*:..。o○ 恋色CHANGE ○o。..:* 作者/柚(★`o口o*)  ◆IHLbs/YhoA

いくら何でも酷くない――?


人の彼氏奪うなんて、貴方は許せますか――?


気づけばどんどん離れて行ってて――。


恋を結ぶ糸はほどけるばかりか消えていく――。


貴方はそれを耐えていることはできますか――。


私は耐えられない――。


 愛 す る 人 が 離 れ て い く の を ――――― 。

*Story11*



今日は修学旅行が会ったので、二日間お休み。


修学旅行は四日会って、元の姿に戻れてるのは一週間って事は、休みが終わって学校行って、


次の日起きたら純の姿って事か・・・。


突然、頭の中にこの前のことが浮かんだ。そう、美紅都の事だ・・・。


いとこで、血のつながった人間だったのに・・・仲良しだったのに・・・。


人の彼氏を奪おうとするなんて、いくらなんでも酷すぎる・・・。


そうだ、純に話そう!あっ、でも「何で俺をしんようしてくれないんだ」って言われたら・・・。


逆に怒っちゃうよね・・・。


そんな事を考えていると急にベルが鳴った。インターホンだ。


きっと誰かが来たのだろう。両親はいないので自分で外に出た。


「毎度!遊びに来たでぇ!」


やって来たのは拓哉一人だった。何で自分の家を知っているのだろうか・・・。


教えた覚えはないのに・・・。私は聞いた。


「何で私の家知ってるの・・・?」


私が聞くと、拓哉は笑って答えた。


「愛奈に聞いたんや!じゃ、とりあえず邪魔すんで~。」


愛奈が教えたんだ・・・なんだかほっ、とした気分になった。


拓哉はにこにこしながら家に入った。


「わぁ、広いなぁ・・・。あれ・・・?親はおらんの?」


拓哉は少し驚きながら言った。


「あっ、お父さんは医者だから・・・。お母さんはアメリカに出張中。」


拓哉は驚いたような顔で質問してきた。


「母さんアメリカって・・・何しにいっとんねん?」


私は答えた。


「お母さん。ファッションデザイナーなんだ。だからほとんど家にいないの・・・。」


そう、ほとんど居ない。だからそんなに母親との記憶はない、父親とも・・・。


「まぁ、とりあえず、何でここに来たの?」


拓哉は真剣な顔をして言った。


「自分。美紅都っちゅう奴気にくわへんねん。」


いきなりの爆弾発言。あまり意味がわからなかった。


「何で・・・嫌いなの?」


拓哉は答えた。


「あいつが居ったら嫌な予感がすんねん!自分、結構たまにやけど予感とかあたんねん。だから・・・。」


あてにならない予感だ・・・。でも、確かに自分でもそんな気がする。


考えるだけで、背筋がぞっとするんだ、嫌な事が起きるに違いなかった・・・。


嫌、起きたんだ・・・。これから先、思いもしなかった事が・・・。