二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスター 平和の光と恐怖の闇 無事完結!
- 日時: 2013/02/02 19:35
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: .FDTdicQ)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=10330
はい、どうもご無沙汰しております、パーセンターです
俺の小説もついに二作目(三作目だろ)となりまして、大分ここのシステムにも慣れてきた所です。
今回は、一作目で挫折した、ゲームのような冒険者のリベンジをしたいと思い、この小説を立てました。
まだまだ未熟で、文才も無いですが、読んでくだされば光栄です。
※注意!
・今までで一番のノープランです。7月3日現在、まだ登場人物をちょっとと町の名前しか考えてませんので。
・それ+高校が忙しいので、更新はかなりの低頻度になる事が予想されます。あしからず。
・荒らし…まあ常識のある人はしないでしょう。
・今作は、公式ではないポケモン(ユニサスやドラドーン等)が更に追加されています。URLを>>0に貼っておきますので、ご活用下さい。
・『一応』、前作から七・八年後のストーリーです。
俺の酉は◆sC9ueof0V6と◆AeB9sjffNs の二つです。これ以外は偽者でしょう。
これくらいですね。
後、今回の舞台はオリジナルのウチセト地方です。
ストーリーもほぼオリジナルで進めていきます。
それでは、宜しくお願いします。
登場人物 >>1 プロローグ >>2
ナデシタウン&ミサゴシティ編
>>7 >>12 >>15 >>18前半
アロンジシティ編
>>18後半 >>21 >>23 >>26 >>29
タイメイシティ編
>>30 >>33 >>36 >>37 >>38
ラビリンシティ編
>>41 >>42 >>45 >>46 >>55 >>60
アメジスジティ編
>>65 >>68 >>71 >>74 >>75 >>80 >>85 >>92 >>93 >>94 >>97 >>102 >>105
ブルムシティ編
>>111 >>115 >>118 >>119 >>120 >>123 >>124 >>125 >>129 >>130 >>131 >>132 >>133 >>136 >>139 >>140 >>143
ラビンタウン編
>>146 >>148 >>149 >>152 >>153 >>158 >>160 >>161 >>162 >>163 >>164 >>167 >>168 >>169 >>174 >>179 >>182 >>185 >>186 >>189 >>196 >>197 >>200
フローズンシティ編
>>201 >>204 >>205 >>206 >>209 >>210 >>213 >>216 >>217 >>218 >>219 >>222 >>224 >>227 >>230 >>233
ソルナシティ編
>>234 >>235 >>236 >>238 >>241 >>242 >>243 >>244 >>245 >>246 >>249 >>250 >>251 >>268 >>269 >>271 >>272 >>273 >>276 >>277 >>278 >>279 >>282 >>283 >>285 >>287 >>288 >>289 >>290 >>293 >>294 >>295 >>298 >>299 >>302 >>305 >>307 >>309 >>312 >>313 >>314 >>315 >>316 >>317 >>320 >>322 >>324 >>326 >>327 >>328 >>329
ポケモンリーグ編
>>330 >>331 >>334 >>335 >>340 >>342 >>344 >>345 >>346 >>347 >>350 >>353 >>354 >>355 >>357 >>359 >>360 >>361 >>362 >>363 >>364 >>365 >>366 >>367 >>370 >>371 >>372 >>373 >>374 >>375 >>376 >>377 >>378 >>381 >>384 >>385 >>386 >>387 >>388 >>389 >>392 >>393
エピローグ >>394
あとがき >>395
番外編 最強と無敵の紙一重の差
>>253 >>257 >>259 >>262 >>265
