完結小説図書館
作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～ 100～ 110～ 120～ 130～ 140～ 150～ 160～
＊126＊
「結婚か...俺も考えないとなぁ」
「お前もそういうこと考えるのか？」
「当たり前だろ男なんだから、独身貫こうなんて考えねぇよ」
「だろうなぁ」
「お前はどうするんだよ？」
「え、俺か？...そうだな、俺はまだ...」
「忘れられないのは分かるけどさ、もう少し...」
たくっちスノー
「戦兎！万丈！」
「あっ、たくっちスノー！久しぶりだな！」
ビッグゴールド
「...万丈龍我、時空ヒーローか」
「え？何お前俺を差し置いてヒーローになってんの？」
「うっせぇ！世界飛び歩いてたら自然にそう呼ばれるようになったんだよ！」
ビッグゴールド
「というか...この式、お前の知り合いばかりだな」
たくっちスノー
「しょうがないじゃん、リクヤの知り合いは父とあの友人二人だけだし、ソラミ姫に関してはこの間の結婚式の通りだしね」
ビッグゴールド
「それもそうか...」
「親戚とかそういうのいないのか？」
たくっちスノー
「親戚関係とか覚えてるのなんて貴族以上ぐらいなんだってさ」
ビッグゴールド
「そういうものなのか...」
たくっちスノー
「まぁ、僕もさ...『ある人』に言われて兄や姉が生きてることを知ったし」
「マジかよお前」
たくっちスノー
「しょうがないだろ！？だって失敗作が生きてるなんて思わないもの！！」
たくっちスノー
「自分だって生きてると言い切れない状況だったし！」
「...まあいいか」
たくっちスノー
「で、どうしてここに？」
「プロジェクトビルドの一環さ、こんな珍しいもの参加しないわけにはいかないだろ！」
たくっちスノー
「ってことは...氷室首相も」
「いる...」
たくっちスノー
「ええ...結婚おめでとうなんて書いてあるシャツ着てくるかなぁ」
「いやいや、流石に幻さんでもネチケットとかマナーとか考えるでしょ」
たくっちスノー
「だといいけど...」
ビッグゴールド
「ティー、フネイ・ソラミの姿を見に行かないか」
たくっちスノー
「ああ...ていうかあんたもティーって呼ぶようにしたんだな」
ビッグゴールド
「七文字の名前をいちいち呼ぶと文字数稼ぎみたいに見えるからな」
たくっちスノー
「お前だって七文字だろうが」
たくっちスノー
「まあいいか、んじゃ嫁さんを見に行くかね」
「ああ、じゃあな！」
...
「で、結ばれたカップルはどんな奴なんだろうな？」