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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊142＊
金の語り部
「リクヤはいつものように世界の治安を確認し、王としての仕事を済ませようとした時の事だ」
リクヤ
「.....ん？なんだ、うわっ！？」
金の語り部
「突如、リクヤの周囲は暗黒に包まれていく...これは、奴か」
リクヤ
「な、何だ！？誰の仕業だ」
「こっちだよ」
リクヤ
「！？」
金の語り部
「リクヤの後ろから黒い生物が飛び出す」
金の語り部
「その姿は...メイドウィンとなったリクヤにとっては名前だけ伝説となっている時空三大犯罪者が一人、シャドー・メイドウィン・黒影だった者、『名無しの怪物』」
名無しの怪物
「.....」
リクヤ
「そうだった...あのメイドウィンが言ってたがあいつ生き返ったんだった...」
名無しの怪物
「.....新しいメイドウィンっていうのは、これか」
リクヤ
「...ニツ・フリーダさんと、たくっちスノーさんを作った...マガイモノメイカー」
名無しの怪物
「うん...さっきはたくっちスノーに会ってきたよ」
名無しの怪物
「皆、皆変わらないよ...だから、全部を...」
名無しの怪物
「裏切った全てを俺色に染め上げる」
ｻﾞｻﾞｯ!!
金の語り部
「くっ...ノイズか！あのマガイモノめ余計なことを...」
....
ｻﾞｻﾞｯ...
....
ｻﾞｻﾞｯ...
金の語り部
「音すら拾えないか...いや、何か聞こえるな」
...
『俺が...お前...の手に...れば、ソラ...も...世界も、お前...排除されるんだ...？』
金の語り部
「もう少しブレを緩めてみるか」
リクヤ
「分かった……！ お前の、手下になろう……！」
金の語り部
「！」
名無しの怪物
「いいんだよ、それで」
名無しの怪物は液体のように消えていき...やがて視界も元に戻る
金の語り部
「.....」
リクヤ
「......」
リクヤ
「くっ...俺のせいで...俺がまだ、メイドウィンとして未熟なせいで...」
金の語り部
「カイドウ・リクヤ」
リクヤ
「！！」
金の語り部
「どうやら話を大きく歪められてしまった」
リクヤ
「俺...どうしたらいいんだろう？」
金の語り部
「どうしたら...か」
金の語り部
「お前もメイドウィンだろう、どう動けば世界の未来が掴めるのか...自分で考えるのだ」
リクヤ
「.....はい」
END