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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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*6*

フォルテによってノイザーを倒されるアンノイズ、向こうも黙ってはいない

「クラックノイザーが吹き飛んだ」

「………アハハ!フォルテはみんなの為に!だってさ!偽善者みたいだ!」

「笑ってる場合か………さて、新たな騒音を拾ってこなければな」


「全ては愛しきFさまのために」

「そして、間違った音楽の歴史を壊すために」

アンノイズの人間たちは写真を掲げ、傷だらけのレコードを鳴らし………薄気味悪く笑っていた

………

雄吾は何事もなかったかのように帰宅する

雄吾
「ただいま」

詩伍郎
「雄吾………」

雄吾
「おじさん、今日の晩御飯はなに?」


詩伍郎
「雄吾、まさかお前が………あの政府が定めた正義のヒーローだったなんて」


雄吾
「………ああ、それかい?」

雄吾
「そうだよ、僕は仮面ライダー………音楽を守るもの」

雄吾
「だから一流ではなくてはならない、それでなきゃ今の日本は守れないからね」

詩伍郎
「………雄吾、俺に力になれることがあれば言ってくれ」

詩伍郎
「おじさん、まだ未成年な君に危ない真似はさせたくない、もし怪我でもしたら」

雄吾
「大丈夫だよ、おじさんは心配性だなぁ」

詩伍郎
「うーん…………」

雄吾
「おじさんさ、将来歌手になるんでしょ?」


雄吾
「アンノイズは歌手、作曲家、音楽家の音色を壊す悪いヤツなんだ、誰かが倒さないとせっかく作り上げてきた音楽の時代は無くなってしまう」

雄吾
「僕がそれを守るんだ」

詩伍郎
「………立派だな、雄吾」


詩伍郎
(おじさんも何か、何かしてあげたい…………)


………

T
「これが新たなる令和の仮面ライダー」

黒き預言者
「これこそ、有り得ない歴史から生まれた未知なる存在」

【魔】
「そしてこれが………新たなる絶望への物語」


…………

【仮面ライダーフォルテ】

………



雄吾
「…………みんなはフォルテの為に。」

詩伍郎
「…………よし雄吾!お腹空いただろう、今日は唐揚げだ!」

雄吾
「わーい!おじさんの唐揚げ大好き!」



雄吾はまだ気付いてなかった………


自分が信じてきた道が、ずっと求めて来た未来が



無くなっていくことを


【 終曲】

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