ダーク・ファンタジー小説

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ゆめたがい物語 
日時: 2017/06/03 23:50
名前: 紫 ◆2hCQ1EL5cc (ID: ZpTcs73J)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=10136

 お久しぶりの方はいらっしゃるのでしょうか。
 社会人になり、二年目になってやっと余裕が出始めました。
 物語の事はずっと頭から離れず、書きたい書きたいと思い続けてやっと手を出す事ができました。
 ほとんどの方が初めましてだと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。 

 描写を省きつつ、大切な事はしっかり書いて、一つの文章で、後々に繋がる描写がいくつできるか、精進していきたい今日のこの頃。

と言うわけで、構成ぐちゃぐちゃ、文章ボロボロ、誤字脱字がザックザク……と、まあ、相変わらずそんな感じですが、よろしくお願いします。

 二部開始
 芙蓉と三笠、兄妹水入らずの旅行。一方で動き出す福井中佐と西郷隆。そしてシベルからは修学旅行でボリスが訪れていて……

 ——春の夜の、儚い夢も、いつの日か、願いとなって、色を持つ。色は互いに、集まって、悪夢を違える、力となる。


 
 アドバイス、コメント等、大募集中です!

 お客様(ありがたや、ありがたや^^
 風猫さん
 春風来朝さん
 夕暮れ宿さん
 沙由さん
 梅雨前線さん
 ヒントさん
 彼岸さん
 夢羊さん

Re: ゆめたがい物語 ( No.12 )
日時: 2012/02/06 14:58
名前: 風猫(元:風  ◆Z1iQc90X/A (ID: UmCNvt4e)

お久し振りです。
ムイ教というのが今後どうかかわっていくのかが気になるところです。
しかし、イヴァン君は凄いな。
家族思いの真面目な少年というか……大変だったのが想像が付きます。
更新頑張って下さい!

Re: ゆめたがい物語 ( No.13 )
日時: 2012/02/08 23:32
名前: 紫 ◆2hCQ1EL5cc (ID: Pc9/eeea)

 こんばんは、紫です^^ 

 まさか、こんなところに一度ならず二度までもコメントをしてくださるとは! 感動で感激で涙がちょちょぎれます(←友人曰くこれも古い言い回しだとか……

 ムイ教とイヴァンは物語の核になっていくと思います、何せ彼は主人公格の一人になっていく予定なので。
 でも宗教って扱いがどうも難しくて、いろいろ本読んで勉強中です。それでも何をどうするべきかはかなり悩みます。
 軍医も軍医でどういう状況があるかとかどのように処置をするのか、実際彼らは何を思うのか、とか探してみるとわが頼りの学校の図書室に軍医関係の本がなくて、悪戦苦闘中ですorz

 まあ、この二つともファジーのノーテンスではできなくて挫折したことなので、少しでもうまくいくといいなと思いつつ。

 それでは、コメントありがとうございました!

Re: ゆめたがい物語 ( No.14 )
日時: 2012/02/08 23:52
名前: 紫 ◆2hCQ1EL5cc (ID: Pc9/eeea)

 深夜。
 満月の明かりが窓を介して差し込んでくる。
 住宅街であるこの辺りに、深夜の人通りは全くない。静かだった。都会からは少し離れた、いわゆるベッドタウンだから、星もまずまず綺麗に見える。
 もっとも、北の国、しかもその田舎で育った彼にとっては、まだまだ物足りないものであったが。
 しかし、風に揺れる緑の木々に、各家の玄関においてある色とりどりの花というのは、見ていて飽きないものだった。気候の違うシベルではそんなか弱い植物は育たないし、何より彼の故郷では夜中も灯る電灯というものはないのだ。
 イヴァンは貸された一室のベッドの上で、今度こそ寝入れるかと、窓の外を眺めるのをやめて、布団をかけて寝転がった。だが、どうも寝苦しい。布団を跳ね飛ばしてみる。少し楽になったかもしれない。しかしそれもつかの間、ひとたび慣れてしまえば、その開放感もたいしたことなかった。

「……暑い。暑い、暑い。よく大和人はこれで生きていけるな」

 秋山家の人々に、就寝の挨拶をして早二時間。時刻は一時を少し過ぎた頃。母語であるシベル語でつぶやいた忌々しげな言葉は、ただでさえ暑いのに、それを増長させてしまったようだ。
 こういう時、普通どうするべきか。イヴァンは起き上がって考える。純粋な大和人なら、おとなしくクーラーを付けると言う選択肢を選ぶだろう。だが、クーラーは金持ちの道具であり、泊めさせてもらっている身には贅沢すぎると考えたイヴァンは、せっかく付けておいてもらった冷房を自主的に切ってしまった。