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- Re: 第百五十二話 幸福はどちらへ訪れるか ( No.354 )
- 日時: 2012/12/29 00:13
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: omqSuZTj)
「行くぜ! テペトラー、ハイドロポンプ!」
テペトラーは一声上げると、大量の水を噴射する。
ナナネのパンプッチのものと比べても、威力の違いがよく分かる。
「オオイナリ、サイコバーン」
対してオオイナリは念力の爆発による衝撃波を起こし、水を相殺。
「パワーは互角か……だったら、波動弾だ!」
今度はテペトラーは波動を溜め込んだ弾を撃ち出す。
「必中技……オオイナリ、火炎放射」
波動弾は必中技ゆえ、回避は不可能。
オオイナリは灼熱の炎を噴きだし、波動弾を相殺すると、
「高速移動」
一瞬ののちに、瞬間移動でもしたかのような素早さでテペトラーの後ろに現れる。
「サイコバーン」
すかさずオオイナリは念力を爆発させて衝撃波を起こし、テペトラーを吹っ飛ばす。
「続いてエナジーボール」
さらにオオイナリは自然の力を溜め込んだ弾を放って追撃する。
「くっ、テペトラー、冷凍パンチ!」
受け身を取って素早くテペトラーは起き上がり、冷気を込めた拳でエナジーボールを打ち返し、
「これならどうだ! インファイト!」
地を蹴って跳び出し、一気にオオイナリまで迫る。
しかし、
「オオイナリ、高速移動」
またしてもオオイナリは一瞬で移動し、テペトラーとの距離を取る。
「火炎放射」
「させるか! ハイドロポンプ!」
オオイナリは灼熱の炎を放つが、テペトラーもすぐに向き直り、大量の水を噴射する。
流石に炎技では水技には勝てない。大量の水は炎を打消し、オオイナリに正面から水が命中する。
「チャンス! テペトラー、インファイト!」
すぐさまテペトラーは地を蹴って跳び、オオイナリに迫る。
そのまま怒涛の連続攻撃を浴びせ、最後の一蹴りでオオイナリを思いっきり吹っ飛ばした。
「格闘技なら効果今一つ、だから大丈夫。オオイナリ、立て直して。連続でエナジーボールよ」
オオイナリはしっかりと体勢を取り戻し、自然の力を込めた弾を連発する。
「テペトラー、こっちもだ! 波動弾連発!」
対して、テペトラーも波動弾を連続で放ち、自然の弾を次々と相殺していく。
だが、
「後ろが見えてないわよ。オオイナリ、サイコバーン」
いつの間にかオオイナリは高速移動を使用し、テペトラーの後ろへと回っていた。
そのまま念力の爆発の衝撃波を起こし、テペトラーを再び吹っ飛ばす。
(やっぱり速い……隙が無さすぎる)
うかつに攻撃を仕掛けても、躱されて背後からの反撃を喰らうのみ。
かと言って、ずっと待ってるわけにもいかない。
そして、レオが導き出した答えは、
「だったらテペトラー、壁際まで下がるんだ!」
テペトラーは後ろへ跳び、壁に背を付ける。壁まで下がれば、オオイナリは後ろへ回れない。
「これなら! テペトラー、ハイドロポンプ!」
その位置からテペトラーは大量の水を噴射する。
しかし、
「そのくらい対策済みよ。オオイナリ、高速移動」
オオイナリはまたしても消える。そして、
「サイコバーン」
オオイナリが現れたのは、テペトラーの真上。
「やっべ、テペトラー、回避!」
咄嗟にテペトラーは大きく横っ飛びし、衝撃波は避ける。
「逃がさないわ。エナジーボール」
だが、そこに自然の弾の追撃が飛んできて、体勢が整っていないテペトラーへと命中する。
「ちっ、壁際作戦も駄目か……!」
仮に次に真上を警戒したとしても、次にはオオイナリは無警戒な横から出てくるだろう。
「オオイナリ、高速移動」
さらにオオイナリはテペトラーへと接近、背後に現れる。
「くっそ、回避だ!」
体勢さえ崩れていなければ、背後からの一撃は避けられる。
だが、反撃の余裕がない。
「くっそ、テペトラー、連続で波動弾!」
テペトラーは必中の波動弾を連発する。
「オオイナリ、火炎放射」
対してオオイナリは炎を噴き出し、波動弾をいくつか相殺。
残った波動弾が命中するが、効果今一つであり、サイコバーンの追加効果の特防アップも発動しているのか、さほど大きなダメージではない。
「相手が悪かったわね。確かにそのテペトラーは強い、実力的には私のオオイナリとほぼ互角。けど、私のオオイナリとはポケモンの相性が悪すぎる。私みたいに魔法でも使えない限り、貴方にはもう勝ち目はないわ」
