二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケットモンスター 平和の光と恐怖の闇 無事完結!
日時: 2013/02/02 19:35
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: .FDTdicQ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=10330

はい、どうもご無沙汰しております、パーセンターです
俺の小説もついに二作目(三作目だろ)となりまして、大分ここのシステムにも慣れてきた所です。
今回は、一作目で挫折した、ゲームのような冒険者のリベンジをしたいと思い、この小説を立てました。
まだまだ未熟で、文才も無いですが、読んでくだされば光栄です。

※注意!
・今までで一番のノープランです。7月3日現在、まだ登場人物をちょっとと町の名前しか考えてませんので。
・それ+高校が忙しいので、更新はかなりの低頻度になる事が予想されます。あしからず。
・荒らし…まあ常識のある人はしないでしょう。
・今作は、公式ではないポケモン(ユニサスやドラドーン等)が更に追加されています。URLを>>0に貼っておきますので、ご活用下さい。
・『一応』、前作から七・八年後のストーリーです。
俺の酉は◆sC9ueof0V6と◆AeB9sjffNs の二つです。これ以外は偽者でしょう。

これくらいですね。
後、今回の舞台はオリジナルのウチセト地方です。
ストーリーもほぼオリジナルで進めていきます。

それでは、宜しくお願いします。
登場人物 >>1 プロローグ >>2
ナデシタウン&ミサゴシティ編
>>7 >>12 >>15 >>18前半
アロンジシティ編
>>18後半 >>21 >>23 >>26 >>29
タイメイシティ編
>>30 >>33 >>36 >>37 >>38
ラビリンシティ編
>>41 >>42 >>45 >>46 >>55 >>60
アメジスジティ編
>>65 >>68 >>71 >>74 >>75 >>80 >>85 >>92 >>93 >>94 >>97 >>102 >>105
ブルムシティ編
>>111 >>115 >>118 >>119 >>120 >>123 >>124 >>125 >>129 >>130 >>131 >>132 >>133 >>136 >>139 >>140 >>143
ラビンタウン編
>>146 >>148 >>149 >>152 >>153 >>158 >>160 >>161 >>162 >>163 >>164 >>167 >>168 >>169 >>174 >>179 >>182 >>185 >>186 >>189 >>196 >>197 >>200
フローズンシティ編
>>201 >>204 >>205 >>206 >>209 >>210 >>213 >>216 >>217 >>218 >>219 >>222 >>224 >>227 >>230 >>233
ソルナシティ編
>>234 >>235 >>236 >>238 >>241 >>242 >>243 >>244 >>245 >>246 >>249 >>250 >>251 >>268 >>269 >>271 >>272 >>273 >>276 >>277 >>278 >>279 >>282 >>283 >>285 >>287 >>288 >>289 >>290 >>293 >>294 >>295 >>298 >>299 >>302 >>305 >>307 >>309 >>312 >>313 >>314 >>315 >>316 >>317 >>320 >>322 >>324 >>326 >>327 >>328 >>329
ポケモンリーグ編
>>330 >>331 >>334 >>335 >>340 >>342 >>344 >>345 >>346 >>347 >>350 >>353 >>354 >>355 >>357 >>359 >>360 >>361 >>362 >>363 >>364 >>365 >>366 >>367 >>370 >>371 >>372 >>373 >>374 >>375 >>376 >>377 >>378 >>381 >>384 >>385 >>386 >>387 >>388 >>389 >>392 >>393
エピローグ >>394
あとがき >>395

番外編 最強と無敵の紙一重の差
>>253 >>257 >>259 >>262 >>265

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Re:第百十六話 狂気を喰らう謎生物 ( No.289 )
日時: 2012/11/18 19:22
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: Dj5QpmsJ)

