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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊112＊
リクヤ
「...っ、ここは」
メイドウィン？
「気がついたか」
リクヤ
「あっ、さっきの...えーと」
リクヤ
「名前なんだっけ」
メイドウィン？
「俺の名前のことなんて別にいいだろうが！」
メイドウィン？
「...だが、コレでお前もおしまいだ」
リクヤ
「何！？」
メイドウィン？
「例え消せなくなっても、一般人との一対一のタイマンなら勝てなくはない！」
メイドウィン？
「覚悟しろ...カイドウ・リクヤ！！」
リクヤ
「くっ...」
リクヤ
(俺はどこまで落ちたんだ？どこか抜け穴は...)
メイドウィン？
「逃げ道を探そうたって無駄だ！俺はメイドウィンブラストとして自由に穴を開けたり閉じたりすることが出来る！」
メイドウィン？
「本来は超必殺技みたいな扱いのメイブラだが、穴を開けるという単純な能力故に自由に使うことが出来るんだよ！」
リクヤ
「くっ...」
リクヤ
(恐らくだが...あの穴を開ける力は生き物にも通用するだろう)
リクヤ
(メイドウィンは万能と言っていた...あれだけの事が出来て、俺へ穴が開けられないはずはない)
リクヤ
(開けられたら確実に死ぬ！それまでにあいつを倒さないと...！！)
メイドウィン？
「お前...俺に穴を開けられる前に、俺を倒そうだなんて考えていないか？」
リクヤ
「...！！」
メイドウィン？
「考えるだけ無駄だ...お前は死ぬ！」
メイドウィン？
「メイドウィンである俺が言うのだから、間違いな...」
リクヤ
「くらえ！！」
ﾌﾞｰﾝ
メイドウィン？
「ちょっ、おい！！」
リクヤは大きな石を投げつけるが、すぐさまメイドウィンによって穴を開けられ、すり抜けていく
リクヤ
「ちっ、石をぶつければ死ぬと思ったけど」
メイドウィン？
「こいつめ、まさか不意討ちしてくるとは...それも石という殺人事件みたいな物体を投げつけやがって！」
メイドウィン？
「メイドウィン殺人事件とかいうSSでありそうで今まで無かったネタを展開させる気かお前！！」
リクヤ
「あ、俺がやらなくてもイスナさんが殺してましたよ」
メイドウィン？
「えっ」
リクヤ
「今だから言うけど、ソラミ姫もナイフ持って暴れたよ」
リクヤ
「なんでもあんたを殺すためのものとか」
メイドウィン？
「えっえっえっ」
リクヤ
「隙あり！！」
メイドウィン？
「あっ、また石投げてきやがった！！」