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*15*
雄吾
「おじさん、本当にロックで生きていくの?」
詩伍郎
「ロックはおじさんの青春だからなぁ、雄吾くらいの時の頃はよく聴いてたもんだ」
詩伍郎
「高望みなんだけどさ、俺も雄吾みたいに音楽を守るヒーローになってみたいんだ」
詩伍郎
「フォルテが音楽の安全を守る仮面ライダーだとしたら、俺はロックの……音楽の自由を守る仮面ライダーになりたい」
詩伍郎
「ま、なりたいでなれたら苦労しないか」
雄吾
「…………でも嫌いじゃないよ、おじさんの心構え」
詩伍郎
「ありがとな雄吾………よし!俺も蒼薔薇に負けていられないな」
詩伍郎
「雄吾!帰ったら新曲作るからまた試し聴きしてくれ!」
雄吾
「分かった」
「ぎゃあああああああ!!」
雄吾と詩伍郎の隣から大きな音と悲鳴が響く
雄吾
「!!」
詩伍郎
「………予定が変わった」
詩伍郎
「行ってこい、雄吾!」
雄吾
「わかった!」
詩伍郎
「………俺は無力だな、雄吾の為になにができるのだろうか」
…………
バキュームノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」
雄吾
「変身!!」
【レッツレコード!】
【仮面ライダーフォルテ!】
フォルテ
「たあっ!!」
バキュームノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」
バキュームノイザーからノズルが飛び出し、周囲の物を吸い込んでいき………塊にしてグローブのように掴む
フォルテ
「くっ、なんて大きい音だ………こんな騒音があるから、美しい音色が消されてしまう!」
フォルテ
「騒音はこの時代に不要な存在なんだ!!」
【パートフィナーレ!!】
【フォルツァンド・カンタービレ!!】
フォルテ
「うりゃああああ!!」
フォルテの美しいキックはバキュームノイザーの放つ塊を粉々に壊し、更にバキュームノイザーも貫通させていく
バキュームノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」ドカーン
フォルテ
「…………この世に悪しき騒音を生み、この世の平穏を乱すアンノイズ!」
フォルテ
「お前たちだけは絶対に許さない!」
「あっ!フォルテだ!」
「フォルテが怪物を倒してくれたんだ!」
ワーワーアリガトー
詩伍郎
(………あっ、もう終わった………のか)
詩伍郎
(………結局、見ているだけしか出来なかったな)