完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

【コラボ】アラビアンナイト外伝「ピースフル」(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~

*65*

金の語り部
「式のムードは完全に冷えっ冷えだった」

金の語り部
「まぁ当然ね、王族の式に突然平民が啖呵を切って乗り込み、姫が実はあいつが好きでしたって」

金の語り部
「ドロドロにも程があるわよ」

メイドウィン?
「.....」

ソラミ
「あの!お名前は...何というのですか?」

リクヤ
「...カイドウ、リクヤだ」

ソラミ
「リクヤ様...♥」

たくっちスノー
(これがイキリトですか)

メイドウィン?
「...ああ、そうかい!それなら勝手にしろ!」

メイドウィン?
「式なんてやめだやめ!ご祝儀も食事代もまとめて返してもらうぞ、お前ら全員な!!」


メイドウィン?
「返せよ」

「....」

金の語り部
「観客一同はそれを聞いてリクヤに怒鳴り散らす」

リクヤ
「なんだ?金を払いたくないから怒り狂っているのか?」

リクヤ
「どこまでも金しか目の無い者達だ」

リクヤ
「本当はお前達もソラミの事などどうでもよくて、ここの王と仲良くするための口実が欲しかったのだろう?」

リクヤ
「この式の準備代はその為の賄賂というわけだ」

ザワッ...

リクヤ
「流石自己中なメイドウィンから生まれた生き物だけある」

リクヤ
「地球にはこんな言葉がある、カエルの子は...カエル!」

イスナ
(よし...予定は狂ったがどうにか式を中止できた、今回ばかりはあの平民に感謝をしなくては...!)

金の語り部
「貴族、裕福民はヤジを飛ばし、酒の瓶を投げ飛ばす」

リクヤ
「くだらん」ヒュンッ

たくっちスノー
「えっ何その身のこなし」

リクヤ
「力仕事をするだけあって、力もそれなりにあるようだな...よし」

たくっちスノー
「何がよしだよお前、龍が如くでも始めるつもりか」

リクヤ
「その通りだ!」

金の語り部
「リクヤは殴りかかってきた貴族を巧みにかわし、首を締め上げる」

メイドウィン?
「マジかよおまえ!!」

たくっちスノー
「ちょっ、まずいよそれは!!」

リクヤ
「殴りかかってきたのはあっちだ!正当防衛を勝ち取れる!」

たくっちスノー
「それは普通の世界の話だろ!?」

金の語り部
「その時、後ろから食事用のナイフが!」

リクヤ
「近くにいたお前が悪い」

たくっちスノー
「ぐうおおお!!」グサッ

金の語り部
「だがリクヤはたくっちスノーを盾にしてナイフをしのぐ」

金の語り部
「あーもうめちゃくちゃよ」

64 < 65 > 66