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*4*
【臨時ニュースをお伝えします、臨時ニュースをお伝えします】
【街に謎の騒音………(ザザっ)つ、暴(プアッ)車が現れました】
雄吾
(…………来たか)
教師
「ま、まさか…………アンノイズ!!」
男
「まじかよ!?」
女
「本当に来た!?」
雄吾
「警察を呼びましょう」
教師
「ああ、分かった………今職員室に行ってくる!」
雄吾
「僕は他のクラスに行ってバリケードを張るように言ってきます」
教師
「えっ…………ま、待て!雄吾!!」
…………
ファンファンファン♪
美しい音色のサイレンを鳴らして警察が飛び出す
クラクションが左肩に着いた車のような怪物が騒音を撒き散らし、人々を襲っていた
クラックノイザー
「プァップァーーーー!!!!」
「ちっ、相変わらず耳障りな音を出しやがって!」
「発砲許可を!」
「了解、発砲を許可する………ただし銃声というものは醜い雑音だ、メロディガンで仕留めろ!」
「了解、メロディガン構え!」
警察は怪物を包囲し、ト音記号が彫られた銃を一斉に向ける
「メロディガン、発射!!」
ポロローン
美しい音色と共に靱やかに弾丸が飛び出し、怪物の体内を貫く
クラックノイザー
「グオオオオッ!!!プァーーーーーーーーーーーーー!!!!」
「き、聞いていない!?」
「戦車や戦闘機などは使えないし、メロディガンも装填まであと3フレーズは掛かる………メロディガンを下ろせ!これより音楽の防衛に移る! 」
雄吾
「そこまでだ、アンノイズ」
「!?」
警察達のバリケードを抜けて、雄吾が怪物の前に立つ
「危険だ、下がれ!」
雄吾
「………この世界の美しい音色は、それらが生み出す素敵なものは、誰かが守らなくてはならない」
雄吾
「そう、未来へ繋がる交響曲は………僕が守る!」
【フォルテドライバ〜♪】
雄吾は右手に着いているミニピアノの鍵盤を手際よく押す
【レ・ミ・ファー】
【Kamen Rider】
雄吾
「変身!」
雄吾は腕についていたミニピアノを外し、ベルトに装着させる
【レッツ レコード!】
【シンフォニー・イン・フォルテッシモ!】
【仮面ライダーフォルテ!】
雄吾の周りから楽譜が飛び出し、包み込むように巻きついて形を変えさせる
フォルテ
「今より奏でるは、悪しき音への鎮魂歌!」
フォルテ
「仮面ライダー…………フォルテ!」