ナナネのその言葉にレオは歯噛みするが、魔法云々はともかく、戦況は実際その通りなのだ。
攻撃を与えられる隙が無さすぎる。
「そろそろ決めるわよ。オオイナリ、高速移動」
オオイナリは一瞬でテペトラーの後ろに回る。
「くっそ、テペトラー、後ろだ! 避けろ——」
苦し紛れに、レオはテペトラーに回避を指示する。その時、閃いた。
(何だ。攻撃の隙、あるじゃんか)
レオの表情に余裕が戻ってくる。そして、ナナネはそれに気づかない。
「しぶといわね。オオイナリ、高速移動からサイコバーン」
再びオオイナリはテペトラーの後ろに回る。
その瞬間。
「そこだ! テペトラー、そのまま後ろにインファイト!」
レオが考えたのは、簡単なことだった。回避するだけの『隙』が、そこにあったのだ。
しかし、振り向いてから構えるのでは、サイコバーンのスピードに負ける。
だからレオは、そのまま、と指示した。
そして、テペトラーもその指示を理解したようだ。
テペトラーは拳を思い切り後ろに振るい、念力の衝撃波よりも速く、裏拳のようにオオイナリを殴り飛ばす。
そして今度こそしっかりと向き直り、殴る蹴るの怒涛の連続攻撃を叩き込む。
そして止めの一撃は、オオイナリの首元を掴み、思い切り地面に叩きつける。
「こいつでもらった! テペトラー、ハイドロポンプ!」
今まで散々攻撃されてきた恨みでも晴らすかのように、テペトラーは最高火力の大量の水を、この至近距離でオオイナリ目掛けて撃ち出した。
流石のオオイナリでも避けられず、至近距離からの大量の水を正面からまともに喰らう。
「うそっ!? オオイナリ!」
ナナネが初めて大きな声を出した。
「とどめだ! 冷凍パンチ!」
最後にテペトラーは、冷気をまとった拳を、オオイナリの横腹へと思い切りぶち込んだ。
オオイナリの動きが止まる。戦闘不能、テペトラーの逆転勝利だ。
「っ……あー……」
ナナネは悔しそうな表情を見せ、息を吐くと、オオイナリを戻した。
「私の負けよ。ここまで追い詰めたのに、やられるなんて」
「いやいや、正直危なかったさ。あそこの隙に気付かなかったら負けてた」
そして、レオとナナネは戦いの後の握手を交わす。
「このバトルには負けたけど、この勝負から得た経験は、私の魔法の力に刺激を与えてくれたわ。また会うことがあれば、今度は魔法もポケモンももっと強くなった私と勝負してよね」
「もちろん。どこまでが本当の話か分かんないけど、次に会ったら、こっちからもバトルをお願いしたいさ。またポケモンバトルしようぜ」
とりあえず、レオは二回戦も勝利。午後からの三回戦に勝てば、準々決勝に進出だ。
ナナネ戦、決着です。ナナネのエース、オオイナリに敗北寸前まで追い詰められたレオとテペトラーですが、レオの機転で逆転に成功し、見事オオイナリを下しました。他にも書きたいことがありますが文字数がピンチなのでこのへんで。次回もお楽しみに!
- Re: 第百五十三話 天敵 ( No.355 )
- 日時: 2012/12/31 21:52
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: omqSuZTj)
「それでは、十五分程度の休憩を挟み、二回戦の第三試合と第四試合を行います!」
実況の声が響く。
レオがスタジアムを出、控室に戻ると、
「レオ君、どうだった?」
次に試合を控えたシアンがいた。
「もちろん勝ったぜ。最後は少し危なかったけど。シアン次試合みたいだけど、自信は?」
「うん、ちょっと次の相手が強敵でね、厳しいかも。まあ勝つけどね」
「流石だな。次の試合、観客席から応援してるぜ。頑張れよ!」
レオはシアンに手を振り、次はシアンの応援のために観客席へ向かう。
「レオさん! 好調ですね、二回戦突破おめでとう!」
続いて観客席でレオはフウカに会った。
「フウカ! 二回戦はどうだった?」
「私も勝ちましたよ。午後の試合に勝てば中央スタジアム進出です」
フウカも順調に勝ち進んでいるようだ。
「ところで、次のシアンの相手が結構強敵らしいけど」
ふとレオが言うと、
「そうなんです」
フウカの表情が急に真面目になる。モニターの、シアンの相手の顔を指さし、
「前、シアンさんが格闘タイプが苦手だって言ってたんですけど、あの相手、格闘タイプ使いです」
「えっ? マジ!?」
慌ててフウカの方を向くレオ。
「ええ、間違いありません。一回戦を見てましたが、三体とも格闘タイプでした」
「大丈夫かな、シアン……」
「ですけど、シアンさんのポケモンは相当な実力派です。戦略次第では、充分に勝てる実力を持ってます」
「だよな。とりあえず、応援するしかないな」
