二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫〜離さない〜
- 日時: 2011/09/02 22:05
- 名前: このみ (ID: ViM8jUbu)
初めまして〜。
このみです。
ぬらりひょんの孫で小説書かせてもらいます。
たいして面白くないですが、よろしくです!
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- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.196 )
- 日時: 2011/10/18 21:37
- 名前: このみ (ID: 1kkgi9CM)
第二十五話 「氷麗」(リクオ、途中から氷麗視点)
夜になっても星奈は見つからなかった。
家に帰り、携帯に何度も繋ごうとするが、電源を入れていないのか繋がらない。
夜の姿になったリクオは、家の門の前に立っていた。
探すべきなのかもしれない。しかし、当てもなく探していても見つかるはずがない。それに、もしかしたら星奈が帰ってくるかもしれない。だからここで待っていよう。そう決めた。
しかし、夜中まで待っていても、星奈は帰ってこなかった。
何もできない自分にイライラする。
雪女にも八つ当たりをしてしまった。
あの後、雪女はダッシュで帰って行った。走り出す前の雪女の泣き顔は忘れない。
言いすぎてしまった。
もう少し一緒に探してくれないか、そう言えばよかった。
今になって後悔が押し寄せる。
ちゃんと謝らなければいけない。雪女とケンカしたままは嫌だ。
部屋に戻る途中、どこかの部屋から泣き声が聞こえた。
ヒック、ヒック、という女の泣き声だ。
その部屋を探し当て、襖を少し開けて中の様子を見る。
雪女だ。
部屋の明かりもつけずに座っている。
雪女の流した涙が、畳に落ちるたびにそこが凍った。
自分のせいで泣いているのだ。
謝らなくては。
「雪女」
襖を開け、声をかけると、雪女はハッとして顔を上げた。
目元が真っ赤に腫れている。
ずっと泣いていたのだろう。
胸が痛くなった。
「リクオ様…どうしたのですか…?」
リクオは黙ったまま雪女の向かいに腰を下ろす。
無理に明るい声をつくっていう雪女に、また胸が痛くなった。
雪女は悪くないのに。
「すまなかった」
許してくれるまで、何度でも謝ろう。
いや、雪女の事だから、すぐに許してくれるだろう。
それではだめだ。
許してくれても、何度も謝ろう。
「悪かった。あんなにひどいことを言って…」
雪女は頭を下げるリクオの事を呆然としながら見ていた。
リクオが頭を下げる。それは、過去にも一回しかなかった。
そのリクオが頭を下げている。
雪女の涙は、いつの間にか止まっていた。
「……あ、あの、若。いいんです。私が悪かったんです。リクオ様は星奈様の事を大切に思っているとわかっておきながら…あんなこと…」
その言葉に、リクオはやっぱり、と思っていた。
やっぱりすぐに許してくれる。
そういうやつなのだ。氷麗は。
「いや、俺は八つ当たりしたんだ。何もできない自分が悔しくて…お前が傷つくとわかっていながらあんなことを言っちまった。本当に悪かった。なんなら殴ってもいいぞ。許せないなら許せないでいい。俺は何度でも謝る」
分かっていた。氷麗が傷つくことは。
それでも言ってしまった。自分が抑えられなかった。
どうして俺は、こんなにも無力なのか。
氷麗や青田坊、周りの皆がいないと何もできない。
その無力さに腹が立った。
「すまない」
「…私は…リクオ様が好きです。だから、リクオ様の瞳に星奈様しか映っていないのが嫌でした。私のほうがリクオ様の事を知っているのに。私のほうが一緒にいたのに。その気持ちが募っていきました。だからあんなことを言ってしまったんです。本当にすみませんでした」
リクオも雪女も、二人とも頭を下げた。
告白しながら謝り頭を下げる。
なんだかおかしな話だ。
二人とも顔を上げ、笑った。
「許してくれるか?」
「はい!私も、許してもらえますか?」
「ああ」
「それで、あの…その、私の…告白…の事なんですけど…」
「…俺は星奈が好きだ。恋愛として。雪女の事は……家族として好きだ」
リクオは言い切る。
ここではっきりしておかないといけないと思ったのだ。
相手が本気ならこちらも本気で返すべきだ。
「家族…ですか。恋人にはなれないんですね」
「すまねぇ」
「…でも」
「?」
氷麗は笑って見せた。
「家族でも…いいです!リクオ様に家族として見てもらえるなら…それで満足です」
「雪女…」
「ですから、このままリクオ様が一人身だと、私がせっかく引いたのに意味なかったかなって悲しくなってきますから、ちゃっちゃと許嫁でも何でもつくってください。いいですね?」
「え……」
「いいですねっ?」
「…クッ…敵わねえな。氷麗には」
雪女は、え、と声を漏らす。
先ほどまで「雪女」だったのに、今は「氷麗」だ。
嬉しかった。
また、「氷麗」と呼んでもらえた。
「ちなみにその許嫁は…」
「当たり前でしょう。星奈様ですよ」
「ああ」
「早く探し出しましょう。それじゃないと婚約も何も出来ませんもんね」
「一緒に探してくれるか?氷麗」
一緒にーーー
「はい!!お任せください!」
この気持ちが消えたわけではない。
ただ、この二人がお似合いだと思ってしまった以上、応援するしかないと思った。
だって二人が大好きだから。
も〜〜〜〜!氷麗いい子だよ!
なんか可哀そう…。
次は星奈視点です。
思ってたんですけど、リクオはいつになったら星奈を探し出すんだ。
もう次で終わりにします。
早く四国編にしたい!
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.197 )
- 日時: 2011/10/19 17:34
- 名前: このみ (ID: 1kkgi9CM)
…誰かいない?
おばさん寂しいよ。
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.198 )
- 日時: 2011/10/19 19:44
- 名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)
来たーー!!
やっとテストおわったよ〜〜〜!!!
やっぱ雪女優しい!
どっかのだれかさんに爪の垢を煎じて飲ませればいいのに!(どっかのだれかさんはリアルで私の近くにいる人)
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.199 )
- 日時: 2011/10/19 20:40
- 名前: このみ (ID: 1kkgi9CM)
ね!優しいよね!
自分で書いてて優しいな〜って思ったもん。
テスト終ったんだ!どうだった?
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.200 )
- 日時: 2011/10/20 18:04
- 名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)
社会と、国語がうまくいったかも!
予想以上にむずかった&意味不明が英語と技術だった〜
数学の一番最後の問題が、読み間違えてた!!
しかもきずいたの終わる一分前!!
最悪だった〜
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