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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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*6*
...
カイドウ親子は小屋作りに取り掛かった
リクヤ
「ここに小屋を作ればいいのか」
「相変わらず庭がでけーことで」
リクヤ
「...小屋、かぁ、一体どれくらいの大きさがいいかな」
「あ、それ聞くの忘れてた」
リクヤ
「えっ」
「まぁそんなことはいいだろ!それよりなぁ、聞いてくれよ」
リクヤ
「何?」
「あの兵士、背が低かった」
リクヤ
「どうでもいいよそんなこと」
「お前より低いぞ」
リクヤ
「俺別に低くないよ...」
「まぁ小屋だな小屋、城に比べたら軽いものだ」
リクヤ
「そうだな...よし、始めようか」
金の語り部
「リクヤ達が作業に取りかかろうとした時だった...」
ソラミ
「あっあっ...あの...」
リクヤ
「ん?...」
金の語り部
「扉を開けて、ソラミがリクヤ達の前に現れる」
「.....ここの者か?」
リクヤ
(あれ?見覚えがあるんだけど...誰だったっけ?何かに似ているような...)
金の語り部
「あっちこっちを飛び回り、複数の顔を見ていたリクヤはソラミの顔をうっすらとしか覚えていなかった」
金の語り部
「まぁ顔を見ただけで会話とかはしていなかったからな」
リクヤ
「あれー...なんだったっけなぁ...確か、城を作ってたときに...」
「小屋を作りたいんだっけ」
ソラミ
「あっ、えっと...はい、その、近くの国から...動物を、受けとりましたので」
「ふーん、贅沢なものだなぁ...ペット一匹にこれだけの」
リクヤ
「ちょっと父さん...すいません、なんか金にがめつくて...」
ソラミ
「いえ...できますか?」
リクヤ
「ちなみにそのペットは何の動物で?」
ソラミ
「あっ、あっ...その...虎を...」
リクヤ
「虎!?」
金の語り部
「アラブの富豪は虎やライオンをペットとして買うのは珍しくないという」
リクヤ
「そっかぁ...虎かぁ...なら大きいのを作らないとなぁ」
「木材高くつくだろうなぁ」
リクヤ
「もういいから...よし、やるぞ!」
「んじゃ、任せたぞ」
リクヤ
「えっ、父さんはやってくれないの?」
「他に数千ぐらい稼げる依頼があるんだよ、まぁそっちは一時間でやってくるから」
金の語り部
「そう言うと父親は道具をもって外へと向かっていく...」
リクヤ
「父さん...」