「そうだ! 誰かに電話でもして暇つぶしをすれば」

 イヴァンは思いつくや否や、ベッドから降りてかばんから携帯電話を取り出した。——ただの迷惑人間である。
 アドレス帳を開くと、さすがにシベル人の名前が多かった。だが、ところどころに大和人らしい漢字併記の名前もある。そして、その中の一つのところでカーソルが止まった。
 そこには“福井竹丸”とあった。

「竹丸なら遅くまで起きてるし、特に問題は……あ」

 今まさに通話ボタンを押そうとした時、間一髪で思い出したのだ。

「あのリア充め。ハ、彼女がどうした馬鹿野郎。くそう」

 どこかの犬が遠吠えをした。それは悲しい男の泣き声にも似て、イヴァンはしみじみとその声を聞いていた。
 懲りることなく、イヴァンはさらにアドレスを調べる。彼のアドレス帳は基本的に登録順である。最後のほうまで来ると、大和人の名前は見えなくなっていった。気にせずカーソルを下げていく。すると、本当に最後のほう。下から数えて二番目に、漢字表記の名前が現れた。それを見ると、“東郷三笠”。

「さすがに、着信拒否も切ってるだろ。……お」

 ボタンを押そうとしたイヴァンは、またもやすんでのところで手を止めた。電話がかかってきたのだ。携帯電話の液晶には相手の名前が映し出されている。それを見ると、何と息の合ったことか。“東郷三笠”とあった。

「よう、三笠。さっきはよく断ってくれたな、おかげでめちゃくちゃうまい飯にありつけたぜ」
「ほお、それはよかった、俺もいい感じに金が浮いてせいせいしてる」

 シベル語の会話。互いに、その口調はとげとげしい。だが、その軽い響きやどことなく芝居がかったところから、二人とも本気で怒ってはいない、という印象を受ける。分かっているからこその悪ふざけ。そんなところだろう。

「で、イヴァン。何で大和に来たんだ?」

 携帯電話の向こうから聞こえてくる声。問いただすようなものではなく、ただ単に好奇心から訊いたような口調。イヴァンは、当たり前かと思う。確かに給料の半分近くを大和旅行に使ってはいるが、前触れもなく来て泊めてくれと頼んだことは、これまで二、三回しかないのだ。

「大和国防軍から要請を受けてな。至急来てくれって」
「……そろそろ大捕り物ってことか」
「ま、その辺は竹丸が詳しいだろ。あいつが責任者らしいから」

 イヴァンはそんなことを言いながら、再びベッドの上に這い上がって胡坐をかいた。壁に背を預けると、案外楽であった。

「電話の用事は、そんなことじゃないだろ。で、どうした? 三笠」

Re: ゆめたがい物語 ( No.15 )
日時: 2012/02/12 14:29
名前: 紫 ◆2hCQ1EL5cc (ID: Pc9/eeea)

 かれこれ三笠とは、八年以上の付き合いのイヴァンである。何を言わなくても、その心は時として手に取るように分かる。
 一方で、三笠は何も言わない。今、彼はどこにいるのか。電車が走っていくような音が聞こえた。
 イヴァンはいつまでも待つ。元々気は長いほうと自負しているが、実際そのとおりで、貧乏から出世を勝ち取ったその人間性は、同年代の青年たちと比べて格段に練れていた。

「あのさ、イヴァン」

 それは、二本目の電車の音が通り過ぎた後だった。電話の向こうの三笠の声は、この暑さにも拘らず震えている。そして何よりも、暗く思い詰めた響きがあった。
 予想していなかったわけではない。イヴァンは壁から背を離す。背筋を伸ばし、注意深く再び親友が口を開くのを待った。

「……もう、時間がないらしい。俺は、どうしたらいいんだ?」

 胸を無理に締め付けて出したような、痛々しい声だった。言葉も、いつの間にか大和語になっている。
 イヴァンの表情は変わらない。そんなことだろうと、あらかた想像していたのだ。ふと窓の外の、輝く星に目をやる。
 三笠の嗚咽が耳に入ってくる。
 イヴァンは自身の手を見つめた。目を一度ぎゅっと瞑る。それと同時に、手も硬く握り締めた。無力感に苛まれる。そのこぶしで、そのまま自分の額を強く殴りつけた。

「この“チカラ”は何のためにあるんだよ、何にもできない、何の解決にもならない、俺は……」

 三笠の、呆然とした呟き。それは、もしかしたら他でもない、自分自身の叫びだったかもしれないと、イヴァンは思った。
 チカラは、強い思い、願いに対して、神様から授けられる。だからこそ、イヴァンも三笠もチカラを持つ。何にも変えがたいほどの思いを、二人とも抱えて、こうやって軍という厳しい世界で生きているのだ。
 しかし、チカラが夢を叶えてくれるわけではない。あくまで願いを叶えるのは自分であり、そのためにチカラをうまく利用して、夢を現実にする必要がある。
 イヴァンは長い付き合いだけあって、三笠の思いも、願いも夢も、他の誰よりも知っている。三笠に与えられたチカラが、いかに彼にとって役に立ち、そしてそれ以上に役に立たなかったか。その辺りのことは、よく分かっていた。

