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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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*66*
リクヤ
「ふっ!はぁ!!」
金の語り部
「リクヤは襲い掛かる金持ち達を次々となぎ倒していく」
リクヤ
「豚が人間に敵うと思っているのか?」
たくっちスノー
(お前人間でもないくせに...)
イスナ
(式を中止にしてくれたのはありがたいが、いくらなんでもやりすぎだ!)
イスナ
(姫はこんな男に惚れたというのか!?)
リクヤ
「メチャクチャにしたことは悪いと思っているさ!」
リクヤ
「ならば聞くぞ!この中でソラミ姫の結婚を祝福するためにやってきた者はどこにいる!?」
リクヤ
「平民はタダ飯を喰らい、お前達金持ちは金とコネと賄賂の事しか考えず!」
リクヤ
「この中で一体どれだけの生き物が奴の為に喜んでくれるのだ!?」
金の語り部
「そんな嘆きも届かず、貴族や王族達はリクヤを総叩きに...」
ソラミ
「やめて...」
リクヤ
「この体では無理があるか」
ソラミ
「やめてよ」
ソラミ
「その人は...私の...」
リクヤ
「もういっちょ!」
たくっちスノー
「だから僕を盾にすんじゃねぇって!!」
ソラミ
「私の家と、小屋と...全てを作った...」
ソラミ
「私の大切な...」
金の語り部
「その瞬間であった」
ヒュン ドスッ
イスナ
「!?」
「お...おおお...」
金の語り部
「ある貴族の首筋にナイフが刺さり、そのまま倒れる」
たくっちスノー
「ちょっおい!殺しはまずいって!」
リクヤ
「あれは私ではない」
たくっちスノー
「え?」
リクヤ
「あっちからだ」
金の語り部
「リクヤが指指した方向に皆が一斉に振り向くと...」
ソラミ
「はぁ...はぁ...」
イスナ
「姫...?」
ソラミ
「その人は...私の...全てなの...!!」
ソラミ
「悪口なんて言わせない...!!殴ることも許さない...」
ソラミ
「そんなことをしたいなら...殺しますよ?」
たくっちスノー
「...えっ!?」
リクヤ
「ここの姫はブラックジョークが好みのようで」
ソラミ
「本気なんですよ...リクヤ様...」
ソラミ
「最初はね、あの男を殺そうかと思っていたけど、リクヤ様が現れてくれたから...」
ソラミ
「あははっ...会えて、嬉しかった」
リクヤ
「私もです」
リクヤ
「では姫様、今度はまた落ち着ける場所で...」
ソラミ
「...はい♥」
金の語り部
「と、ロマンチックなムードを出しているが貴族や王族は阿鼻叫喚状態だった」
金の語り部
「まぁこうなりゃしょうがないけど」
ビッグゴールド
「少しやり過ぎたか...式から出てしばらくした辺りで解放してやろう」
フリーダ
「どこが少しなのよっ!!」
金の語り部 (ビッグゴールド)
「想定外なことも起きたものでな」