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*177*
ミコト
「私もわかっている」
ミコト
「私より成績が上の人間が1人居て、そいつが仮面ライダーフォルテになるはずだった」
ミコト
「接触したいが、どこで何をしているのか…………」
魔トリョーシカ
「いや」
魔トリョーシカ
「調べてみたところ、そのトップの存在も作り替えられた存在だった」
ミコト
「何?」
魔トリョーシカ
「衣真雄吾が奪い取れるように都合のいいやつを用意したんだろう、そのトップにもフォルテニウムが使われていたし」
ミコト
「………私が見てきた者や、衣真雄吾とは別でフォルテの変身者がいるということか?」
魔トリョーシカ
「そうだ」
ミコト
「一体誰が………?」
魔トリョーシカ
「分からない、だが………雄吾の関係者である可能性は高い」
魔トリョーシカ
「本来変身する予定だった人間は、なんだかんだでライダーに惹かれ合う運命だからな」
ミコト
「雄吾の関係者………彼の叔父が仮面ライダーの素質がある以上、無いとも言いきれない」
ミコト
「…………真の仮面ライダーフォルテ、それさえ見つかれば」
魔トリョーシカ
「ああ」
魔トリョーシカ
「雄吾を倒した上で見つかってくれれば………この世界の歴史は正しい方へ向かうだろう」
ミコト
「………そういうことか」
ミコト
「心配することは無い、私が必ず見つけだす………」
ミコト
「本来の変身者に必要なものは、この中では私がよく知っている」
ミコト
「アンノイズの全員と詩伍郎さん達関係者全員に、日本政府が用意したテストを行わせるとしよう」
魔トリョーシカ
「それがいい………さて、ボクも何かしらノイザーを作ってみるとしよう」
…………
たくっちスノー
「おかえり母さん………ミコトは?」
魔トリョーシカ
「やるべきことがある、と部屋に籠ったよ………期待してくれ」
たくっちスノー
「お、その口ぶりだとなんかいい作戦が思いついたっぽいですね」
魔トリョーシカ
「その通りさ…………さて、ノイザーの方は?」
たくっちスノー
「アークフォルテの戦闘データを組み込んで製作中です」
魔トリョーシカ
(…………この中に居るのか、歴史を変える希望ってやつが)
たくっちスノー
「母さん?」
魔トリョーシカ
「ああ、なんでもないよ」
【終曲】