完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~
*53*
【第五章】
『愛、覚えていてくれますか』
金の語り部
「翌日」
リクヤ
「う、うーん...よし、今日も一日」
サンカイ
「ああ、今日は仕事はないぞ?」
リクヤ
「えっ、なんで?」
サンカイ
「なんでって、今日は結婚式だ」
リクヤ
「えっ、俺達も行くの?」
サンカイ
「ここの国民は全員出席するんだってよ」
リクヤ
「ええ...俺結婚式とかあまり興味ないのに...」
サンカイ
「王族の式ってことは沢山飯があるぞ」
リクヤ
「行くか」
サンカイ
「おう!」
金の語り部
「時刻は式の始まる一時間前、親子はすぐに着替え式へと...」
リクヤ
「...ところで、式場ってどこ?」
サンカイ
「知らね!」
リクヤ
「で、たくっちスノーさんはどこ?」
サンカイ
「あー、そいつだったら一足先に結婚式場に行くって言ってたぞ」
リクヤ
「待っててくれてもいいのに...」
金の語り部
「と、愚痴りながら右へ行き、左へ行き...さ迷っていると」
ミラー
「あれ、リクヤじゃないか」
ハマー
「なにしてんの?」
リクヤ
「あっ、ちょうどいいところに!」
金の語り部
「大きな袋を抱えたハマーとリクヤの姿が」
サンカイ
「えーと...誰こいつ?」
リクヤ
「よく世話になってる人!ほら、ガラクタとか買い取ってくれる!」
サンカイ
「あーあー、そういえばお前、勝手にゴミを持ち出すけどそういうことだったのか」
リクヤ
「そうだよ!」
サンカイ
「なぁ、式場案内してくれよ」
ハマー
「いいぞ」
リクヤ
「後これ買い取って」
ミラー
「今金がない」
リクヤ
「じゃあその袋はなんなの?」
ミラー
「ああこれ?今までの中から使えるガラクタ集めてさ、式の近くで売ろうと思って」
ハマー
「全国民が来るんだから間違いなく売れるぞ!」
リクヤ
「へー、そんなに...稼げると良いね」
ミラー
「おう!今日稼がないと一文無し扱いされて奴隷落ちしちゃうからさー」
リクヤ
「あー、それは困るよ...ゴミ捨てにもお金かかるし、二人には居てもらわないと」
ハマー
「じゃあさ、協力してくれない?どうせ式行っても暇なんでしょ?」
リクヤ
「まぁ暇だね...結婚式って結構退屈なんだよね」
リクヤ
「よし、協力するよ...頑張って稼ごう!」
ミラー
「そうでなくっちゃ」
リクヤ
「お代は少し貰うけどな」
金の語り部
「と、愚痴りながらリクヤ達は式へと向かう」
金の語り部
「しかし、結婚式とはそんなに退屈なものか?」
ロストメイドウィン
「何年も前に親戚の式行ったけどやることなくてすっげぇ暇だった想い出がある」