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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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*17*
リクヤ
「...!」
金の語り部
「一方リクヤは黙々と作業をこなし、小屋を建設していた」
サンカイ
「こいつは良い木だ、上手く使えば百年は持つだろうな」
リクヤ
「.....」
サンカイ
「なー喋ってくれよ~」
ソラミ
「...あっあっあっ」
サンカイ
「お前かよ、まぁ嬉しいけどさ」
リクヤ
「言葉使い気を付けた方がいいよ、そういうのしてると海に沈められるってたくっちスノーさん言ってたし」
サンカイ
「まずここに海なんてあるか?」
リクヤ
「...まあいいや」
サンカイ
「ところで姫様よぉ」
ソラミ
「あっあっ、はい」
たくっちスノーのような液体
「質量を持った残像を放つ液体ッ!!」
イスナ
「待て!!」
金の語り部
「別の部屋では二人が妙な追いかけっこをしていた」
たくっちスノー
「コメディリリーフだったあの頃が懐かしい」
金の語り部
「リアル的にはちょうど一年前か」
サンカイ
「アレ止めなくていいのか?」
ソラミ
「えっあっ...楽しそう...」
サンカイ
「あれが?」
リクヤ
「父さんもこれ運んでよ、数年前は良くやってたでしょ」
サンカイ
「でもこれ、俺の仕事じゃなくてお前の仕事だからな、午後から依頼あるんだよ」
リクヤ
「父さん...」
金の語り部
「リクヤの働く姿を見て、ソラミは...」
ソラミ
「あの...あっ、凄い...ですね、私...そんなこと...出来ません」
リクヤ
「え、そうですかね?平民では普通ですよこんなの」
ソラミ
「えっ」
サンカイ
「うん、普通普通、やれることが当たり前だよな」
ソラミ
「は、はぁ...平民はこんなことを...」
リクヤ
「努力すれば出来ると思いますよ、誰でも」
ソラミ
「努力...」
サンカイ
「そう、努力なら金がなくても出来るからな」
リクヤ
「そうだね...親戚は裏切っても努力は裏切らないって言うし」
金の語り部
「聞いたことないぞ、そんなことわざ」
ソラミ
「いえ...私には...力がありませんゆえに...その...」
リクヤ
「ふーん」
金の語り部
「リクヤはまぁ王族ならそんなものかと気には留めなかった...ところで」
たくっちスノー
「ゲッタービジョン!!」
イスナ
「ハァハァ...暑い!、」
金の語り部
「いつまでやっているんだ、お前達は...」