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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊67＊
金の語り部
「その後、カイドウの家にて」
サンカイ
「結構派手にやったなお前」
リクヤ
「なんか、そうみたい」
サンカイ
「俺も飯食ってて無視してたからしゃーねぇけど凄かったぞお前」
サンカイ
「金持ちは顔真っ青にして泡吹いてたし、他のやつらは飯に群がってたし」
リクヤ
「お、おう」
サンカイ
「一番ビックリしたのは式をぶち壊しにしたお前が何も覚えていないってことだ」
リクヤ
「うん」
サンカイ
「酒の勢いってわけでもなさそうだしなぁ...まぁ、ともかくだ！」
サンカイ
「覚えていないとはいえ、やったことは間違いなくやベー事だ」
サンカイ
「そんなんじゃ仕事なんてもらえやしねーだろうし、ウチで勉強でもしてな」
リクヤ
「分かったよ父さん...でも金は大丈夫なの？」
サンカイ
「へっ、式のゴタゴタのついでで数万ほど拾ってやったさ！」
リクヤ
「父さん...ちゃっかりしてるなぁ」
金の語り部
「と、リクヤは所謂謹慎処分を受け、自室で一人勉強をしていた」
リクヤ
「式で俺、なにやらかしたんだろ」
リクヤ
「なんか...ぼやーっと記憶にはあるんだけどなぁ...」
...
【リクヤ様...】
【リクヤ様！】
...
金の語り部
「リクヤの記憶にはソラミがリクヤを呼ぶ場面のみがリピートされていた」
リクヤ
「俺、あの人に名前言ったかなぁ？なんで知ってるんだろう」
リクヤ
「俺もなんか食べときゃよかったなぁ」
リクヤ
「ていうか俺、いつから仕事できるんだろう」
リクヤ
「あー...勉強は楽しいけど何日やるのやら...」
ｺﾝｺﾝ
金の語り部
「等と愚痴っていると、扉を叩く音が」
リクヤ
「どうぞ」
イスナ
「...失礼する」
リクヤ
「あれ...えーと、あっ、建築するときに側にいた人！」
イスナ
「イスナ・アトロゥスだ、普段はソラミ姫の護衛に回っている」
リクヤ
「え？そんな人がなんでここに...」
イスナ
「式場の行為、忘れたとは言わせんぞ」
リクヤ
「あー...」
イスナ
「とはいったものの、私はお前を処刑するためにやってきたのではない」
リクヤ
「え？」
イスナ
「ソラミ姫からの伝言を受け取ってほしい、長くなるから上がるぞ」
リクヤ
「あ、はい」
金の語り部
「と、イスナはリクヤの家へと入っていく...」