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*156*
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私の大好きな兄ぃへ
最初に言っておく、ごめんなさい
私は兄ぃに対して沢山の嘘をついてきた
死んだと嘘をついたこと、殺し合いと言ったのに、躊躇いがあったこと、そして雄吾の事‥‥‥
私が死んだフリをしている間に、たくさんのことが分かった
あの男が開発したフォルテニウムなんだが、どうやら【仮面ライダー】として以外の使い道もあるらしい
フォルテニウムを体内に移植すれば爆発的な音楽の才能が芽生え、天才となることが出来る
つまり‥‥‥‥フォルテニウムを使えば誰でも音楽家になれる
ここからが本題だ、突然現れた音楽家達を襲い、検査してみたところ‥‥‥全員がフォルテニウムを移植されていた
この音楽時代は作り物だ、誰かが意図的に制作したのだ
調べていく内にその疑問は核心へと変わっていった、ある欠点があったのだ
フォルテニウムで得る音楽の才能はクラシックのみ、それ以外は何も出来ないんだ
だから奴は日本政府を音楽法で規制するように仕向けたんだ、フォルテニウムの存在がバレてしまえば音楽時代も終わりだからな
クラシックさえ残っていればいくらでも輝ける‥‥‥‥姑息な手だ
ここまで読んだ兄ぃは誰が元凶なんだと思っているだろう?
‥‥‥ここで嘘の話に繋がる
‥‥‥兄ぃ、私がついた一番最初の嘘は【夫婦】だ
実は私は結婚などしていない、子供もいないのだ
その男も本来は全く無縁な男だ
衣真雄吾は私の子ではない、全く別の存在だ
‥‥‥‥‥そして、最後にこれを言えば、もう分かるだろう?
背けないでくれ、これが現実であり真実なんだ‥‥‥‥しっかり見ていてくれ
‥‥‥‥こんなことを押し付けてごめんなさい、こんな私を恨んでくれ、兄ぃ
衣真雄吾は全身に134個もののフォルテニウムを移植している
【貴方の妹】
【坂東愛弓】
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たくっちスノー
「‥‥‥‥‥はぁ!!?雄吾があの二人の子供じゃない!?」
魔トリョーシカ
「‥‥‥‥まさか、つまり!!」
遼
「‥‥‥‥ハハハハハハ」
遼
「その通り、音楽時代を作り今の歴史を作ってきたのは‥‥‥‥雄吾、私の息子のフリをした‥‥‥悪魔だ」
【終曲】