「私から先手を取るとは、なかなかやりますね。シビルドン、戻れ」
マターはシビルドンをボールに戻し、
「ですがここからですよ。ビビッドン、逃げまどう者全て喰らえ!」
マターの二番手は、ヤシロも使っていた宇宙人のようなポケモン、ビビッドン。
「こいつか…フィニクス、エアスラッシュ!」
フィニクスは羽ばたき、無数の空気の刃を飛ばすが、
「ビビッドン、サイコキネシス」
ビビッドンは強い念力を発し、エアスラッシュの動きを全て掌握してしまう。
「返してやれ」
ビビッドンは念力を操り、エアスラッシュを送り返す。
刃はフィニクスを切り裂き、シビルドン戦でのダメージも重なり、フィニクスは倒れてしまう。
「フィニクス、よくやった。上出来だぜ」
フィニクスを労い、ボールに戻し、レオは次のボールを構える。
「エスパータイプにはこいつだ! 任せるぞ、バフォット!」
レオはエスパー技を無効にし、ビビッドンの弱点を突けるバフォットを繰り出す。
対して、マターは不敵に笑い、
「悪タイプなど恐れることはない。ビビッドン、気合い玉!」
ビビッドンは手を構え、気合いを凝縮した弾を放つ。
「バフォット、かわしてメガホーン!」
バフォットは体勢を屈めて気合い玉を避け、角を構えて突っ込む。
「ビビッドン、十万ボルト!」
ビビッドンは強烈な電撃を放ち、バフォットを止める。
「気合い玉!」
そしてすかさず気合いを溜め込んだ弾を撃つ。
「やべっ、バフォット、メガホーン!」
咄嗟にバフォットは角を気合い玉に突き刺し、何とか気合い玉を破壊。
「バフォット、ぶち壊す!」
そしてバフォットはフルパワーでビビッドンへ突貫する。
至近距離からのすざましい攻撃を喰らい、ビビッドンは大きく吹っ飛ばされる。
「なかなかやりますね。ならばビビッドン、バグノイズ!」
ビビッドンは起き上がると、狂ったような雑音を発し、バフォットの動きを止める。
「今だ。ビビッドン、十万ボルト!」
ビビッドンは強烈な電撃を放ち、動けないバフォットに浴びせかける。
今気合い玉を喰らったら間違いなくやられていた。このタイミングで気合い玉を撃ってこない辺り、マターはやはり手加減しているのだろう。
「くっそ、本気でかかって来てもいいんだぞ!」
「本気? わざわざ自分の力を敵に晒してどうするというのです。私は滅多なことでは本気は出しません。せいぜいこの地方ではそこのチャンピオンかソルナのジムリーダーくらいですよ」
イビル壊滅の危機の時には本気を出さざるを得ませんがね、とマターは付け加える。
「ま、イビルの危険分子と言えど、貴方如き私が本気を出せば一捻りですよ。ビビッドン、バグノイズ!」
「させるかよ! バフォット、メタルブラスト!」
ビビッドンが雑音を放つと同時、バフォットは強大な鋼エネルギーを撃ち出しビビッドンを攻撃、バグノイズを止める。
確かに、マターの言うことはあながち間違っていないかもしれない。
この時点でレオは少々苦戦しているため、本当にマターの今の力が五割だった場合、本気のマターと戦うと負ける可能性も十分に有り得る。
「そんな事考えていても仕方ないか…バフォット、メタルブラスト!」
バフォットは強大な鋼エネルギーを撃ち出すが、
「ビビッドン、サイコキネシス!」
ビビッドンは念力でメタルブラストをも止めてしまう。
「撃ち返せ」
そのままメタルブラストをバフォット目掛けて撃ち返す。
効果今一つではあるものの、なかなかの威力がある。
「ならバフォット、大地の怒り!」
バフォットは大地を踏みならす。
大量の土砂や瓦礫が吹き出し、ビビッドンへ襲い掛かる。
「ビビッドン、サイコキネシス!」
ビビッドンは再び強い念力を発するが、流石に土砂を全て掌握することは出来ない。
半分くらい止めたものの、残りの瓦礫土砂がビビッドンを吹っ飛ばす。
しかし、バフォットも技の反動でダメージを受ける。
「バフォット、追撃だ! ぶち壊す!」
バフォットは吹っ飛ぶビビッドンを追い、フルパワーで突撃する。
「させませんよ。ビビッドン、気合い玉!」
ビビッドンは体勢を崩しながらも気合いを溜め込んだ弾を放ち、バフォットにぶつけてぶち壊すの勢いを相殺する。
「十万ボルト!」
さらにビビッドンは強烈な電撃を放ち、バフォットに連続攻撃。
「調子に乗るなよ! バフォット、メタルブラスト!」
返しの鋼エネルギーの一撃は、さらに追撃しようとしていたビビッドンをまともに捉え、ビビッドンを吹っ飛ばす。
「ビビッドン、立て。これで決めるぞ、気合い玉!」
「バフォット、こっちもだ! メタルブラスト!」
ビビッドンは気合いを凝縮した弾を、バフォットは強大な鋼エネルギーを撃ち出す。
お互いに競り合うことなくそれぞれの敵へと一直線に向かい、二体はほぼ同時に吹っ飛ばされ、戦闘不能となってしまう。
「バフォット、よくやった。戻って休んでてくれ」
「ビビッドン、戻って休め」
お互いにポケモンを戻し、最後のボールを取り出す。
「絶対負けねえぞ。頼んだ、リーテイル!」
「私が負けるとは思えませんがね。ドサイドン、阻む者全て壊せ!」
レオのポケモンはエースのリーテイル。
対して、マターのポケモンは、非常に頑丈そうな怪獣型ポケモン。
体中にプロテクターがついており、額にはドリルが、手のひらには岩を飛ばすための穴が開いている。
ドサイドン、ドリルポケモン。地面・岩タイプ。
「タイプ的には有利だけど、この頑丈そうな体、油断できねえな」
「ま、こいつも私のエースでも何でもありませんがね」
リーテイルはドサイドンを見上げて睨み付け、ドサイドンは挑発的な表情を浮かべてリーテイルを見下ろす。



