二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.gray-man -消えた扉- 【完結】
日時: 2012/08/30 15:04
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

 快李です


  ◆注意事項◆
・荒らしはご退出お願いします
・主人公はアレンじゃないです
・キャラ崩壊有り
・亀更新(ぇ
・誤字脱字あり
・駄文
・ノアの12使徒を変更します

・・・よろしくお願いします

〜目次〜

オリキャラ・・・>>1 >>13

プロローグ・・・>>2

現実編 第一章...>>190
推理編 第二章...>>206
家庭編 第三章...>>237
空間編 第四章...>>255

あとがき...>>256


           END......2012/08/30

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Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.21 )
日時: 2012/05/09 20:34
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第十一話 -任務-



沙「任務?」
コ「うん。アルゼンチンで、多くのAKUMAが出現してる」

相変わらず、室長室は汚い
部屋の机、床、棚

全ての所に資料が置かれていて
足の踏み場もない

・・・思いっきり資料踏んでるけど、いいのかな・・・

ア「アルゼンチン・・・結構遠いですね。船が・・・」
コ「2回乗るね。往復で計・・・」
沙「4回」
コ「まぁ、頑張ってきてね」

計算もろくに出来ない大人って
どんな学校行ってたんだろう

        ・・・人のこと言えないか。私も・・・——


       ガタガタガタガタガタガタ....

沙「遠いね〜」
リ「そうよね・・・流石に;;」
ア「・・・」

アレンは疲れたのか、ぐったり寝てる
その顔はなんとなく可愛く見えた

汽車の中には誰一人いない
あるとすれば、木で出来た硬い椅子

沙「・・・」

窓を覗けば、海が見える

 日本海?太平洋?わからない

この汽車は、海沿いを走ってる
駅に着いたらすぐに船場があるので
移動するのに急ぐ事はない

 ゆっくりと・・・・——

ア「ううん・・・」
リ「起きた?アレンくん」

アレンが目をこすりながら、窓を見た

ア「まだ海ですか・・・」
沙「別の列車は花が沢山見れたらしいけどねw」

時間に余裕を作りたいって言ったのはアレンだよ
だから海だけの方に・・・

アレンは顔をしかめた
たぶん後悔してるんだろうな

リ「大丈夫よ;;そのうちまた着くわw」
沙「着いたらまた海の上だけどねw」
ア「あああ・・・|||」

・・・アルゼンチンは、ブラジルの下にある
自分の生まれた国の・・・下に

      お父さんに・・・会えるのだろうか


     キキィイイイイイ...

窓の景色が、海だけでなく
人だかりも見えるようになった

たぶん、駅についたんだろう

沙「アレン。降りよう」
ア「あ・・・はい!」

アレンは降りる準備をしてなくて
焦りながら返事をした

       ガタッ

沙「ここが北アメリカの一番下か〜・・・あ、船着場」

汽車から出たら、目に入った船着場
対して目立たないし、あまり・・・よさそうなものじゃない
お古・・・みたいな・・・
人だかりも、船着場の周囲には誰もいない

     ザァアアアァアァアァッ...

 海の潮の香り
   綺麗な波が押し寄せてきて
最高の景色

ア「船も何も見当たりませんね・・・」
??「アンタら、何してんのさ?」

話しかけてきたのは、帽子を被ったおじさん
ちょっとぽっちゃりしていて、ちょいヒゲ

リ「南アフリカ行きの船があるって聞いたんですけど・・・;;」
??「・・・アンタ・・・ここの船場は——」

おじさんが、顔をしかめてから話し出した

   波が押し寄せてくる
  海辺の場所で・・・——

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.22 )
日時: 2012/05/09 20:48
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第十二話 -立ち話-



おじさんによる話だと・・・

この船場は急に現れたらしい
現代の物ではなく、人々はここを避けているらしい

お「俺は見たんだ・・・あの日・・・」
リ「あの日?」

          -一週間前-

お「・・・おぉ?」

その日は晴れだった
海辺に視線を移すと、ふと子供が目に入った

人気も少なく、黒い服を着ているため
目立つというものではない

その瞬間
子供は右手を挙げ・・・

   ザパァアアァァァアアン!!

お「な!?」

海の中から船・橋が出てきた
しぶきが1km離れたこちらにも飛んできて
服はすぐにずぶ濡れになった

??「・・・」
お「なんだ・・・!?」

こんな浅い海辺から
船と橋が出てくるなんておかしい
でも
確かに出てきたのだ

子供は船に乗り、その場を去っていった



沙「何か不気味・・・」
お「まぁ・・・大分前、ここに船場はあったらしいけどな」
全「え!?」
お「すぐに台風で無くなったが。そう言えば・・・前の船着場に似てるなぁ」

もしその昔の船場が
今ここにある物だとしたら?

でも・・・どうやって?

