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仮面ライダーフォルテ(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 227ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 
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フォルテ
「捨てられた音の断罪……か」

フォルテ
「それが本当なら馬鹿げてるよ、アンノイズは」

サンダーボルト
「何?」

フォルテ
「そう、あの音達は捨てられた………音楽法によって」

フォルテ
「音は怪物となり人間を襲う?お前達はただ人を襲う手段に音を利用しただけだ」

フォルテ
「ただなんの問題も無く戦わせる理由が欲しいだけだ」

サンダーボルト
「戯言が」

フォルテ
「戯言はそっちの方だよ………いつまで昔の話をしているんだ」

フォルテ
「必要ないものを捨てるのは当たり前の事じゃないか、どうせ使うならうるさい音より綺麗な音の方がいいに決まってる」

フォルテ
「お前も見ただろ………あのコンサートの人間を、音楽法を受け入れる人間も沢山いるんだ」

サンダーボルト
「そんなもの金持ちだけだ、音楽法を認めぬ人間も大量にいる」

フォルテ
「それらを認めさせるのが僕の仕事だ」

サンダーボルト
「出来るのか………?お前如きが………」


フォルテ
「出来るさ」



フォルテ
「だって、僕は数多く生まれた音楽家の中から日本に選ばれた存在………使命を与えられた者なんだから」


サンダーボルト
「………ならば、音楽が死ぬことはどう説明する」

サンダーボルト
「この新時代で消された、殺された音楽ジャンルは大量に存在する、DJもそうだ」

フォルテ
「新時代は音楽を殺してなんかいない」


フォルテ
「生まれ変わらせるんだよ、音楽を………全く新しい………美しい音を作っていく段階なんだよ!」

フォルテ
「子供が大人に成長していくようにね」

フォルテ
「だから………死ぬとはない、新たな世界で新たな音楽が世界を導いていくんだ!」

フォルテ
「だから………昔の音にしがみつくアンノイズは僕が倒す!」

サンダーボルト
「…………今の言葉を聞いて、はっきりした」

サンダーボルト
「仮面ライダーフォルテは………いや、衣真雄吾は………潰さなくてはならない存在だということをな!」


サンダーボルト
「お前はアンノイズの………いや、俺たちの全ての脅威になる男だ!」


フォルテ
「………もう、話しても無駄なようだ」

サンダーボルト
「お前に話は通用しないようだな………」




サンダーボルト
「…………死ね!」

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