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*176*
ミコト
「それで、究極のノイザーはどこに?」
サンダーボルト
「………今、アークフォルテの音の攻略方程式を進めておりますが」
嵐原
「催眠音波を超えられるものが中々思いつかなくてね………」
詩伍郎
「日本政府による妨害もあるんだって?」
サンダーボルト
「それのせいで手も足も出ない………と言ったところだ」
ミコト
「………それは困ったな、日本政府を足止めできないものか………」
詩伍郎
「というか、日本は俺たちを本格的に敵視してるわけか………まぁ、アンノイズと組んでるんだけど………」
詩伍郎
「…………梨子ちゃんまで巻き込んでごめん」
梨子
「いえ、気にしてませんから平気です」
ミコト
「しかし………そうだ、そのデータを私にも見せてくれないか?」
ミコト
「詳しいわけではないのだが、何か妙案にでもなってくれれば…………」
サンダーボルト
「リーダー、あまり無理はなさらぬように」
魔トリョーシカ
「あ、そうだミコト………話があるからちょっとボクのところに来てくれ」
ミコト
「え?ああ………分かった」
たくっちスノー
「俺もなんか手伝えることない?」
ウォズ
「君の音を摂取する、とか?」
たくっちスノー
「俺の音ってなんだよ」
魔トリョーシカ
「んじゃ、たくっちスノー後はよろしく」
たくっちスノー
「え?母さんどっか行くのかよ………すぐ戻ってきてくれよ!」
…………
ミコト
「話とは一体?」
魔トリョーシカ
「…………まぁ、単刀直入に言うとだ」
魔トリョーシカ
「キミに衝撃的かもしれない事実を伝える時が来た」
ミコト
「衝撃的かもしれない事実?」
魔トリョーシカ
「…………キミは 」
魔トリョーシカ
「仮面ライダーフォルテになることができない」
ミコト
「…………何?」
魔トリョーシカ
「君はNo.2、無理やり奪い取った雄吾がいなければ自分が仮面ライダーだと思ったかもしれない」
魔トリョーシカ
「でも、本来の歴史でも君は仮面ライダーフォルテになることはなかった」
ミコト
「………………そんなことか」
ミコト
「知っていたさ、とっくに」
ミコト
「雄吾を相手にしなくとも、私は実力で敗北した存在がひとり存在していたからな」