まもなく休憩時間が終わり、シアンの試合が始まる。
「それでは、二回戦の第三試合を始めます。東側、ゲンゾウ選手! 西側、シアン選手、前へ!」
西側からはシアンが、東側からは茶髪のショートヘアーで、目つきの鋭い、ヤンキー風貌の男が出てくる。
「おうおうおう! このゲンゾウ様の相手が、こんな弱そうな奴で大丈夫なのかぁ?」
「大丈夫だよ。だって戦うのはポケモンだからね」
ヤンキー男・ゲンゾウの挑発を、シアンは無表情のまま軽く受け流す。
「それでは、第二回戦、ゲンゾウ選手対シアン選手のバトルを始めます。使用ポケモンは三体、それでは、始め!」
審判の言葉と共に、二人はポケモンを繰り出す。
「テッコンボ、出て来いやぁ!」
「行くよ、セルディー」
ゲンゾウのポケモンは、人型をベースに、耳に2つ拳を生やした、合計四つの拳を持つポケモン、テッコンボ。
対して、シアンのポケモンは人魚ポケモンのセルディー。
「ハッ! そんな弱そうなポケモンで俺様に勝てるつもりなのかよ!」
「見た目と実力は違う、ってね。セルディー、スターフリーズ」
セルディーは前方に手をかざし、星形の巨大な氷塊を飛ばす。
「テッコンボ、マグナムパンチ!」
対してテッコンボはミサイルのように勢いのあるパンチを繰り出し、氷塊を破壊する。
「続いて雷パンチだ!」
「かわしてアクアジェット」
テッコンボは拳を構えてセルディーに接近し、電撃を込めたパンチで殴りかかるが、セルディーはそれを軽やかに避け、水をまとってテッコンボに突撃し、吹っ飛ばす。
「ケッ! テッコンボ、もう一回雷パンチ!」
テッコンボの一番高い能力は防御。すぐに起き上がると、再び耳の拳に電撃をまとい、セルディーに殴りかかる。
「セルディー、シャドークロー」
対してセルディーは持ち前の素早さを生かして拳を潜り抜け、後ろに回り、影の爪で背後からテッコンボを切り裂く。
「まだだ! 炎のパンチ!」
しかしテッコンボは体勢を崩さず振り向き、炎を灯した拳でセルディーを殴り飛ばす。
「どんどんいくぜ! マグナムパンチ!」
「させないよ。セルディー、サイコバレット」
テッコンボはミサイルのように勢いのある拳を繰り出すが、それよりも早くセルディーが念力の銃弾をマシンガンのように発射し、逆にテッコンボを吹っ飛ばす。
「さらにスターフリーズ」
セルディーは追撃の手を緩めない。星形の氷塊を放ち、追撃する。
「舐めんなよ! テッコンボ、炎のパンチ!」
対して、テッコンボは体勢を崩しながらも炎を灯した拳で氷塊を破壊し、
「雷パンチ!」
拳に電撃をまとい、勢いよく殴りかかる。
「セルディー、かわしてアクアジェット」
セルディーは先ほどと同じように拳を掻い潜り、背後を取ろうとするが、
「へっ、二度も同じ手は喰らわねえぜ! テッコンボ!」
ゲンゾウの声で、テッコンボは申し訳程度の小さい手のほうに電撃をまとわせ、セルディーを殴り飛ばす。
耳の大きな拳に比べると力は劣るものの、それでも効果は抜群。セルディーは正面から拳を受け、吹っ飛ばされる。
「へえ、少しはやるみたいだね。だけど、これでむしろ有利になったよ」
だが、シアンの表情は揺るがない。
無表情云々の問題でなく、焦りなどの感情を一切感じていないのだ。むしろ、その表情にはわずかだが自信も感じられる。
「あ?」
「そのテッコンボ、よく見てみたら?」
苛立ちを募らせながら、ゲンゾウは自分のテッコンボを見直してみる。
すると、テッコンボは酔っぱらいのようにふらつき、目がハートマークになっていた。
「セルディーの特性、メロメロボディだよ」
シアンは淡々と告げる。
「そのテッコンボ、セルディーの特性でメロメロ状態になったんだ。それじゃろくに戦えないね」
それを聞き、ゲンゾウは露骨に舌打ちし、
「そんなもんに構うな! テッコンボ、マグナムパンチ!」
しかし、テッコンボは動かない。いや、動けないと言った方が正しいか。
そして、そんなテッコンボとゲンゾウを見て、シアンの口元はわずかに緩む。
うーむ、どうも終わり方が微妙ですね。今年最後の執筆なのですが、終わり方だけがどうもしっくりきませんが、まあいいでしょう。さて、今回はシアン対新キャラ・ゲンゾウ。シアンの苦手な格闘タイプ使いです。いやー、格闘タイプに弱いって聞いたら、格闘タイプ使いと戦わせるしかないでしょう(ドS)。シアンが格闘タイプ相手にどう戦っていくのか、お楽しみください。さて、次回は続き。今年一年ありがとうございました。来年もパーセンターを、『ポケットモンスター 平和の光と恐怖の闇』をよろしくお願いします。それでは、次回もお楽しみに! そして、よいお年を!
