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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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【第六章】
「君とキスはしたくない」
金の語り部
「リクヤはギリギリの所で式場に到着した」
リクヤ
「ふー、ふー」
サンカイ
「ぐっちゃぐっちゃ」
リクヤ
「つ、着いた...」
金の語り部
「式の会場は父を含め平民らしき者達が姫やメイドウィンにも気を留めず食事をしていた」
サンカイ
「何してたんだよー、ほら、無くならねぇうちにお前も食えよ」
リクヤ
「あ、うん...俺も腹へったしなぁ」
サンカイ
「例のやつらは?」
リクヤ
「うん...多分行商してると思う」
サンカイ
「そうか、じゃあほっといても平気だな!」
リクヤ
「ああ...そうだな」
サンカイ
「料理なんて滅多に食えるもんじゃねーからな!」
リクヤ
「ああ!!」
サンカイ
「しっかり噛み締めろよ!!」
リクヤ
「うん」
「「いただきま...」」
たくっちスノー
「いや、そうじゃねぇだろっ!!」
リクヤ
「えっ!?」
金の語り部
「と、たくっちスノーが現れる」
リクヤ
「あ、たくっちスノーさん」
たくっちスノー
「違うだろ!何呑気に飯を食ってんだお前は!!」
リクヤ
「あっちはどうにかしたんですか?」
たくっちスノー
「ああなんとかなった、あいつらに慰謝料も払っておいた!」
リクヤ
「で、俺は何をすれば?」
たくっちスノー
「もう...こいつは察しが悪いな!!」
たくっちスノー
「ちょっとこいつ借りていきますよ!!」
サンカイ
「レンタル料かかるぞー」
たくっちスノー
「息子に値段をつけるんじゃねぇ!!」
リクヤ
「10分で200」
たくっちスノー
「お前も乗っかるな!!」
たくっちスノー
「まあいい!!借りていくぞ!!」
リクヤ
「あ、ちょっと」
サンカイ
「しっかり稼げよ~」
金の語り部
「たくっちスノーはリクヤを連れ、奥へと走っていく」
...
たくっちスノー
「言ったよなぁ!ソラミ姫に好きって伝えてくれって!」
リクヤ
「いやでも、俺は関係ないし...」
たくっちスノー
「お前にとっては関係なくても、ソラミ姫にとっては関係のあることなんだよ!」
リクヤ
「...何万払います?」
たくっちスノー
「好きなだけ持っていけ!!」
リクヤ
「分かりました」
たくっちスノー
「次の話は金稼ぎしないとなぁ...」
金の語り部
「なんなんだこいつは...」
金の語り部
「たくっちスノー達は、奥の奥へと進んでいく...」