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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*5*

そう、衣真雄吾は正義のヒーロー。
アンノイズに対抗するため、日本政府は古き良きクラシック音色を鎧に変え、力とする【フォルテドライバー】を開発した

その変身者に相応しいのは優秀な演奏者…………彼は、日本政府から認められた、正義のヒーローなのだ


「こ、こ、こ、これって!?雄吾が!?」



「嘘でしょ、雄吾が…………」


「仮面ライダー!!?」


………

フォルテ
「行くぞ!」

クラックノイザー
「パァー!」

怪物はブレーキ音を撒き散らしながら仮面ライダーに攻撃を仕掛けるが、あっさりとブロックされ、ピアノの旋律が入り交じったカウンターを受けて怯む

クラックノイザー
「プアっ!」

フォルテ
「はっ!攻撃とは…………こうするものさ!」

【フレーズ1!】

フォルテ
「いけっ!」

【クレッシェンド・アジタート!】

フォルテのだんだん強くなる音色がこもった脚が、クラックノイザーを吹き飛ばす


クラックノイザー
「ぷぁーーー!!ピラピラーーー!!」

瓦礫に埋まったクラックノイザーは変形し、車となって引き潰さんとばかりに飛び出してくる


フォルテ
「これは厄介だ………少し早いがフィナーレと行こう!」

【パートフィナーレ!!】


フォルテ
「…………!!」


フォルテ
「ハッ!!」

フォルテの足から五線譜が飛び出し、クラックノイザーの腹に突き刺さる、フォルテの足は五線譜を通して1つの音を流し込み…………


【フォルツァンド・カンタービレ!!】


そのままキックで突き抜ける

クラックノイザー
「パァっ………バララっブルルッ」



クラックノイザー
「グアアアア!!!」

クラックノイザーは爆発し、雑音の音波が空へと溶けていく…………


フォルテ
「…………雑音は、この世にはいらない!」



「お、おお………これが、日本政府が発表した音楽を守る期待の星」



「仮面ライダー……フォルテか……!!」


フォルテはミニピアノを外して、変身を解く

雄吾
「…………ふう」


「き、君は一体?」


雄吾
「僕は………みんなが持っている素敵で、大切で、素晴らしい物を守るために」


雄吾
「この力を使う者です、フォルテはみんなの為に」

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