- Re: ポケットモンスター 平和の光と恐怖の闇 ( No.356 )
- 日時: 2012/12/31 23:34
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: 0aJKRWW2)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
遂にレオも二回戦を突破して、着々と駒を進めていきますね。三回戦に勝ったら準々決勝ということは、残るバトルは四回ですか。
次の対戦カードは誰になるのか、楽しみです。
それにしても、まさかここでシアンのバトルを挟んでくるとは……年末最後の更新でシアンを出してくれるなんて、恐悦至極です。
勿論、来年でも再来年でも、最後まで読ませていただきます。よいお年を。
- Re: 第百五十四話 対策 ( No.357 )
- 日時: 2013/01/02 16:10
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: lUcqHz23)
「それじゃ、セルディー、スターフリーズ」
セルディーは両手をかざし、星形の巨大な氷塊を放つ。
「ちっ、テッコンボ、動け! 炎のパンチ!」
だがテッコンボは動かず、氷塊はテッコンボの正面から命中する。
いくら耐久力に定評のあるテッコンボといえど、動けないのでは話にならない。耐久力が優れているとはいえ、攻撃を受け続ければ、いつかは力尽きる。
「くそっ! テッコンボ、マグナムパンチ!」
テッコンボはようやく動く。メロメロ状態とはいえ、動けることはある。
大きな拳を構え、ミサイルのようにパンチを繰り出すが、
「そんな単調な攻撃じゃ、セルディーを捕えられないよ。セルディー、かわしてサイコバレット」
セルディーは尾びれで地を蹴って跳び上がり、拳の一撃を避けると、上からテッコンボめがけて念力の銃弾をマシンガンのように撃つ。
「相殺だ! テッコンボ、冷凍パンチ!」
しかしまたしてもテッコンボは動けず、上空からの念力の銃弾をまともに浴びる。
「そろそろ決めるよ。セルディー、アクアジェット」
セルディーは水をまとって正面からテッコンボに突っ込み、激突してテコンボを吹っ飛ばし、
「サイコバレット」
無数の念力の銃弾をテッコンボに浴びせる。
蜂の巣にされたテッコンボはその場に崩れ落ち、先頭不能となった。
「チッ、テッコンボ、戻ってろ」
ゲンゾウはテッコンボを戻すと、次のボールを構える。
「だったら非接触技主体でいくまでだ。コジョンド、出て来いやぁ!」
ゲンゾウの二番手は、しなやかな体つきをした、薄紫色のオコジョのようなポケモン。腕の長い体毛が特徴。
コジョンド、武術ポケモン。もちろん格闘タイプだ。
「セルディー、アクアジェット」
まずはセルディーが動く。水をまとって猛スピードで突撃し、コジョンドに正面から激突。
「シャドークロー」
さらにセルディーは影で作った爪でコジョンドに切りかかるが、
「コジョンド、回避!」
コジョンドは体勢を立て直し、素早く飛び退き、爪の一撃を避けると、
「こいつを喰らえ! コジョンド、波動弾!」
そこから手を構えて、波動を凝縮した弾を撃ち出す。
「セルディー、スターフリーズ」
対してセルディーは星形の氷塊を放つが、決定力においてはコジョンドに分があり、波動弾が氷塊を破壊し、さらにその波動弾がセルディーを捕える。
「だったら、セルディー、サイコバレット」
セルディーは起き上がると、無数の念力の銃弾を放つが、
「コジョンド、守る!」
コジョンドは守りの結界を張り、銃弾を全て防ぎ、
「ストーンエッジ!」
技が切れた瞬間を狙って、無数の尖った岩を放つ。
無数の岩がセルディーに命中するが、まだセルディーは倒れない。
