完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~
*72*
そして………
雄吾
「…………!!」
雄吾はこそこそと人混みを避けて移動する
カルマ
「雄吾坊っちゃま、かれこれ数日は顔を隠して移動しています」
詩伍郎
「こりゃさすがにやばいかもな………」
カルマ
「……………どの企業も音楽関係で、大手メーカーとの関わりがあります」
詩伍郎
「お宝を手に入れるための企業によるバトルロワイヤルってわけか………これ、雄吾どうするのかな?」
カルマ
「さあ………私もそこまでは考えられません」
カルマ
「ですが、いつまでもアンノイズを撃退して得られる支援金が貰えるわけないので、安定した収入を得て欲しいところですが………」チラッ
詩伍郎
「う、うん………分かってるよ………」
詩伍郎
「バイト行ってきます………」
カルマ
「……………仮面ライダー、ですか」
…………
雄吾
「はー、はー、はー………あそこで正体をばらすのはまずかったかな………」
雄吾
「どの企業も悪くないけど、恨まれたくないんだよな………」
雄吾の携帯に電話が掛かる
雄吾
「電話………もしもし?」
【フフフ………衣真雄吾……だろ?】
雄吾
「………ん?」
雄吾
(なんだ?これ………)
雄吾
「はい」
【ボクの知るところにいい企業がある、是非とも君に入ってもらいたいのだが】
雄吾
(遂に電話で来たか………一応向かっておこう)
雄吾
「分かりました、入る入らないは後で考えるとして、会社のある場所だけ教えてください」
【候補は沢山あるけど、条件とかがあれば教えて欲しい】
雄吾
「なるべく僕の家から近いところでお願いします、場所は✕✕町の………」
【ああ、そこなら〜〜〜の近くを右に曲がって〜〜〜が見てたら直進、〜〜〜の看板の隣の方に行けば見えるはずだよ、事務所が】
雄吾
「事務所………?はい、分かりました」
【じゃあ、君の返答と絶望を期待しているよ………またね】
電話が切れる
雄吾
「何だこの人………」
雄吾
「ひとまず行ってみるか………バックれたら面倒なことになるだろうし」
………
【魔】
「……………」ピッ
ウォズ
「良いのかい?あそこに行かせて」
【魔】
「彼らはあそこでくたばるような組織じゃないさ」