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*93*
詩伍郎
「【WORLD LOVE】買ってきた」
カルマ
「なんですかそれは」
詩伍郎
「RND48のデビューシングルだよ」
詩伍郎
「バンドマンとして、新しいライバルの曲を確認していい所を覚えていくんだ」
詩伍郎
「それに、歌を聴くのも好きだからな」
カルマ
「なるほど………それは役に立っているのですか?」
詩伍郎
「立っているさ、俺は最初ド下手くそだったけど、好きな歌手や新しい歌手のCDを聞いて、同じ歌を歌って何度も練習して………そして今の俺があるんだ」
カルマ
「………努力論ですか、古臭いですが嫌いじゃありませんよ」
詩伍郎
「ま、確かに古臭いよなぁ………音楽時代の大物ってみんな天才だし、努力はさっぱり効かなくなった」
詩伍郎
「しかし、突然天才が現れたもんだから驚いたよ、どういうことなんだろうな?」
カルマ
「…………衣真様も音楽時代について研究をなさっていました」
詩伍郎
「え?あの人が?じゃあ雄吾の父親も音楽時代に関わってるってこと?」
カルマ
「はい、私もどんなことをしていたか、までは分かりませんが、助手と言っても今のように食事を用意したり等でしたから」
詩伍郎
「あー、なるほどね………はい」
詩伍郎はカルマにお札を握らせる
カルマ
「………?」
詩伍郎
「ほら、情報料!前にも言われたからさ」
カルマ
「…………ああ、そういうことですか」スッ…
カルマ
「では、そろそろ食事の準備に入りましょう」
詩伍郎
「うん、味噌汁やサラダはカルマさんに任せるよ」
カルマ
「分かりました。」
………
雄吾
「………仮面ライダーヒット、か」
雄吾
「おじさんの言う通りどんどん仮面ライダーが増えていく………早くアンノイズを倒さないと、まずいことになるな………」
雄吾
「………そういえば、48はもうすぐ初めてのセンター選挙だったか」
雄吾
「………誰が1位になれど、フォルテビートは越えられないと思うけど…………」
………
カルマ
「詩伍郎様、RND48がセンター選挙を行うみたいです」
詩伍郎
「ってことは………ヒットの変身者が変わるのか、梨子ちゃんは応援してるけどセンターにはなってほしくないな………」
カルマ
「逆センター投票ですか」
詩伍郎
「そうなるね」
【終曲】