二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

D.gray-man -消えた扉- 【完結】
日時: 2012/08/30 15:04
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

 快李です


  ◆注意事項◆
・荒らしはご退出お願いします
・主人公はアレンじゃないです
・キャラ崩壊有り
・亀更新(ぇ
・誤字脱字あり
・駄文
・ノアの12使徒を変更します

・・・よろしくお願いします

〜目次〜

オリキャラ・・・>>1 >>13

プロローグ・・・>>2

現実編 第一章...>>190
推理編 第二章...>>206
家庭編 第三章...>>237
空間編 第四章...>>255

あとがき...>>256


           END......2012/08/30

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51



Re: D.gray-man -消えた扉- 皆様のご協力 ( No.226 )
日時: 2012/07/25 22:25
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第六十三話 -回りだす-




 悠はすくすく成長し、学力・運動も何もかも完璧でした。王は確信したのです。この子なら・・・この国を任せられるだろうと。

悠「私が国王を・・・?」
海「そうだ。お前なら絶対出来る。私の部下もそう言っている」
悠「しかし・・・お父様の方が私は・・・」
海「大丈夫。困ったときはいつだって相談してくれればいい」
悠「・・・はい!」

 悠はピアノを演奏しに音楽室に向かった。扉を開けようとすると、王室から自分の父の悲鳴・・・叫び声が聞こえた。迷いなく王室の方へと駆け出し、扉を開けた。
 死体の・・・血の臭い。目に入るのは父という名の死体と、眼鏡をかけたポッチャリ人間。

悠「父上!?」
メ「キャァアアァ!!王様が!!」

 メイドも駆けつけ、顔を隠して座り込んだ。コイツが・・・お父様を?

悠「ここは任せて。城の者を広場に集めておいてください。この状況を後で説明しに行きますから」
メ「しかし・・・」
悠「大丈夫。私を信じてください」

 その眼はもはや幼い頃の可愛らしい悠ではなく、「王」としてのしっかりとした眼だった。メイドは少しみとれてから立ち上がって、みんなを広場に集めに行った。

悠「・・・アンタは誰だ。お父様をやったのはお前か」
千「我輩は千年伯爵。あなたを迎えに来ましタ」
悠「まだもう一つの質問に答えてない」
千「・・・そうですヨ」
悠「何で・・・何でっ!!」

 明らかにこの国の者じゃないとわかった。この国で父を恨んでる奴なんて居なかったから。父は・・・誰からも愛される存在であったから。

千「邪魔だったからでス。あなたを連れていくのニ」
悠「俺を・・・?何で!」
千「・・・人が集まって来ますネ。また今日の夜お会いしましょう」

 暗闇の中に消えていった、「千年伯爵」父を殺したという張本人・・・。絶対に許さない。
 広場に集まった人々の前に立ち、事情を説明した。


悠「海琉王様が只今・・・暗殺された」
全「!?」

 いくら王の話中でもざわめいた。いつもは何事でもざわめかないが、今回ざわめかなかったら逆におかしいくらいだ。

??「誰が・・・誰がやったんだ!?王様をっ・・・!!」
悠「暗殺者がその部屋にいた。名は・・・千年伯爵」

 城中の皆が思い出した。何年も前の王の双子の肬の誘拐事件を。肬を誘拐した者の名は・・・「千年伯爵」
 誰も忘れてはいなかった。あの悲劇を。そして城中の誰もが思った。これはただの偶然ではない。何かが・・・動き出したのではないか。と・・・。

Re: D.gray-man -消えた扉- 皆様のご協力 ( No.227 )
日時: 2012/07/26 14:09
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第六十四話 -君を眺めて-




 悠は台から降りて、部屋から出た。閉めた扉によりかかり、誰にも気づかれないように・・・静かに泣いた。

悠「お父様・・・お母様・・・・・・」

 中から聞こえてくる様々な声。悠の心を心配する者と・・・「この国は呪われている」と逃げ出そうと思っている者の二つに別れた。

悠「・・・千年伯爵」

 部屋に戻ってベランダを見つめると、そこに座っていたのは千年伯爵。赤い毛糸でマフラーを編んでいた。

千「話をしましょウ。この世界について・・・あなたの家族についテ」
悠「・・・そのつもりで来たんだ」

 この世界には神に選ばれた黒と白の者がいる。それがエクソシストとノア。それぞれ詳しく聞かされたあと・・・俺には双子の姉で、同じ名を持つ「肬」がいる事がわかった

悠「・・・肬?」
千「私は肬がノアだと勘違いしてましタ。でも本当のノアは悠・・・あなたなんでス」
悠「・・・で?あなたは俺を迎えに来たと。・・・この国はどうなる」
千「我輩の元へ来てくれるのなら王を続行しても構いませんヨ」
悠「・・・肬は」
千「また考えまス」

