二次創作小説(新・総合)
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- スーパーダメタル英雄嘆(完結)
- 日時: 2018/10/05 09:44
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: XGjQjN8n)
「原作の魅力を出すためにヒーロー編、悪堕ち編と2バージョン式にしようと思うんだ」
「たくっちスノーの奴が過労死するからやめなさい」
【俺はお前なんかのオモチャじゃない】
どうもロストメイドウィンです
今回は最近ハマったフリーゲームに好みを混ぜ合わせた物を作っていきます
【注意】
『ダメタル英雄嘆』の一部ストーリーのネタバレ
独自解釈
イクサーとか誰が知ってんねん
パロディネタ
好みが混ざってる
もちろんマガイモノ
「鉄の刑法の名の元にお前を逮捕する!」
キリマ(シャドー様)>>22
リューウェン(Mirura@様) >>28
チヒロ(桜木 霊歌様) >>38
ウールヴィア(ルルミー様)>>39
目次 >>146
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.119 )
- 日時: 2018/05/26 13:20
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
...
「おい、起きろ」
たくっちスノー
「ううん...?」
black
「おい、さっさと起きろ」
たくっちスノー
「はいっ!!...あれ、blackさん?」
ダメタル
「うっ...ここは?」
black
「あの空間の一歩手前だ」
たくっちスノー
「えっ!?」
気が付くとたくっちスノー達は、ゼットエンドの居た空間に繋がる扉の前で倒れていた
開きっぱなしの扉に空間は無く、奥の廊下を写す
ザンシャイン
「これは一体...ゼットエンドはどうなった!?」
black
「ああ、死んだよ」
イクサー3
「えっ!?ど、どうやって?」
black
「空間ごと奴をスクラップにしてやった」
ゾンビ娘
「待てや」
black
「奴にはあれくらいやるのがちょうどいいだろ」
ゾンビ娘
「そうじゃない、お前の言う通りならあの空間もろとも私達も潰れているだろ」
black
「それに関しては心配いらん、ちゃんと全員分のふっかつのじゅもん唱えておいたから」
サビィ
「えっ、脱出させたとかそういうのじゃないの!?実際に死んだの!?」
ダメタル
「一回死んで生き返るってこういう感じなのか...」
black
「まぁ、奴は倒せたんだし結果的にオーライで...うっ」
blackは立ち上がろうとするが、体がふらつき壁にもたれる
black
「うっ...数百年ぶりに本気を出したから体が脆くなってきたか」
白
「大丈夫?」
black
「大丈夫、冷えピタ貼ったらすぐ治るから」
ダメタル
「black-snow...たくっちスノー以上に、不思議な男だ」
たくっちスノー
「そりゃそうだよ、あの人自分より強いんだから」
たくっちスノー
「自分より強いひとは時空に沢山いるけど、皆変人だからね」
ダメタル
「あんなのがまだ沢山いるのか...勘弁してくれ」
黒
「だが、なんだかんだで十元倶を半分も倒したのか」
紺
「ですが...残りの五人の中には、あの石動さんが...」
たくっちスノー
「石動のことは自分も考えるとして...さ、別のエリア行こう」
ガング
「ティー君...」
たくっちスノー
「ガング君...ごめんね、ダサい所見せちゃって」
ガング
「ううん、あの海斗という少年...いいオモチャになりそうだなーって」
たくっちスノー
「...ははは!ガング君はブレなくて安心するよ!」
亜区里
「貴様...あれだけのピンチのなか、ずっとオモチャの事しか考えてなかったのか」
ガング
「皆オモチャにしか見えないんだもん」
black
「全く、これだからお前の友人は...」
...