マター戦その2。今回で分かるように、マターの使うポケモンは一見何の共通点も内容に見えますが、ブルムシティ編のリザードンも含め、ある共通点があります。加えて、リザードンもエースではないとすると、マターの手持ちは五体ですから、最後のエースは…? まあ、ここでは言いませんがね。さて、次回はマター戦、決着です。それでは、次回もお楽しみに!

Re:第百十七話 装甲をまとう怪物 ( No.290 )
日時: 2012/11/18 19:25
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: Dj5QpmsJ)

「リーテイル、リーフブレード!」
リーテイルは素早くドサイドンの横を通り抜け、背中と尻尾の葉でドサイドンを切り裂く。
「ドサイドン、メガホーン!」
ドサイドンはリーテイルを追って、角の一撃を突き立てる。
しかし、リーテイルは素早い動きでさっとメガホーンを避けていた。
「そんな大振りな攻撃じゃ、僕のリーテイルは捕らえられないぜ。リーテイル、ドラゴンビート!」
続いてリーテイルは龍の心臓の鼓動のような音波を放つ。
「ドサイドン、ストーンエッジ!」
ドサイドンは音波を受けきり、尖った無数の岩を放つ。
「まずい、リーテイル、エアスラッシュ!」
リーテイルは無数の空気の刃を飛ばすが、全て相殺は出来ず、残った岩がリーテイルに突き刺さる。
「メガホーンだ!」
ドサイドンは猛攻撃を仕掛けてくる。
地を蹴って跳び、角を構えてリーテイルへ突っ込む。
「リーテイル、立て直せ! リーフブレード!」
リーテイルはドサイドンの角攻撃をかいくぐり、尻尾の葉でドサイドンを切り裂く。
「ドラゴンビート!」
「ウッドハンマー!」
リーテイルは龍の鼓動のような音波を放つが、ドサイドンはそんなもの気にせずリーテイルに近づき、大木のように堅い腕でリーテイルを殴り飛ばす。
「このドサイドンは非常に頑丈な体を持っています。相手の攻撃を受けても、効果抜群でなければドサイドンの動きは止まらない。相手の攻撃を気にせず重火力をたたき込めるのです」
早い話がレオのテペトラーを更に頑丈にしたもの。
相手の攻撃を受けつつも、そこをチャンスとし、強力な一撃を叩き込む。
「テペトラーが正解だったか…まあいい! リーテイル、エアスラッシュ!」
リーテイルは無数の空気の刃を放つが、ドサイドンはまるで動じない。
「ストーンエッジ!」
刃で切り裂かれているにも関わらず、ドサイドンは尖った岩をいくつも撃ち放つ。
「リーテイル、ドラゴンビート!」
リーテイルは龍の鼓動のような音波で岩を撃ち落とし、残った岩をかわしてドサイドンへ接近。
「リーフブレード!」
リーテイルは背中の葉でドサイドンの横腹を切り裂くが、
「ウッドハンマー!」
ドサイドンは堅い腕を振り上げてリーテイルを殴り返し、天井にまで叩き飛ばした。
「今一つの割に何て力だ…リーテイル、ドラゴンビート!」
リーテイルは体勢を崩しながらも、龍の鼓動のような音波で反撃する。
ドサイドンは動じないと言えども、ダメージを受けていることは確かだ。
しかし、このドサイドン、相当打たれ強い。
四倍ダメージのリーフブレードを三度喰らっても、まだ余裕を浮かべて立っている。
「地震が使えんのが痛いが…ドサイドン、メガホーン!」