ア「あの・・・沙羅」
沙「?」
ア「初任務の時の事・・・覚えてます?」
沙「初任務・・・?・・・・・・あ」

''その街から、100年前・・・1000年前の物が続々出てくるらしくてね。今だ発見されてなかった物質まで''

コムイ室長が言ってた

沙「異常現象・・・」

おじさんが言っていた、''黒い服の子供''
共通してる
初任務で会った男の子と・・・
間違いない

沙「行こう!あの海の先へ」
お「船はここらへんはないぞ?どうやって—」
沙「イノセンス発動—」

桜の花びらをあつめ、一つの巨大の花びらにする

沙「乗って!」
お「おお!?なんかわかんないが・・・気を付けな!」
ア「はい!ありがとうございました」

おじさんが段々小さくなっていく
見えなくなるまで、おじさんは手を振り続けてくれた

リ「もしこの現象がイノセンスだったとしたら・・・その彼が適合者の可能性があるわね」
沙「うん。でも、顔覚えてないし・・・」

黒い服・黒い髪くらいしか覚えていない
名前も・・・全然・・・——


悠「ふぁああ・・・あ〜・・・船で一週間かかるとか・・・マジありえねぇ」

絶対筋肉痛だわ
しかもこの船古いしよぉ

海の中をさ迷っていた少女・・・いや、少年

L2「あの・・・どんなご用でしょうか、悠様・・・・あ!」

気付いた時は既に遅し
Lv2のアクマは破壊された

悠「その名前で呼ぶな・・・その名前で呼んでいいのは俺が許した奴だけだ」

赤の他人に
''悠''なんて呼ばれたくもねぇんだよ

他のL2のAKUMAは怯えている
破壊されるのを恐れて・・・・——

               悠が大量のAKUMAを連れる目的は—

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.23 )
日時: 2012/05/09 21:08
名前: 優蘭 (ID: 3mln2Ui1)
参照: http://ameblo.jp/tsxbd562/

やほー!!!!

快李luuuuuvの
優蘭だよー(*^_^*)



おもしろいなw
てか ここにこれなくてごめんねw


がんば!!!!
沙羅かわいい

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.24 )
日時: 2012/05/09 21:09
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

ヤッホオオオオオ(´▽`)

ボクはね、影薄いからネ、ウン、ハイ

来てくれてありがとう〜(*´∀`*)

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.25 )
日時: 2012/05/10 19:13
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第十三話 -アソコ-



沙「着いた・・・」
ア「あっという間でしたね」
リ「そうねw」

広がるのは、緑の木々
風に揺れて、葉の合唱会だ

沙「いこ。アルゼンチンへ」
リ「ええw」

いくらなんでも、ここからアルゼンチンは遠い
速くて1泊2日だと想う


ア「あ、沙羅ってブラジル出身ですよね?」
沙「うん。そうだよ」
ア「宿屋とか・・・色々知りませんか?」
沙「・・・覚えてない。それに・・・ブラジルなんて行きたくない」
ア・リ「??」

お父さんに・・・
出会ってしまうかもしれない

会いたくない
お母さんを見捨てた男なんて・・・

でも

沙「''アソコ''なら・・・帰りに寄るよ」
ア「アソコ?」
リ「アソコって?」
沙「・・・行ったらわかるよ」

桜の咲く
あの山奥

          -アルゼンチン-

宿も見つけ、また沙羅達は歩き始めた
そして、アルゼンチンへと到着した

国に入った途端見えたのが、大量のアクマ

沙「な・・・っ」

アルゼンチンに来るまで

パラグアイ
ボリビア

これらの国からずっとアクマを破壊し続けてきた

アクマの発進地はここ、アルゼンチンだったのだ

全「イノセンス発動」

リナリーの黒い靴
美しく宙を舞い、太陽と重なる

アレンの大きな左腕
赤い腕が変わり、銀色の腕を振り回し、アクマを破壊する

沙羅の桜吹雪
手から流れ出るオーロラを振り回すと同時に、桜も同じように動く


これだけ倒しても、まだアクマが耐えることはない

1時間して、やっと片付いた

沙「アクマは別の場所に向かってる。そこに向かおう」
ア「はい」
リ「パラグアイ・・・ボリビア・・・・・・。つなぐとしたら、ブラジルかしら」

沈黙が流れる
沙羅が嫌がっていた、''ブラジル''

沙「・・・いいよ。ビンゴだったら、ついでにアソコにも行けるし」

そう言って、沙羅は残念そうに歩いていく
アレンとリナリーは、その背中を心配そうに見ていた
弱々しい、その小さな背中を

          -ブラジル-

ア「大量のアクマの気配がします。きっと、ここが・・・」

リナリーの予想は見事に的中した
沙羅とリナリーは、走るアレンについて行く

沙「・・・ぇ?この道は・・・———」

見覚えがある
歩き覚えがある
懐かしい臭いがする
懐かしい感情が芽生えてくる

        この気持ちはなんだろうか

沙羅はふと思い出した
この道は
この上へ上へと続く坂道は
間違いなく

        ''アソコ''へとつなぐ道だった


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