イクサー1
「たくっちスノーさん」
たくっちスノー
「どうしたの?」
イクサー1
「何故貴方は...彼がゼットエンドを殺すのを止めたのですか?」
たくっちスノー
「...貴方がそんなことを言うなんて」
イクサー1
「殺すことに躊躇いがあることは私にも分かります、ただ...あの時の貴方の顔は、そんな風には見えなかった...一体何故?」
たくっちスノー
「何故...ですか、これは不死身であるが故の考えだと思うんですけど」
『一回死んだだけで許されるなんて...そんなの嫌でさ』
『多分、blackさんが手っ取り早い方法を使っていなかったら...ゼットエンドの心を壊していたかもしれないです』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【次回予告】
富男
「半分やられただと!?」
石動
「はっはっは...やるねぇ!」
富男
「どいつもこいつも、役立たずばかりじゃないか!」
石動
「俺に愚痴られてもしょうがないだろ」
富男
「どうしてだ...どうして、亜区里逆間に勝てないんだ!!」
石動
「...ああそうだ!いい方法があるぜ?」
次回、スーパーダメタル英雄嘆
【心の無い紛い物】
石動
「全て筋書き通りだ」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.120 )
- 日時: 2018/05/26 13:21
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第二十話】
『心の無い紛い物』
石動
「ありゃ、ゼットエンド負けたのか」
富男
「...ば、バカな!?ゼットエンドはオモチャの世界の犯罪王だぞ!!」
石動
「ん、どれどれ...ははあ!black-snowが居たのか!こりゃ一本取られたな」
富男
「black-snow....なんだ、それは!?」
石動
「時空に生きるメイドウィンの中ではランキング100の中に入り込むくらい強い奴だ」
石動
「おっと、これは単なる100じゃないぞ?アニメやゲームの数だけメイドウィンがある、すなわち一万、いや軽く1億を越える数のメイドウィンがいる」
石動
「ダメタル世界のメイドウィンはまだ見たことがないが、お前が想像しているより遥かに強い、ってことは付け加えておく」
富男
「余計なお世話だ...」
石動
「ははは、試練で人間をオモチャやクトゥルフにするはずだったんだろ?全人類を捕まえても、肝心なあいつらがやられなきゃ意味無いか」
石動
「えーとファットマン、エストパルク、イクサー6、クリスポリタンにゼットエンド...やっば、こっちもう半分はやられてるじゃん!」
石動
「えーと残りは...4人か、お前を含めて十元倶だからな」
富男
「このままでは俺の計画が...」
石動
「そういや、あんたは亜区里逆間へ復讐をしたいそうだが、そりゃまたなんで?」
富男
「聞きたいのか?」
石動
「スポンサーなら聞く権利くらいはあるはずだぞ?」
富男
「...惣一、俺はオモチャ作りの才能がないわけじゃない」
石動
「ほんとかよ?」
富男
「ああ...俺はただ...」
『金にならないことはやりたくないだけなんだよ』
...
亜区里
「さっき、せがれにオモチャ作りの才能はあったのかと聞いたな」
チヒロ
「はい」
亜区里
「...才能自体はあったよ、ワシから見ても悪くないと言い切れるほどのオモチャを、奴は作れた」
亜区里
「だが、奴は金の亡者だった...目先の金にのみ拘わった結果、経営が傾いて最悪破産しそうに...あいつめ」
ダメタル
「金の亡者?どういうことだ」
亜区里
「メタルポリタン、バーストギアというオモチャの話をワシにしたな」
亜区里
「聞き覚えがあり、調べてみたが...バーストギアを作ったのは富男だった」
ダメタル
「あいつがバーストギアを!?」
亜区里
「バーストギアは少し遊ぶだけでオモチャが壊れ、使い物にならなくなるのだろう...富男があんなミスをするはずがないとバラしてみたところ...」
亜区里
「奴は『わざと』壊れやすいように設計していたんだ...!!」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.121 )
- 日時: 2018/05/26 15:19
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
石動
「へー、ぶつけ合うミニ四駆!」
富男
「そう...『バーストギア』だったか、著作権をよその会社から格安で奪い、ギリギリ子供が怪我しないレベルの武装で、数回遊んだらダメになるような素材で作り上げた...それがバーストギアだ」
石動
「プライドとかないんだな、お前」
富男
「プライド?最低限商品として売れるだけマシだと思ってほしいよ」
石動
「そんなすぐダメになるようなポンコツ売ったら、クレーム来るだろ?」
富男
「クレーム?金があるだろ金、文句言う暇あったら買い換えればいいだろ、たったの800円だぞ?」
石動
「がめついねぇ~!そんなに金が大事なんだ!」
富男
「そりゃそうだろ、俺だって使いたいことがあるからな、ゴルフに、プールに、カラオケに...!!」
石動
「ふーん、遊ぶ金欲しさって奴ね」
富男
「俺がオモチャを作ったんだ、俺の金だぞ?子供が遊ぶオモチャで稼いだ金で俺も遊ぶ、それの何が悪いって言うん...だっ!!」ドンッ!!