リーテイルは飛行タイプも持っているため、地面技は効かない。
ドサイドンは地を蹴り、角を構えてリーテイルへ突貫。
「リーテイル、回避!」
リーテイルはさっと横へ逸れ、メガホーンを避ける。
(どこかに弱点があるはずだ! そこを見つけ出せば、勝利は難しくない!)
しかし、マターはなかなか考える隙を与えない。
「ドサイドン、ストーンエッジ!」
ドサイドンは無数の尖った岩を放つ。
「リーテイル、かわしてドラゴンビート!」
リーテイルは岩を避け、かわしきれないものは音波で破壊し、何とかやり過ごす。
その時、レオは閃いた。
(ドサイドンは確かに体が頑丈だ。だけどそれは、あくまでも物理技の話。効果抜群の特殊技で攻める。まずは、相手の動きを止めよう!)
「リーテイル、奴の足にリーフブレード!」
リーテイルは低空飛行でドサイドンとの距離を一気に詰め、左足を葉で切り裂く。
ドサイドンは重い。なので体重を支える足をやられると、体を支えられなくなる。
リーテイルは素早く旋回し、続けて右足を切り裂いた。
ドサイドンの体がぐらりと揺れ、膝立ちのように体勢を屈めてしまう。
「ぐっ…そう来ますか。しかしこいつにはまだこれが使える。ドサイドン、ストーンエッジ!」
ドサイドンは無数の尖った岩を放つが、如何せん体勢が崩れているので、上手く技を放てない。
「悪いが、これで決める! リーテイル、ハードプラント!」
リーテイルの足元から大量の蔦が飛び出し、一斉にドサイドンに襲い掛かる。
いくら耐久力のあるドサイドンと言えど、四倍ダメージである特殊技、しかも草タイプ最強の技を耐えられるはずがない。
蔦が通り過ぎると、ドサイドンは目を回して倒れていた。


敗れたマターは、即座にドサイドンを戻し、変わりにリザードンを出して背中に飛び乗る。
「残念ですが、テラージュエルを引き渡すことは出来ません」
迫り来るレオとグレースにも動じず、徐々に高度を上げていくマター。
「ですが、手加減したとは言え私を破ったことは賞賛します。テラージュエルの代わりに、これを」
そう言ってマターが投げ渡したのは、白い宝石。グレースがそれを受け止める。
「これは何だ」
冷たい声でグレースが問う。
「それの名はピースジュエル」
マターは一拍起き、

「ガタノアと対をなす平和の神、ロイツァーを目覚めさせる石ですよ」

その後『ゲート』か何かで呼び出さない限りロイツァーは姿を見せませんがね、とマターは付け足し、驚愕する二人を置いて、リザードンで天井をぶち破り、飛び去っていった。
その直後。
グレースのライブキャスターに通信が入る。
相手は…ザント。
「こ、こちらグレース。どうした?」
急にロイツァーへの手掛かりを渡され、気が飛んでいた二人だが、我を取り戻し、グレースはザントからの連絡を聞く。
『緊急だ。今すぐソルナシティに戻れ』
ザントの声は落ち着いてはいるが、それでもどこか焦っている様子だ。
「どうしたんだ?」
直後、ザントは信じられないことを言った。

『ソルナシティ上空に、巨大遺跡が現れた』



マター戦、決着です。そしてレオたちがロイツァーの手掛かりを手にした直後、謎の巨大遺跡が姿を現します。いよいよイビルとの戦いも最終楽章。さて、次回からはイビルとの最終決戦編開始です。それでは、次回もお楽しみに!

