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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊77＊
たくっちスノー
「ただいま！行ったり来たりで大変だったよ」
リクヤ
「で、姫はなんて？」
たくっちスノー
「いや、手紙よこしてきたよ」
リクヤ
「手紙？」
たくっちスノー
「はいこれ」ﾄﾞｻｯ
リクヤ
「えっ、こんなに！？どれから読めばいいの！？」
たくっちスノー
(ま、まぁ滅多に外には出られないそうだからプロフィールを全部把握してるなんてテンプレはありえないだろう、部屋も普通だったし)
たくっちスノー
「読んでみなよ」
リクヤ
「あっち向いててください」
たくっちスノー
「はいよ」
金の語り部
「たくっちスノーが後ろを向いたのを確認すると、リクヤは10枚の手紙を開いた」
...
金の語り部
「30分後」
リクヤ
「もういいですよ」
たくっちスノー
「読み終わったの？」
リクヤ
「はい」
たくっちスノー
「内容は？」
リクヤ
「秘密ですよ、なんで貴方に教えないといけないんですか」
たくっちスノー
「それもそうか...でも、手紙だと誰かにバレるかもしれないな...」
リクヤ
「あ、それに関しては大丈夫です」
たくっちスノー
「大丈夫なのか...」
リクヤ
「たくっちスノーさん、俺決めましたよ」
たくっちスノー
「え？」
リクヤ
「あの人、どうやら俺がそばに居てあげないとダメみたいだって」
リクヤ
「というか俺と会ってあんな風になったんだな～って」
たくっちスノー
「それはなんか違うような...でも分かったよね？彼女の君に対する好意は」
リクヤ
「脳で俺を呼ぶ声に関してもすっきりしたし、まぁ分かりましたよ」
リクヤ
「俺はあの人と結ばれないといけないのかもしれない」
たくっちスノー
「かもしれないっていうかそうなんだっていうか...」
リクヤ
「まあいいや、その為にはあの男が邪魔だって手紙に有るんですよ」
たくっちスノー
「じゃあ協力してくれるの？」
リクヤ
「はい、姫に頼まれているわけですし」
リクヤ
「なんか成功したら結婚しましょうって書いてあるし」
たくっちスノー
「やめて姫様！！そのタイミングだと死亡フラグになっちゃうから！！」
...
金の語り部
「と、たくっちスノーはリクヤを連れてメイドウィンの館へと向かうのだった」
リクヤ
「場所わかります？」
たくっちスノー
「事前に見ておいた！」
リクヤ
「じゃあ大丈夫か、あっところで手紙のなかに『イスナを共有しないか』というのがあったんだけど」
たくっちスノー
「後で考えよっかそれは！」
END