富男
「なのに親父...亜区里逆間は...!!『貴様にオモチャを作る資格など無い!!』と社長の座を奪い取った!!」
富男
「社長が金を求めて何が悪いって言うんだ!!」
石動
(使い方じゃないかな~)
石動
(でも...こいつは利用できそうだ)
...
亜区里
「と、そういう奴だった」
ダメタル
「なんと言うか...自業自得だな」
白
「『手段』が『目的』になっちゃいけないって奴かな」
black
「そういうことじゃないと思う」
たくっちスノー
「リアルワールドも大変なんだな...」
亜区里
「自分の世界の事じゃないか」
たくっちスノー
「リアルワールドの知り合いってあまり居なくて...」
ガング
「お金かぁ...そんなにお金って欲しいかな」
ゾンビ娘
「金がないとオモチャは作れないぞ」
ガング
「材料費は考えるけど...自分で使うっていうのが理解出来なくてねー」
チヒロ
「ガングさんがお金使ってるところ見たことないです...」
リューウェン
「無欲というのも、逆に不気味だが...」
亜区里
「どうだかリューウェン、元々お前はいつの間にか作られた商品用じゃないオモチャだ、特にお前みたいな精巧品を作れるなど...」
ガング
「やだなー社長、本当にお金なんて興味ないんだってば」
ガング
「僕が好きなのは、あくまでオモチャ作り...なんだよ」
黒
「...おい、このエリアは通ってなかったよな?」
たくっちスノー
「ん?」
扉の先には...『パペットエリア』と書いてあった
たくっちスノー
「ここはまだ見ていないな...よし、行こうか皆」
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.122 )
- 日時: 2018/05/26 16:16
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
パペットエリアの中は、沢山のマネキンと人形が戸棚に並んでいた
ダメタル
「人形...か」
サビィ
「俺たちフィギュアとは似て異なる存在っすね」
白
「こういうのって突然動いたりするよね」
黒
「変なこと言うな、口縫い合わすぞ」
ゾンビ娘
「マネキンの他に指人形、操り人形に着せ替え人形まであるな」
リューウェン
「む...日本人形まである」
イクサー3
「どれもよく出来てるね」
亜区里
「うむ...こういう人形は子供はもちろん大人も喜ぶだろうな」
チヒロ
「...あれ?ガングさんガングさん」
ガング
「え?何々?」
チヒロ
「あれ見てください」
たくっちスノー
「ん...あれって!!」
奥のガラスケースには...青くてブリキ人形が展示されていた
ダメタル
「おい...このブリキ人形って!!」
ザンシャイン
「知り合いなのか?」
紺
「ええ、確かガングさんに初めて会ったとき、社長を連れてきた...」
black
「ブリキ君...だったか」
たくっちスノー
「お、おいブリキ君!しっかりしろブリキ君!28号!」
ガング
「どうしたのかな...電源切れてるの?」
チヒロ
「...あっ、思い出した...これは...」
サビィ
「どうしたっすか?」
チヒロ
「これまでの数年間...ガングさん、僕にオモチャ作ってくれましたよね?」
ガング
「うん、何かを見て思い付いたオモチャ...大体はチヒロ君にあげてたね」
たくっちスノー
「へぇ」
チヒロ
「ここにある人形...覚えてる...これ、ガングさんが僕に...」
たくっちスノー
「え?」
ガング
「あー...そういえば、ブリキ君以外にも見覚えのあるオモチャもあるね」
ダメタル
「...何!?」
亜区里
「これを、ヘボ職人が作った...!?」
「そうだ、これは全部...お前の物だ」