「明日は、泊めてくれるな、三笠」
「……特別に、食費と光熱費と水道代で我慢してやる」

 軽口を叩けるだけの元気は、かろうじて三笠の中にも残っているようだ。イヴァンは少し安心する。まだ、彼は絶望していない。まだ、夢も願いも捨ててはいない。それならば、後は三笠がどう動き、そして。

「俺がいかにうまく動けるか、だな」
「どうかしたか? イヴァン」

 心のつぶやきは、思わず口から出てしまった。三笠は、イヴァンのシベル語に合わせて、不思議そうに外国語で尋ねる。再び、電車の音がした。本当に、彼は今どこにいるのだろうか。イヴァンは思わず苦笑いを浮かべた。
 時刻は一時半を回ろうとしている。イヴァンは、胡坐を崩してベッドに寝転がった。さすがに、眠気が襲ってきたのだ。

「いや、何でもない。朝も早いからそろそろ俺は寝るぞ」
「ん、それじゃな、イヴァン」
「お前も、仕事ばっかしてないで、そろそろ帰って寝ろよ」

 返事はなく、すぐに電話は切れてしまった。
 まだ暑いことには暑い。だが、先程と比べると、幾分から楽になった気がする。
 イヴァンは布団にもぐりこむと、ゆっくりと目を閉じた。だんだんと薄れていく意識の中で、三笠のことが気にかかる。“時間がない”と、その言葉が心を占める。

「は、吹っ切ったつもりだったんだけどな」

 つぶやくイヴァンの閉じた瞼の隙間から、一筋の涙が流れ出す。青年は袖で強引にそれを拭うと、何かから逃げるように、布団を頭までかけてしまった。
 月明かりが、膨らんだ布団を照らす。平等に降り注ぐ光。だが、隠れているものに対しては、とことん無視をする。青年は常々思う。願わくは、せめて三笠には与えられるように、と。

 ——俺も、いつかは、いつか、照らされたいけどな。

Re: ゆめたがい物語 ( No.16 )
日時: 2012/08/24 23:54
名前: 紫 ◆2hCQ1EL5cc (ID: Pc9/eeea)

 第四話 エリート軍医とエリート国防軍人

「よう、早かったな、イヴァン」

 夕日もすっかり沈んだ夜八時。
 アパート階段を登ると、そこには三笠のよく知った顔の外国人が立っていた。昨晩のような電話での会話を除くと、なんだかんだで半年ぶりくらいだろうか。大してどこも変わっているようには見えず、髪の長さ、服装、表情なども、全く半年前と同じだ。
 イヴァンは帰ってきたブレザー姿の親友を見ると、澄んだ笑顔で微笑みかけた。実は二時間立ったままで待っていた、などということは、年齢だけでなく精神的にも三笠より大人である彼は、絶対に口にしない。何事もなかったかのように笑顔を見せるだけである。

「ちょっと来たのが早かったみたいだな」

 長時間待ったイヴァンは、何食わぬ顔で“ちょっと”という言葉を使う。さすがの三笠も、まさか二時間待たせたとは思わず、ポケットから鍵を取り出すと、そのまま親友を中に入れた。
 玄関も部屋もあっさりとしていて、必要最低限のものしかない。イヴァンは思う。奇しくもそれは先程、三笠が彼を見たときと同じ。そう、相変わらずだと。

「もう少ししたら、竹丸先輩が来るから、まあ、それまでなんか飯作るから、お前は洗濯物取り込んで、たたんどいて」

 三笠は一方的にシベル語でそう言うと、自分はキッチンに入っていってしまった。
 早くも、食材を洗う音が聞こえる。ちゃぶ台の下から座布団を出そうとしていたイヴァンは、恐る恐るベランダ、および部屋の窓近くに目を移す。そこには、カッターシャツや下着類はもちろんのこと、布団やまくら、座布団のカバー、シーツ、マットなどといった、普段の洗濯では洗わないようなものまで所狭しと並んでいた。ここまでくると、人手が来ることを見越して、わざわざ大型のものまで洗ったのではないかと疑いたくなる。
 一度ため息をつくと、イヴァンは早速作業に取りかかった。量は多いとはいえ、所詮一人暮らしの洗濯物。時には家族六人の洗濯物を一手に引き受ける彼の敵ではない。
 しかし、実際たたむ作業もなかなか大変だ。三笠は、大体の家事に関してはプロの域に達しているのだ。何かあればすぐやり直しを命じられる。かくいうイヴァンもそれなりの域に達してはいるが。
 しかし、どこか悲しい。ともかく、三笠レベルに達する前に、良い人見つけて結婚したいと、しみじみ願うイヴァンであった。