Re: ポケットモンスター 平和の光と恐怖の闇 ( No.291 )
日時: 2012/07/14 22:45
名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: QpE/G9Cv)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

 どうも白黒です。
 遂にイビルのボス、マターとのバトル。流石総帥というべきか、五割でも相当な実力ですね。

 シビルドンは、確かにどう見ても浮遊してないですね。
 まあ恐らく、ゲーフリが特性浮遊の電気タイプを作りたくて、途中でそのことを失念していたのでしょう。なんにせよシビルドンは弱点なしで、それなりに強いですからね。

 ビビッドンは置いておくとして、ドサイドン硬すぎますね。物理防御が高いと言っても、リーフブレードを三発も耐えるとか、規格外でしょう。ドラゴンビートやエアスラッシュもものともしていませんでしたし……流石にハードプラントは耐えられなかったようですが。

 ふむ、それにしてもマターのポケモンの共通点が依然として分からないです。重量級とか……いやでもビビッドンはそうでもないですし、手足があるとか……論外ですね。
 いくら考えても答えが出そうにないので、公表を心待ちにしています。

 いやしかし、最後は驚きました。歴代のポケモンシリーズで、伝説のポケモンに関する重要アイテムを敵から受け取るのって、まずないですよね。
 勿論、ソルナシティ上空の遺跡も気になるところです。これがイビルの本当のアジトなのか……?
 ともかく、次回も楽しみにしています。

















 ……ここまで大事になると、四天王とかそのうち出て来そうですね……

Re: ポケットモンスター 平和の光と恐怖の闇 ( No.292 )
日時: 2012/07/16 16:24
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: GyOijjIz)

>>白黒さん
遂にイビルとの最終決戦です。
実はマターはウチセトのトップ3(グレース、ザント、マター)に入るほどの実力を有しています。
ちなみにザントも四天王より強かったり。

シビルドンをくりだした!▼ズシンッ
本当にどこが浮いてるんでしょうね。ゲーチスのシビルドンに地震撃ったら効かなくて焦りましたよ。
ドサイドンは異常なまでの強度を誇ります。
五割の力とは言えど、実際手加減できるのは威力と技のチョイスだけですしね。
そして印象の薄かったビビッドン。

意外(?)な共通点だと思います。
まあ分かる人は分かりそうなものですけどね。
手足がある…一応正解ですw

ソルナシティ上空の巨大遺跡は、フィアタウンの遺跡からジュエルが無くなると現れる設定です。
つまり、この遺跡がマターの言っていた「ガタノアを目覚めさせる決められた場所」なのです。

ウチセト四天王は…残念ながら本作には登場しませんww

Re: 第百十八話 現れた決戦の地 ( No.293 )
日時: 2012/11/18 19:26
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: Dj5QpmsJ)

ザントからの連絡を受け取ったグレースは、すぐに他のジムリーダーたちに連絡する。
今すぐソルナシティに向かえ。出来れば腕の立つトレーナーと一緒に、と。
「敵方は大量の数だ。さらに伝説のポケモンも従えている。ジムリーダーと私だけでは足りないかもしれぬ」
とのことだ。
「レオ君、君は先にソルナシティに向かってくれ。それと」
グレースは少し言葉を切り、
「…君のような一般のトレーナーを巻き込んでしまい、本当にすまない」
グレースなりの気遣いだった。
「いいんですよ。任せてください」
レオはそれだけ言うと、リーテイルに乗り、マターが天井に開けた穴から飛んでいく。