「見かけによらず耐久力あるからね。セルディー、連続でスターフリーズ」
セルディーは巨大な氷塊を立て続けに三発放つ。
「コジョンド、波動弾!」
対してコジョンドは波動弾で迎撃。一つ目の氷塊は破壊、しかし二つ目の氷塊と相殺され、三つ目がコジョンドを捕える。
「サイコバレット」
すかさずセルディーは念力の銃弾を放つ。
しかし、
「コジョンド、跳べ!」
ゲンゾウの一声でコジョンドは地を蹴って大きく飛び、銃弾を避けつつ、一気にセルディーの後ろまで跳ぶ。
「跳び膝蹴りだ!」
間髪入れずにコジョンドの必殺の膝蹴りが放たれる。
流石にこれは避けられず、セルディーは吹っ飛ばされ、これで戦闘不能となる。
「セルディー、ありがとう。休んでて」
セルディーをボールに戻すと、シアンは次のボールを構える。
「機動力の高い相手には……頼んだよ、ノコウテイ」
シアンの二番手はノコウテイ。
「そんな鈍そうなポケモンで、俺のコジョンドの動きについてこれるのかよ?」
「だからこうするんだよ」
シアンは軽い口調で返し、
「ノコウテイ、蛇睨み」
ノコウテイは蛇のような鋭い眼光でコジョンドを睨み付ける。
すると、コジョンドは体がすくみ、麻痺してしまう。
「これで素早さはある程度抑えられる。ノコウテイ、火炎放射」
ノコウテイは鎌首をもたげると、灼熱の炎を放つ。
「だったらコジョンド、守る!」
コジョンドは守りの結界を作り、炎を防御し、
「波動弾!」
すぐさま波動を凝縮した弾を放つ。
「ノコウテイ、スピンテール」
ノコウテイは跳び上がり、尻尾を回転させながら振るって波動弾を相殺し、
「ドラゴンダイブ」
その位置からコジョンドめがけてすざましい殺気とともに急降下する。
「来るぞ! コジョンド、跳び膝蹴り!」
対してコジョンドは地を蹴って跳び、膝蹴りで迎撃。
技の威力はコジョンドに分があるが、落下の勢いも加わったノコウテイの一撃とは互角。
「火炎放射」
しかし、ノコウテイはそこで終わらない。灼熱の炎をまともにコジョンドへ浴びせる。
「くっ、コジョンド、ストーンエッジ!」
炎を浴びても、コジョンドはまだ立っている。尖った無数の岩を放ち、素早く反撃。
無数の岩はノコウテイを次々に捕えるが、体力の多いノコウテイはそれくらいでは倒れない。
「ちっ、格闘タイプに弱いポケモンばっかの割に、なかなかやるじゃねえか」
「まあね」
戦況は今のところ互角。まだまだどちらに傾くかは分からない。
あ はっぴぃ にゅう いやぁ 今年もパーセンターをよろしくお願いします。さて、シアンの戦いの続きですね。セルディーがテッコンボを下しますが、コジョンドに敗れ、ノコウテイとの勝負。ところで、新キャラのゲンゾウ君が格闘タイプ使いですが、読者の皆様でポケモンをやっている方は、このタイプが好きだ、っていうタイプはあるでしょうか。ちなみに、僕は断然虫タイプです。さて、次回も続き。今年も頑張っていきます。それでは、次回もお楽しみに!
- Re: ポケットモンスター 平和の光と恐怖の闇 ( No.358 )
- 日時: 2013/01/02 16:13
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: lUcqHz23)
>>白黒さん
次に勝てば、いよいよ名誉ある中央会場でのバトルです。
本戦に勝ち残っていること自体、名誉ではありますが。
格闘タイプに弱いって言われたら、格闘タイプ使いと戦わせるしかない、とのドS精神が発動し、シアンのバトルを入れることになりました。
その応援の言葉、パーセンターの心にいつも響くんです。いつもありがとうございます。
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