二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼  沖田総司
日時: 2011/01/30 17:20
名前: さくら (ID: w/qk2kZO)


初めて書きます。
下手ですがどうぞ読んでやってください。


こういう方はお断り。
荒らし目当て


沖田好きな方はぜひどうぞ。
基本的沖田ですが、時々他のメンバーも出てくるかも…?


温かい目で読んでやってください。

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Re: 薄桜鬼  沖田総司 ( No.65 )
日時: 2012/01/06 22:56
名前: さくら (ID: mZr6nb5H)

「うーむ…こりゃ新手の風邪だなぁ…」
「風邪?」

所用で出かけている近藤と土方以外の幹部全員が千鶴の部屋に集まっていた。
千鶴が倒れたと聞いて深夜にも関わらず幹部が集まってきたのだ。布団に横になる千鶴のそばには松本が診察を終え、薬の配合をしている。
松本の診断結果に声を上げたのは原田だった。

「厄介な風邪でな。高熱が三、四日続く。薬の効きが悪くてな。最近巷で流行始めている」

渋い顔をする松本の視線は千鶴に注がれた。それにならって幹部達も千鶴を見つめる。
顔を真っ赤に火照らせ、浅い呼吸を繰り返している。額にあてた手ぬぐいはすぐに熱くなり、一がさっきから何度も水に浸しては絞り、千鶴の額に戻してやっていた。
だがそれで症状が和らぐはずもなく、千鶴は苦しげに呼吸を繰り返す。

「全く…男所帯に女性が一人なんだ。もっと周りが気を使ってやらんといかんだろう。ここは病の恐ろしさを知らん奴らばかりだな」

松本が大きく嘆息しても誰も言い返せなかった。それもそうだ。普段から薄着で過ごしている新八や原田は病気などかかったこともなく、生活の中で千鶴は男装しているため女としての配慮ができなかったのも一因だ。鬼である彼女自身も病はかかりにくい体質だといっていた。

「言葉もないね…これから僕達は何をすればいいんですか?」
「そ、そうだ!俺も看病手伝うって!!」
「おう!先生、何でも言ってくれよ!」

総司が口火を切ると平助と新八が続けて声を上げた。
やれやれと苦笑する。

「お前さんが血相変えて診療所へ来たと思えば、彼女が倒れたと聞いたときどれほど驚かされたか。おかげで目が覚めたよ」
「…僕の話より、千鶴ちゃんの看病が先でしょう?」

松本の言葉を沖田が遮る。またもや苦笑する松本に不快感を覚えながら彼の指示を仰ぐ。

「まずはそうだな。永倉君、藤堂君。二人は掛け布団と火鉢をもっと用意してくれ。斉藤君はここに誰も近づかないように人払いを。感染しれば狭い屯所内だと大変だからな。原田君はこの薬を私が指定する時間に彼女に服用してやって欲しい。井上さんは彼女が目を覚ましたら食事の用意を。食欲がなくとも食べさせるんだ。栄養をとることが風邪を治す一番の近道だ。山南君は———」
「近藤さんと土方君が戻ったときにこの事態を報告、ですね?」
「あぁ。よろしく頼むよ」
「ちょっと待ってください」

新八や平助と一は既に行動に出ており、部屋にいない。まだ名前を呼ばれていない総司が声を上げた。

「僕は?僕は何をすればいいんですか?」
「お前さんには大役がある———」

そう言って松本は皺の刻まれた目じりを下げた。



「…何が『風邪をひいているときは誰でも心細くなるから傍にいてやれ』なんだか。松本先生、僕のこと何か勘違いしてる気がするなぁ」

ぼやきながら静まり返る部屋の中、千鶴の枕元であぐらをかく。
皆それぞれの仕事に取り組み今は解散となった。松本も火急の知らせが入り、屯所を出て行った。
部屋にただ一人残されたのが総司だ。

「ぉ…っ…!」
「千鶴ちゃん?」

声を上げる千鶴が覚醒の兆しかと総司は身を乗り出して彼女の顔を覗き込む。

「何?どうしたの?」
「っ…ん…」
「…寒いの?」

見れば体が小刻みに震えている。部屋は十分火鉢で温まっているし、掛け布団も増やした。だが、それでも彼女の悪寒は治まらないのだろう。
何かそれを解消する方法はないか思案すると総司は一つの方法を思い浮かべた。

「千鶴ちゃん、ちょっとつめて」
「…?」

うっすらと意識はあるのだろう。千鶴は言われるまま布団の端へと寄る。総司は少し躊躇したが、布団をめくり彼女の床に滑り込む。
普段の千鶴なら目を丸くして動揺するところだが、今は違う。熱に浮かされた千鶴はぼんやりと間近に迫った総司を見つめた。

「こする方があったかいんだよ?」

二人の間のわずかな距離を埋めるため、総司は千鶴の首に手を回し隙間なくぴったりと体を重ねる。
この行動にさすがに戸惑いを覚えた千鶴はみじろいだ。

「大丈夫。何もしないよ。ただこうすると肌の温度で体があったまるんだ。本当は裸同士の方が効果あるんだけどね」
「裸…っ?」
「だから裸はさすがにないから、こうするだけ。ね?」

少しの間千鶴は抵抗したが、体力を消耗するのかすぐに脱力して総司に身をゆだねた。
本来元気な千鶴であれば赤面してすぐに布団から出て行くだろう。そうならないのも風邪のおかげだと思うと総司は不謹慎にも可笑しくなった。

「いつも君には看病してもらったから、今度は僕の番だよ」
「ん…」

千鶴の耳に囁くとこそばゆいのか、子供のように笑みをこぼした。

「…そういう顔は反則だなぁ」

意識が朦朧とする千鶴は総司の言葉に上手く返事ができない。重い瞼を懸命に上げて見上げてくる千鶴を真っ直ぐ見つめ返し、総司は口火を切った。

「君に、話があるんだ。ちゃんと聞いて」

君が意識を失う前に謝罪したのは何故?謝るのは僕のほうだ。
君の話を聞きたい。だからちゃんと話すよ。
僕の想いを———

Re: 薄桜鬼  沖田総司 ( No.66 )
日時: 2012/01/07 14:26
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

お久しぶりです。さくら。

【薄桜鬼×銀魂】の作品を書いていた、桜舞姫です。
今は新しい作品に取り組んでいますがww

久しぶりに読みたくなって来たら、かなり更新が進んでいて
「おおっ!!」って感じでしたw

私の新しい作品、良ければ読みに来て下さい。コメする場合は
タメでokです。

作品、頑張ってね!!←タメでいい??

Re: 薄桜鬼  沖田総司 ( No.67 )
日時: 2012/01/07 20:24
名前: 紫苑 (ID: D6CJex8x)


やっぱり、さくらsの

小説は面白い

てか、展開が読めないから続きが気になって

しょうがないです!!

…今更ですが、タメってダメですか?

Re: 薄桜鬼  沖田総司 ( No.68 )
日時: 2012/01/10 18:07
名前: さくら (ID: mZr6nb5H)

桜舞姫さん

まさかの銀魂と薄桜鬼ですか!
気になりますっ
絶対見に行きます!!

私もタメでいいかな??


紫苑さん

展開はその場しのぎで思い浮かんだものを書いてます←
なので自分でも展開が読めません(笑

タメ全然構いません!!
私もタメいいですか??

Re: 薄桜鬼  沖田総司 ( No.69 )
日時: 2012/01/10 18:29
名前: 紫苑 (ID: D6CJex8x)


じゃあこれからはタメで

改めて、よろしく!


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