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*5*
そう、衣真雄吾は正義のヒーロー。
アンノイズに対抗するため、日本政府は古き良きクラシック音色を鎧に変え、力とする【フォルテドライバー】を開発した
その変身者に相応しいのは優秀な演奏者…………彼は、日本政府から認められた、正義のヒーローなのだ
男
「こ、こ、こ、これって!?雄吾が!?」
女
「嘘でしょ、雄吾が…………」
「仮面ライダー!!?」
………
フォルテ
「行くぞ!」
クラックノイザー
「パァー!」
怪物はブレーキ音を撒き散らしながら仮面ライダーに攻撃を仕掛けるが、あっさりとブロックされ、ピアノの旋律が入り交じったカウンターを受けて怯む
クラックノイザー
「プアっ!」
フォルテ
「はっ!攻撃とは…………こうするものさ!」
【フレーズ1!】
フォルテ
「いけっ!」
【クレッシェンド・アジタート!】
フォルテのだんだん強くなる音色がこもった脚が、クラックノイザーを吹き飛ばす
クラックノイザー
「ぷぁーーー!!ピラピラーーー!!」
瓦礫に埋まったクラックノイザーは変形し、車となって引き潰さんとばかりに飛び出してくる
フォルテ
「これは厄介だ………少し早いがフィナーレと行こう!」
【パートフィナーレ!!】
フォルテ
「…………!!」
フォルテ
「ハッ!!」
フォルテの足から五線譜が飛び出し、クラックノイザーの腹に突き刺さる、フォルテの足は五線譜を通して1つの音を流し込み…………
【フォルツァンド・カンタービレ!!】
そのままキックで突き抜ける
クラックノイザー
「パァっ………バララっブルルッ」
クラックノイザー
「グアアアア!!!」
クラックノイザーは爆発し、雑音の音波が空へと溶けていく…………
フォルテ
「…………雑音は、この世にはいらない!」
「お、おお………これが、日本政府が発表した音楽を守る期待の星」
「仮面ライダー……フォルテか……!!」
フォルテはミニピアノを外して、変身を解く
雄吾
「…………ふう」
「き、君は一体?」
雄吾
「僕は………みんなが持っている素敵で、大切で、素晴らしい物を守るために」
雄吾
「この力を使う者です、フォルテはみんなの為に」