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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊33＊
金の語り部
「私がお前に不快感を示したのはちゃんとした理由があっての事だ」
金の語り部
「お前はこの世界のメイドウィンだ」
メイドウィン？
「ああ」
金の語り部
「あの世界の全てはお前が作ったということだ」
メイドウィン？
「そうなるな」
金の語り部
「それはフネイ・ソラミも例外ではない」
メイドウィン？
「当たり前だ」
金の語り部
「全てをお前が作ったとなれば...ソラミはお前にとって娘といえる」
メイドウィン？
「考えによってはそうなるかもしれないな」
金の語り部
「まぁ、つまりだ...父親が娘と結婚し、子を成したいというのはあまりいい光景では無いだろう」
フリーダ
「いい光景じゃないっていうかそれ普通にアウトだから色々」
メイドウィン？
「なるほど、そういう考え方もあったか」
フリーダ
「それにしても、なんでそんな考えが...」
金の語り部
「さあな、私にも分からん」
メイドウィン？
「.....不満か？」
金の語り部
「私は非難を覚悟しろと言ったまでだ」
メイドウィン？
「要らぬ世話だ」
金の語り部
「その選択を後悔するんじゃないぞ」
メイドウィン？
「お前は何が言いたい」
フリーダ
「...？」
メイドウィン？
「とにかくだ、俺はやるぞ...本気だ」
金の語り部
「そうか...ならば私は止めない」
金の語り部
「この物語の行く末を届けるのみだ」
メイドウィン？
「.....」
フリーダ
「でも気持ち悪いんで後始末は一人でやってよ」
メイドウィン？
「分かった」
フリーダ
「はぁ...まさかこんなこと考えるなんて...」
名無しの怪物
「...？」
フリーダ
「名無しの怪物がうんともすんとも言わないんだけど」
名無しの怪物
「どうして、女を信頼する？」
メイドウィン？
「何？」
名無しの怪物
「自身が作った理想の女も、尽くしてあげた女も」
名無しの怪物
「愛した女も、皆裏切るよ」
メイドウィン？
「何？」
名無しの怪物
「俺がそうだった」
名無しの怪物
「あれだけ愛したのに、沢山代わりを作ったのに」
名無しの怪物
「なんでもしてあげたのに、神にもなったのに」
名無しの怪物
「あの女は俺を裏切った」
メイドウィン？
「.....」
フリーダ
(ああ...前にたくっちスノーから聞いたけど、こいつ黒影剣にフラれてんだっけ)
フリーダ
(それも他の男が好きだった～というありきたりなヤツ)