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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*4*

【臨時ニュースをお伝えします、臨時ニュースをお伝えします】

【街に謎の騒音………(ザザっ)つ、暴(プアッ)車が現れました】

雄吾
(…………来たか)


教師
「ま、まさか…………アンノイズ!!」


「まじかよ!?」


「本当に来た!?」

雄吾
「警察を呼びましょう」

教師
「ああ、分かった………今職員室に行ってくる!」

雄吾
「僕は他のクラスに行ってバリケードを張るように言ってきます」

教師
「えっ…………ま、待て!雄吾!!」

…………

ファンファンファン♪

美しい音色のサイレンを鳴らして警察が飛び出す

クラクションが左肩に着いた車のような怪物が騒音を撒き散らし、人々を襲っていた

クラックノイザー
「プァップァーーーー!!!!」


「ちっ、相変わらず耳障りな音を出しやがって!」

「発砲許可を!」

「了解、発砲を許可する………ただし銃声というものは醜い雑音だ、メロディガンで仕留めろ!」

「了解、メロディガン構え!」

警察は怪物を包囲し、ト音記号が彫られた銃を一斉に向ける

「メロディガン、発射!!」

ポロローン

美しい音色と共に靱やかに弾丸が飛び出し、怪物の体内を貫く

クラックノイザー
「グオオオオッ!!!プァーーーーーーーーーーーーー!!!!」

「き、聞いていない!?」

「戦車や戦闘機などは使えないし、メロディガンも装填まであと3フレーズは掛かる………メロディガンを下ろせ!これより音楽の防衛に移る! 」

雄吾
「そこまでだ、アンノイズ」


「!?」

警察達のバリケードを抜けて、雄吾が怪物の前に立つ


「危険だ、下がれ!」

雄吾
「………この世界の美しい音色は、それらが生み出す素敵なものは、誰かが守らなくてはならない」


雄吾
「そう、未来へ繋がる交響曲は………僕が守る!」


【フォルテドライバ〜♪】

雄吾は右手に着いているミニピアノの鍵盤を手際よく押す

【レ・ミ・ファー】


【Kamen Rider】


雄吾
「変身!」

雄吾は腕についていたミニピアノを外し、ベルトに装着させる


【レッツ レコード!】

【シンフォニー・イン・フォルテッシモ!】

【仮面ライダーフォルテ!】


雄吾の周りから楽譜が飛び出し、包み込むように巻きついて形を変えさせる




フォルテ
「今より奏でるは、悪しき音への鎮魂歌!」


フォルテ
「仮面ライダー…………フォルテ!」

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