完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~
*8*
金の語り部
「二人が側にいると、リクヤの父が帰ってくる」
「5600も稼いできた、これで今日も食っていけるぞ」
リクヤ
「ああ...そっか」
ソラミ
「...?」
リクヤ
「父さん、材木屋行くよ」
「おう、いつものところな」
リクヤ
「そんな酒場みたいな言い方よしてよ...じゃあ、また後で」
ソラミ
「はぁ...」
金の語り部
「リクヤ達が去っていった後、ソラミの元にイスナが現れる」
イスナ
「姫、あの男達は?」
ソラミ
「え?...今から...だって」
イスナ
「そうですか...ああ」
...
「そっか、やっぱりでかくなるか」
リクヤ
「多分父さんが稼いだ5600飛ぶかも」
「また値切るとするか...」
リクヤ
「...そういえばさ父さん、ミラーから聞いたんだけど、向こう側の家族、一文無しになったんだって」
「計画的に稼いで、計画的に使わないからだな...それでどうなった?」
リクヤ
「親は奴隷商人に送られて、余った子供がスラム送りだって」
「そうか」
リクヤ
「今月はもう5件目だね」
「一体何に金を使うのか不思議でしょうがないな、楽しむ暇なんてないのに」
リクヤ
「全くもってその通りだね」
「さぁ、もうすぐ材木屋だ...」
「あ、悪いけどそこどいてくれ!」
金の語り部
「と、その時...突然駆け出してきた人間にリクヤは衝突する」
ドンッ!!
リクヤ
「うわっ!!」バサァ
「うわっ、金貨がこぼれた...急いで拾わないと」
リクヤ
「俺の心配もしてくれよ父さん...」
「あ、すいません...あの、お詫びといっちゃなんだけどこれを...」
【connect please!!】
金の語り部
「そう言うとその人間は魔方陣を形成し、中から大きなメダルを取り出す」
「なんかこの世界の人達はこれ集めてるっぽいので」
「リクヤ、お前もう一回タックルしてこい」
リクヤ
「当たり屋かよ」
「ハテナブロックじゃねーんだよ」
リクヤ
「まあいいや...材木屋に行くよ」
「ああ」
金の語り部
「父はメダルをポケットに入れて材木屋へと入っていく」
「...なるほど、あれが」
金の語り部
「しっかりやるのだ」
「なんで貴方に命令されないといけないんですか...まあいいや」
たくっちスノー
「やってくるよ...」