完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~
*174*
【第37曲】
「究極のノイザー」
詩伍郎
「…………あれ!?」
詩伍郎達は気がつくと………魔トリョーシカハウスで倒れていた
詩伍郎
「一体何が!?さっきまで雄吾と………」
魔トリョーシカ
「……………催眠だ」
詩伍郎
「え?」
魔トリョーシカ
「どうやら催眠音波でずっと幻覚を見せられていたらしい………キミらだけじゃなく、ボクやウォズ、自衛隊、世界中全員がな」
魔トリョーシカ
「黄金のタワーだの、世界中の金だの、現実離れしていると思ったが………」
愛弓
「我々はずっと寝落ちしていたのか?」
魔トリョーシカ
「というよりは、寝ながら動いていた………夢遊病みたいなものだよ」
たくっちスノー
「なんか電波みたいなもの発見したから子供の声援で上書きしたんだが………催眠音波とは予想外だった」
たくっちスノー
「幻覚は見せてるだろうなと思っていたが」
カルマ
「しかし、いつから?」
魔トリョーシカ
「多分………ニュースであのタワーがテレビに現れたぐらいからだ」
ウォズ
「…………ということは、あの時ミコトくんの攻撃が当たらなかったのも」
たくっちスノー
「幻覚、見せてたんだろうな………音を電波みてーにして脳をメチャクチャにして錯覚させる」
たくっちスノー
「これがアークフォルテの能力ってわけだ」
ミコト
「………なんとも卑怯な」
詩伍郎
「能力は分かったけど………困ったな」
詩伍郎
「まだ俺たちはその能力を克服する方法がない、下手に動いても雄吾の能力を突破できなければ戦うことすら出来ないし………」
詩伍郎
「このままほっといたら、雄吾の見せた幻覚が現実になる」
ミコト
「…………なら、テーマは決まったな」
ミコト
「アンノイズが………アークフォルテの音を無効化するノイザーを作る」
ミコト
「究極のノイザーを………」
詩伍郎
「………そっか、アンノイズはノイザー作ることが目的なんだっけ」
嵐原
「目的っていうか、僕らが唯一できることがそれくらいだからね」
詩伍郎
「今どんな調子なの?」
サンダーボルト
「…………難航している、としか言えない」
ミコト
「なんだって?それは大変だ、私も協力しよう」