ソルナシティの中央部が、影で覆われていた。
その上空には、古代の巨大遺跡。
ソルナシティに集合していたのは、ジムリーダー五人と、キラ、チヅル、シアン、そしてウェイガ。
しばらくして、グレースが来、更にシナイ、そしてタマナとフウカが到着。
「ザントはどうした?」
「ソルナシティの住民を避難させてる。船が怖がってソルナに来ないから、サザンドラに乗せてフローズンまでね」
シナイの言葉に、シオンが答える。もう怪我は治っているようだ。
「しかし師匠、なぜこのような遺跡が突然…」
アサツキがグレースに尋ねるが、それに答えたのはユウだった。
「はるか昔、このソルナの地はある古代文明が栄えていました。その民族は平和と恐怖を司る二体のポケモンを崇めていました。そして今にも文明が滅ぼされるというとき、彼らは神を崇める遺跡だけでも守るために、術を使い、遺跡を空に浮かべて隠し、神の力である二つの宝石を別の場所へ隠し、宝石を見つけ、再び彼らの文明を興してくれる者を待った…との神話が書かれた本がラビリン図書館にありました。前にイビルに盗まれた本の一冊はそれです」
「それが皮肉にも、悪人に見つかってしまったわけか」
グレースが呟く。
その時、サザンドラに乗ったザントが戻ってきた。
「チャンピオン。今し方、イビルの連中が遺跡に入っていくのを目撃した。奴らは既に中にいるぞ」
「分かった。ザント、住民の避難は終わったか?」
「生憎とまだまだだ。この町のジムリーダーとして、俺が全員避難させる。お前等は先に遺跡に行け」
分かった、とグレースは頷き、ジムリーダー七人とレオたち六人の方を向く。
「これより、空中遺跡でイビルと決戦だ! 奴らの目標を何としても阻止する! 覚悟は出来てるか!」
「「「おおーっ!」」」
十三人の声が響き渡る。
グレースは大きく息を吸い、
「総員、出撃!!!」
その言葉と共に、各々はそれぞれのポケモンに乗り、空中遺跡目掛けて飛び立つ。
ザントはそれを見上げ、しばし眺めると、再び住民保護を再開する。


地上から見るとその大きさがよく分からないが、空中まで来るとよく分かる。
物凄く大きい。例えるならば某映画の天空の城のアレくらい大きい。
「こっちだ!」
運良くグレースが遺跡への入り口を見つける。
順々に飛び込んでいった十四人は、そこでいきなりの足止めを喰らうことになる。

「ハッハー! 残念だが、ここで俺らの相手をしてもらうぜクソ野郎共!」
「ごめんなさいね。ボスからの命令で、貴方たちを通してはいけないことになってるの」
「む、これはまた大量のネズミが迷い込んだものだ」
「やっと来たか、ええ加減待ちくたびれたわ。ボスはもう奥まで行ってもたで」
「覚悟しなよ。最後の作戦で、あたしら気合い入ってるからね」
「ハハハハハハ! わざわざ死にに来たか、愚か者共め!」
「面倒くせぇ…ま、俺様に与えられた最後の任務だ。やってやるか」

出て来た順に、カペラ、メイサ、シャウラ、クルサ、アンタレス、トゥレイス、リゲル。
イビル七将軍が、十四人の行く手を遮るように立ちはだかる。
「馬鹿なことを」
グレースが言い放つ。
「七対十四だ。私たちの負け筋がどこをどうしても見つからんぞ」
正論だった。
実際、イビル七将軍らもこの人数で勝てるとは思っていない。
しかし、
「それでノープロブレム、問題ないさ」
対するトゥレイスの表情は、いつもと変わらず、薄い嘲笑が浮かんでいる。
「ボスがガタノアを呼び覚まし、操ることに成功すれば、誰もボスを止められん。時間を稼げば、私たちの勝ちだ」
トゥレイスの言葉もまた、正論だった。
レオたちの手にはピースジュエルがあるが、マターの話ではそれだけでは足りないとのことだ。
マターがガタノアを呼び覚ますより早くマターを止めなければならない。
その時。
「師匠、ここはお任せください」
アサツキが進み出た。
それに促され、他のジムリーダー六人も次々と前に出る。
「グレースさん、うちらが食い止めます」
「この現代武士、シナイにお任せあれ。先に行け」
「ここは僕らが何とかします。心配ご無用です」
「大丈夫よグレース。マターが敗れる未来が見えるわ」
「やれやれ…このゴーストマスター、スミレが出るとしよう」
「スミレ先輩には負けられません。私だって!」
ジムリーダーたちが、イビル七将軍と対峙する。
「すまんな…では任せる!」
グレースの言葉と共に、残りの者たちはイビル七将軍を飛び越え、遺跡の奥へ突き進む。



イビルとの最終決戦、開幕です。初っ端からイビル七将軍が現れますが、マターにはまだライラプス、ガニメデ、ネメアの三伝説ポケモンが戦力として残っています。あと、ザントの役回りが前作と同じですね。最初は参加せず、後々登場する。さて、今回は敵か味方か、どちらで現れるでしょうか? 次回はレオたちの進軍を書くか、ジムリーダーたちの戦いを書くかです。それでは、次回もお楽しみに!


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