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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊55＊
金の語り部
「そして、たくっちスノー達とリクヤ達はどうにか式の近くまで来ていた」
たくっちスノー
「この方は○○カジノを取り締まる貴族様です、私はその秘書を」
「お待ちしておりました、指定席を用意してますので少々お待ちください」
「カジノに行ってて良かったでしょう？勝利にはそれ相応の対価があるのですよ」
たくっちスノー
「君は本当に未来を読むのが上手いよ...」
...
サンカイ
「ここが式場か、結構でけぇなぁ...」
リクヤ
「ファ～、なんか疲れちゃった、式の間ずっと寝てようかな」
ハマー
「じゃ、俺たちはここで行商だな」
ミラー
「塵も積もればナントカカントカだし、どうにかなるっしょ！」
リクヤ
「うん、頑張ってな...あー、だるい...」
サンカイ
「結婚式ならハッシュドポテトがあるはずだー...あれメチャクチャうめーから独占するぞ～」
リクヤ
「おー、久々にちゃんとした料理がタダで食えるぞ～」
金の語り部
「と、意気揚々と式へと入る一行だが...」
ｶﾞｼｯ
リクヤ
「え？」
フリーダ
「.....」
金の語り部
「謎の女(リクヤ目線)がリクヤを掴んで、どこかへと飛んでいく...その光景をたくっちスノーが見ていた」
たくっちスノー
「あっ、リクヤが...悪い、先に式に入っててくれ！！」
「あっ、分かりました」
...
リクヤ
「ぐふっ！」
ミラー
「おかえり、早かったな」
ハマー
「何、忘れ物？」
フリーダ
「...」ﾋｭﾝｯ
リクヤ
「なんだったんだ？」
ハマー
「何かされたのか？」
リクヤ
「突然向こうに叩きつけられてさ...」
ミラー
「そいつはいけないな」
ハマー
「慰謝料貰っとこうぜ慰謝料」
リクヤ
「それもそうだな...よし、追いかけよう！」
ミラー
「取り分は俺たちにもくれよな！」
リクヤ
「分かってる！」
...
フリーダ
「.....」
たくっちスノー
「姉さん！」
金の語り部
「たくっちスノーはフリーダを追っていた」
フリーダ
「.....」
たくっちスノー
「姉さん...何をしているんだ？」
たくっちスノー
「何故、彼の邪魔をする？」
フリーダ
「.....」
金の語り部
「フリーダはたくっちスノーを見ると、無言で構えを取る」
たくっちスノー
「リメンバー・ツルギ・プロジェクトの被害者とは戦いたくないのに...！！」
金の語り部
「恨むなよ...こうでもしないと、奴は戦ってくれないからな」