「そうそう」
たくっちスノー
「...!!この声は!!」
パペットエリアの天井から...双子の少女が降りてくる
ゾンビ娘
「お前は...黒と白のマガイモノ!!」
ガング
「えーと...何て名前だっけ」
たくっちスノー
「オウとエンだよ!」
ガング
「あーそうそう!」
黄
「...はぁ、生みの親に名を忘れられるとはな」
縁
「しゃーないよ自称なんだし」
ガング
「どこ行ってたの?ブリキ君はなんでガラスケースに」
黄
「どこ...か、そんなことを聞く暇はない」
縁
「アグリー十元倶の敵になったんだからちょっと死んでね」
ガング
「ほて?」
【人形姉妹 黄&緑】
- Re: スーパーダメタル英雄嘆 ( No.123 )
- 日時: 2018/05/26 17:10
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
黄
「縁」
縁
「はいはい」
緑は黄の両腕を取り外し、チェーンソーのようなアームを取り付ける
黄
「オリジナル!これが私の新たな力だ!」ブオオオオオオンッ!!
黒
「ちっ...やはり狙いは私か」カァオッ!!
黄のチェーンソーアームが届く前に、黒はKARASAWAでアームを撃ち抜く
黄
「ちっ...!!」
黒
「人形風情が私に勝てると思うな」
白
「見かけないと思ったら、十元倶になってたんだ」
縁
「あのガングっておっさんは探さなかったの?」
白
「びっくりするくらい話題を出さなかった」
縁
「マジか」
白
「マジマジ」
ダメタル
「確かにそうだ...言わなかった俺達も俺達だが、忘れていたのか?」
ガング
「無くしちゃったのかなとは思っていたけど」
黄
「無くした...か」
たくっちスノー
「ガング君、今の言い方は良くなかったよ」
ガング
「え?」
黄
「...まぁ、いいさ」ギリッ
black
「お前達もアグリー十元倶に入ったのか」
縁
「黄がどうしてもオリジナルとケリ付けたいって言うからさ」
黄
「ああ...偽物相手の不戦勝など、私のプライドが許さんのでな」
亜区里
「...ヘボ職人、お前も面倒なマガイモノを作ったものだ」
ガング
「僕はただ...黒さんが綺麗だからお人形を作りたいなって思っただけで...」
黄
「...そうだ、そういうのが気に食わないんだ」
ガング
「ええ?」
黄
「何かとオリジナル!オリジナル!オリジナル!貴様の頭はオリジナルを見ることしか頭に無いのかっ!!!」
ガング
「な、何、突然機嫌悪くなったよ!?」
たくっちスノー
「あー、なるほど」
ダメタル
「そういうことだったのか」
ザンシャイン
「どういうことです」
ダメタル
「嫉妬だ」
ザンシャイン
「ああ...」
ダメタル
「いいかザンシャイン、何かと比較されて言われることほど屈辱的な事はない」
イクサー1
「貴方がそうだっただけでは...」
ダメタル
「...否定はしない」
ガング
「嫉妬?オモチャが?」
たくっちスノー
「...ガング君、彼女達はオモチャである以前に、『心のあるマガイモノ』生き物なんだ」
たくっちスノー
「黄は意思を持ち、君に振り向いてもらいたくてこうやって敵になっているんだ」
たくっちスノー
「ガング君、僕は君の友達であり...マガイモノなんだ、分かってくれ!!」
ガング
「...?」
黄
「いいんだ、マガイモノの王」
たくっちスノー
「...黄」
菖蒲
「なんだか、あいつに同情してきたな」
イクサー3
「どうにか、止める方法は無いのかな...」
黄
「オリジナル...お前を倒せば、ガングは...父さんは私の事を見てくれるはずなんだ!!」
黒
「お前...」
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