 「わかった」と言わなければどうなるかわからない。父を殺したのはわかってる。でも・・・従うしかない。

悠「・・・わかったよ。でも今は忙しいから・・・」
千「わかってますヨ。でハ」

 そう言ってまた闇の中へと消えていった。闇の住人・・・か。

悠「・・・メイ」
メ「はい!」

 メイドのメイを呼んで、明日市民の前で王様が死んだ事・・・私が王を継ぐ事を皆に報告する。隠すことなど・・・有り得ない。
 翌朝、市民がざわめく中を、城で町中が見渡せる場へと移動した。

??「姫様!」
悠「・・・」

 姫様と呼ばれるのはにつかわしいが、しょうがない。もうすぐ王になるのだからこれくらいは我慢せねばなるまい。

悠「皆さん。今日は暑い中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。」

 王が最初に必ず言う言葉。それを思い出しながら、序章を始める。そして・・・本題へ。

悠「今日はお集まりいただいたのはほかでもありません。昨日・・・我々の王である海琉様がお亡くなりになられました」
全「!?」

 城の中で話した時より、大きなざわめきが聞こえた。泣いたりわめいたり・・・まだ幼い赤子までも泣いていた。

悠「そして今日・・・改めまして、私が海琉様の意思を継ぎます。そして・・・私が貴方方を引っ張っていきます」

 泣き喚いていた人々は笑い、「姫様」ではなく「王女」と呼ぶ。そして・・・「ユウ」と呼ぶ。
 私はまだ知らずにいた。その人々の中に、自分の姉・・・本当は王女になっていた「肬」がいたという事を。

Re: D.gray-man -消えた扉- 皆様のご協力 ( No.228 )
日時: 2012/07/26 14:53
名前: ラン (ID: qs8LIt7f)

 進んでるね。過去編かな?途中でやめたりしないでね。なんで肬がいるの?

Re: D.gray-man -消えた扉- 皆様のご協力 ( No.229 )
日時: 2012/07/31 21:34
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)




            断じてリア充じゃないもんっ!!//////





       続けるよ過去編(;´Д`)

Re: D.gray-man -消えた扉- 皆様のご協力 ( No.230 )
日時: 2012/07/31 21:50
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第六十五話 -私が君-




 コンコンという音とともに、メイドが入ってきた。

メ「王女様」
悠「何?」
メ「お客様です」
悠「・・・入れて」

 入ってきたのは、フードをかぶってて顔も何も見えない、身長が同じくらいの人。

悠「・・・誰?・・・・・・・・・・・・!!」

 人はフードをどかして・・・顔を出した。それはとても王女の悠に似た・・・双子の姉である肬だった。

悠「・・・君は・・・肬・・・?」
肬「初めましての方がいいかな」
悠「・・・そうだね」
肬「・・・王になったんだね」
悠「まあね」

 肬はふとこからナイフを取り出し、私をベットに押し倒して首に突きつけた

肬「・・・・・・抵抗しないんだね。さすが王」
悠「君の眼に殺意はない。私を殺せないんでしょ」
肬「・・・君に守って欲しい人がいるんだ」
悠「守って欲しい人・・・?」
肬「・・・・・・「鈴木沙羅」それが私の大切な友達」
悠「・・・自分で守りなよ。大切なものなんて」

 私は守れなかった。大切なお父様を。私には誰かを守れる力がない

肬「私ね・・・もうすぐ桜の木になるの」
悠「え?」
肬「アクマの呪い・・・かな。ノアじゃないのにノアのふりしてたから」

 ああ・・・そうか。千年伯爵が肬をノアだと思っていたんだ。だから・・・アクマ達もそれを前提に・・・

肬「時間がないの。お願い・・・君が私になって。私が君になるから」
悠「・・・」

 眼を閉じて、君を呼ぶ。いるんだろう?出てきておくれよ。

??『呼んだか?』

 すごく呼んだよ。トリーブ

ト『何のようだ』

 今の話聞いてたろ

ト『お前の眼を通してな』

 肬になろうと想うんだ。でも・・・どうしてもやりにくい。だから・・・記憶を入れ替えてくれ

ト『俺は記憶を入れ替えるノアじゃないんだぞ』

 ・・・そうだね。じゃあこうしてくれ。俺達の記憶の時間を巻き戻しておくれよ

ト『・・・それで入れ替われると思っているのか』

 君が聞かせてくれ。ボクの脳内に直接。そしたら・・・記憶も

ト『わかった。でも肬の記憶はそのままにしておくよ』

 ・・・ありがとう、ノア
 眼をあけて、肬に向かって微笑む

悠「私が君になる。でも・・・君は君だよ」
肬「・・・ありがとう。ありがとう」

 眼をつむって・・・眼を開けて。ボクは思う

悠「・・・君は誰?」
肬「・・・え?」
悠「・・・沙羅に愛に行ってくる」

 バンッという音と共に、メイドの格好をした女が入ってきた
 ボクが首にナイフを突きつけられているのを見て・・・

メ「王女様!?誰か!!王女様が!!!!!!」

 トリーブは城全体の記憶も操ってしまっていた。肬と悠が産まれた時間を・・・止めた。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51



この掲示板は過去ログ化されています。