「たたみ終わったら次は玄関掃除な」
「……竹丸の奴、まだ来ないのかよ」

 無念そうにつぶやくイヴァン。せめて料理ができたら。そんなことを思うが、それはそれでダメ出しが多いだろう。何せ三笠の“安売りのものだけ買う”と言う戦法の下、ちゃんとした食事を作るのは至難の業なのだ。
 玄関に向かったそんな時、救いのチャイムが鳴り響いた。イヴァンは満面の笑みでそのドアを開ける。

「竹丸! ……あれ?」

 その先にいたのは、ねじり鉢巻を巻いた、頑強そうな中年の男であった。イヴァンは笑顔を戻すこともできず、ただ固まっていた。
 男も男で、まさか外国人の青年が出てくるとは夢にも思わなかったのだろう。こちらも目を点にして立っている。
 そんな中で、エプロンを付けたままの三笠が玄関までやってきた。

「店長じゃないですか、昨日はご馳走様でした」
「おう、三笠君。ほたるの奴から今日は来ないって聞いてな、たこ焼き届けに来た」

 男はそう言うと、持っていた出前用の容器からたこ焼きの入った皿を何枚も出した。まだ湯気が立ち上っている。三笠はそれを戸惑いながら受け取ると、とりあえず、全て流れ作業の如くイヴァンに押し付けた。

「昨日は出前の話を言い忘れたからな。このとおりうちでは電話一本で近辺ならどこでも届けるサービスをしてる。こう見えても君の勤め先の国防軍本部も出前のお得意さんなんだ」

 そう言って、胸を張るたこ焼き安倍屋の店長。国防軍少尉東郷三笠としては、そんな国防軍御用達のたこ焼き屋があったことに愕然としていた。呆れると同時に、今まで利用しなかったのが悔まれてならない。ここのたこ焼きは本当においしいのだ。

「すみません、あんなぽっちのことでいろいろ良くしていただいて」
「娘の命に代えられるものはない。友達……もいるようだからちょうど良かった。それじゃ、三笠君、またよろしく」

 颯爽と去るその後姿は、何にも変えがたくかっこよかった。
 三笠は「冷める前に食べるか」と言うと、イヴァンが出していた掃除道具をてきぱきと片付け始めた。

 次に玄関のほうで音がしたのは、それから大して経たず、五分後くらいのことであった。チャイムが鳴ることもなく、「入るぞ」という声と共にドアが開いた。二人とも出迎えには出ない。たこ焼きの魅力にすっかり囚われてしまっていたのだ。

「たこ焼き! しかもこの匂いは安倍屋か!」

 玄関にいる段階から、そんな感嘆の声が聞こえてきた。すぐに青年は飛んでくる。後ろで一本に結んだ茶髪は、この時間になると少し崩れるようだ。
 だが、そんなことは気にしない。ちゃぶ台の上のたこ焼きに、目をらんらんと輝かせている。匂いだけで分かったということは、彼は先程店長の言っていた国防軍の“お得意さん”の一人なのだろうか。

「これ、竹丸先輩の分です」
「三笠も目が高いな、ここのたこ焼き好きなんて」

 差し出されたたこ焼きを、福井竹丸国防軍中佐はうれしそうに受け取ると、すぐに食べ始めた。
 まだ暖かい。食べ慣れているようで、竹丸は中が熱いことなど全く関係ないように次々と放り込んでいく。その間に、イヴァンのたこ焼きはすでになくなっていた。

「うまいな、これ。あともうちょい食べたいくらいだな、三笠」
「お、俺のはやらないからな」

 何となく、危機感を感じたらしい。三笠は満面の笑みのイヴァンからたこ焼きを隠すように背を向けた。それを見た竹丸はけらけらと笑う。

「今言うのもなんだけど、実は俺、安倍屋のたこ焼きを差し入れに買ってきたん——」
「——竹丸、ありがとう!」

 言うや否や、イヴァンはちゃぶ台の下に置かれていた竹丸のかばんをごそごそと漁りだした。中には少し冷めてしまったが、ちょうど三人分のたこ焼き。竹丸もまさか同じものが届けられているとは思わなかったのだ。
 さすがに、たこ焼きだけでは栄養が偏りすぎている。三笠は勝手にそんなことをつぶやくと、キッチンへと入っていった。再び調理の音が聞こえる。アジでも焼いているのだろうか。だんだんとそれらしい匂いもしてきた。
 言われたことは最低限やるべきである。根が真面目で紳士的なイヴァンは、嫌がる竹丸を引っ掴んで、玄関掃除をしに歩いていった。


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