃない!」
サイクロンシャーク
「レースマシンには分かりはしない!俺様とこいつの苦難と悲しみを!」
グランイーグル
「苦難と悲しみ...?どういうことだ?」
サイクロンシャーク
「知りたいのであれば、俺様と戦うのだ、グランイーグル!」
グランイーグル
「何っ!?なんで同じオモチャ同士で戦う必要がある!」
紺
「バーストギアってそういうオモチャなんですけど」
サイクロンシャーク
「...そうだ、どうせならお前達もかかってこい、暇潰しになる」
リボル
「良いだろう...俺達が勝ったら、もう破壊屋はやめてレーサーになるんだ!」
サイクロンシャーク
「良いだろう、ただし俺様が勝ったら金輪際バーストギアに関わるな」
ダメタル
「良いだろう...サイクロンシャーク!鉄の刑法の名の元にお前を逮捕する!」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ~正義を添えて~ ( No.13 )
- 日時: 2018/05/15 08:34
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
サイクロンシャークはグランイーグル達を底の深い円形コロシアムへと連れていく
サイクロンシャーク
「バーストギアにはバーストギアのバトルフィールドがある...さぁ、戦おうグランイーグル、リボル...そしてヒーロー達!!」
グランイーグル
「...こうやって戦うのは初めてだが、オレは負けたくない!いくぞサイクロンシャーク!」
黒
「次の相手はマシーン系か、奴の攻撃をかわしながらのカウンターで攻める方針で行こう」
black
「ああそうそう今日はKARASAWA置いてきたから」
黒
「えっ」
サイクロンシャーク
「隙アリッ!!」
黒
「危なっ!」
サイクロンシャークは一目散に黒達の方へ突っ込んでくる!
たくっちスノー
「おい、まだスタートとか言ってないぞ!」
サイクロンシャーク
「そんな合図など必要ない!時間がないのでな!」
ダメタル
「フラッシュソード!」
たくっちスノー
「ブラックスプレッド!」
サイクロンシャーク
「遅い!」
サイクロンシャークはダメタル達の攻撃を難なく追い越しながら再度迫る!
ダメタル
「奴のスピードが俺たちの攻撃を遥かに上回っている!」
リボル
「あれだけの速さがあって、なんで壊し屋に...」
サイクロンシャーク
「行くぞグランイーグルッ!!シャアアアアーーーッ!!」
リボル
「来るぞイーグル!モーターを回せ!」
グランイーグル
「あ、ああ!!」ギュルルルルル!!
グランイーグルはサイクロンシャークと正面からぶつかり、火花を散らす!
サイクロンシャーク
「凄い馬力だ...あのマシン達とはずっと違う!それでこそグランイーグル!!」
グランイーグル
「サイクロンシャーク...オレはお前に聞きたいことがある!!」
グランイーグル
「半年前に作られたオレ達が、何故今更新品のオモチャとしてここに置かれたのかをお前は知っているのか!?」
サイクロンシャーク
「...お前もその事を疑問に思っていたか、しかしそれを知る必要はない」
グランイーグル
「何!?」
サイクロンシャーク
「何故なら勝つのは俺様だからだ!サイクロンアタァァァァック!!」
サイクロンシャークは突如回転し始め、勢いでグランイーグルは斜面に叩きつけられる!
グランイーグル
「うわっ!!」
紺
「イーグルさん!」
グランイーグル
「大丈夫だ...なんともない」
black
「驚いた...まさか自らの意思で回転するオモチャが存在するとは」
サイクロンシャーク
「アレを耐えたオモチャはお前が初めてだ...褒美としてもう一度だ!シャアアアアーーーッ!!」
白
「来るよ」
ダメタル
「白!お前が持っていた武器を奴に投げ付けてみろ!」
白
「なんで?」
ダメタル
「とにかく投げるんだ...俺の合図に合わせろ」
サイクロンシャーク
「シャアアアアーーーッ!!」
ダメタル
「1、2...」
白
「3」ビュンッ!
ダメタル
「待て、少し早い!」ビュンッ!
ダメタルはフラッシュソードを、白はバールのようなものをコロシアムに向けて投げ飛ばす
サイクロンシャーク
「もう一度くらえ!!サイクロンアタック!!」
グランイーグル
「くっ...」
サクッ
その時、柔らかいコロシアムに先ほど投げたバールのようなものとフラッシュソードが突き刺さる
グシッ!!
サイクロンシャーク
「ギャアアアッ!!」
プラスチック製のサイクロンシャークは鉄製のバールのような物に勢いよくぶつかり、武装がグシャグシャになる!
白
「ね?セーフでしょ」
ダメタル
「悔しいが...成功しただけに文句も言えない」
グランイーグル
「今だ!」
グランイーグルの表面アームが鳥の爪のように変形しサイクロンシャークを掴む!
リボル
「グランイーグルにあんな機能が!?」
グランイーグル
「うおおおおおおお!!オレは勝つっ!!!」ガリガリガリガリ!!
サイクロンシャーク
「うおおおおおおおお!!」
捕まれたシャークは走ることも出来ずコロシアムの斜面に削るように叩きつけられる!!
black
「主人公機のやることじゃない」
紺
「いけません!このままでは完全に壊れてしまいます!」
リボル
「イーグル、止まるんだ!!」
グランイーグル
「...え?」
リボル
「サイクロンシャークは...もう戦えない!!見ろ!」
サイクロンシャークは斜面に抉られタイヤは潰れ、フレームは削られシールはズタズタになっていた
サイクロンシャーク
「...分かっただろう、俺達がどんなオモチャなのか...なぁ、同胞」
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