二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Ⅰ want to be happy.
- 日時: 2015/09/15 20:56
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
はじめまして。
少年・青年マンガをこよなく愛する爛と申します。
今回は、初投稿ということで私の好きな作品から、「終わりのセラフ」に挑戦させて頂こうと思います。
拙い文章ですが、どうぞ最後までお付き合いしていただけると光栄です。
- Re: Ⅰ want to be happy. ( No.50 )
- 日時: 2015/11/06 18:04
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
まだ眠い目をこすりながら深夜に文句をつける。
「ちょっと〜ドア壊れてんじゃん。
どうしてくれるのさ〜。」
すると深夜はハハハと笑いながら両手を見せてきた。
彼が持っているのは、右手が大量の書類。左手が四角い、持ち手の付いた白い箱。
「ねぇ〜それなにぃ〜。」
と聞くと、さも楽しそうな顔をしながら、
「藍ちゃんのお仕事とご褒美。」
と返した。
え!!
ご褒美?何!?何!?
喰いつき具合が凄かったのか深夜は呆れ顔になりながら、話してくれた。
そんなことどうでもいいから、早くご褒美の中身教えろやぁ。
「暮人兄さんからだよ。
今回の奪還戦についての報告書をまとめろって。
ご褒美はケーキだってさ。」
ケーキ?
こんな世界で珍しい。
でも、絶対美味しいよな。
だって中将が用意してくれたんだもん。
でもなんでケーキ?
そんな疑問が深夜にも伝わったのか、
「いやぁ〜僕の聞いた話によると、暮人兄さんグレンにはチョコアイスあげたらしいんだよね。
それと被らせてってことなんじゃない?」
と答えてくれた。
「ふふふっ。グレンざまぁ。
溶けてればいいのに。」
「藍ちゃん、すっごい黒い笑顔してるよ。
あ、あと仕事もしっかりやってよね。」
分かってます。
「深夜く〜ん。
手伝って☆」
ささやかなお願いです。
デスクワークは大嫌いです。
- Re: Ⅰ want to be happy. ( No.51 )
- 日時: 2016/08/10 16:38
- 名前: 爛 (ID: KpEq4Y5k)
私のこの世から消えればいいと思うもの
1 ブラック企業
2 デスクワークの書類
今私の目の前に、それらが並んでいます。
そして、正面のソファにはのんびりと紅茶を飲んでいる深夜が・・・あぁ、殺意がわいてくる☆
嫌がらせですか?
やっかみの意を込めて睨んでいると、いつも通りニコニコしながら
「やだなあ、僕だって暇で来てるわけじゃないんだよ。
逃げても逃げても仕事があるからさぁ・・・。」
結局お前もサボりかよ。
文句言いつつもちゃくちゃくと書類の山を減らしていく私。
それを見ていて思ったのか、深夜が
「藍ちゃ〜ん、その調子で僕のも済ませ「死んでも嫌だ。」
こいつあれだ、拾った漫画に出てた主人公みたい。
なんだっけ、あれだよ、助けてなんとかえもーん。
みたい。
こいつの仕事だけは手伝いたくない。
数十分後。
「やっふ〜い!」
やっとお仕事終わった私。
まぁ報告書だけだったからだいぶ楽だったんだけど・・・。
ふと深夜を見ると、こいつ・・寝てやがる。
くそぉ、しかも女子みたいな寝顔しやがって。
いいことを思いついた私は、自分の個人的な文机に油性ペンを取りに行くのだった。
- Re: Ⅰ want to be happy. ( No.52 )
- 日時: 2015/11/14 22:36
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
ゆっくりゆっくり、慎重に近づいていく。
深夜が起きてしまったらこの作戦は失敗に終わってしまう。
下手したら仕事が増える。
そして眠っている深夜の、あの女子力の高い顔に油性ペンのペン先が黒い線を描き出そうとしたとき、
がしっ
私の腕が掴まれた。
え・・・?
「ら〜んちゃ〜ん。何してるのかな〜?」
目の前にはとてもいい笑顔の深夜君が・・。
ああ、積んだな。
「僕さぁ、一応藍ちゃんの上官なんだけど・・・
わかってる?」
怖いです。
めっさ怖い。
笑顔なので余計怖い。
「いやぁ・・・ちょっとした出来心といいますか・・・。
許して?」
そう頼むと、
「いいよ。」
軽っ。
いいんだ。
許してくれるんだ。
「あ、でも、後で、僕の代わりに暮人兄さんのところに報告行って来てね。」
こいつ、軽く酷いこと言いやがった・・・。
よし。
どうにかして誰かに押し付けよう。
その仕事。
- Re: Ⅰ want to be happy. ( No.53 )
- 日時: 2015/11/18 23:34
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
押し付けるいい相手居ないかな・・?
グレン・・はだめだし。
美十ちゃんは・・上司だし。
五士・・は頼みたくないし。
しゃーない、自分で行くか。
思いを巡らせている私に、
「じゃあ藍ちゃん頼んだよ♪
あ・・後ご褒美は早めに食べた方がいいかも。」
と、とてつもなくどうでもいいアドバイスをして、深夜は出て行ったのだった。
Fin・・・・だったらいいのに。
先ほど出来上がった。
そう、できたてほやほやの報告書を持って軍の廊下を歩く。
ここで出会う奴にはろくな目に合わないからな・・・注意しよ。
私の厳重な注意が功を奏したのか、結局誰にも会わなかった。
くそぅ、誰かに押し付けてあげようと思ったのに。
そうは考えながらも、頭の中は残りの休暇をどう過ごすかのプランが大半・・・いや99%を占めている。
あれ・・・・、そういえば私、服着替えてきたっけ?
あの、だらだら度MAXの服から着替えてないような気がする。
ふと自分の姿を見ると、よれよれのカッターシャツ、ただのジーンズだった。
あっぶねぇ、こんな姿で中将のとこ会いに行こうとか死亡フラグしかたたねぇよ。
回れ右して帰ろうとしたその時・・・・
ガチャ
扉が開き、中将と、葵さんが出てきた。
フラグ回収・・・・。
全速力で走り出そうとしたその時、
ズベッ
自分が知らず知らずのうちに落としていたであろう書類を踏んづけてこけた。
え?聴こえなかったって?
じゃあもう一度言おうじゃないか。
こ・け・た☆
24にもなってこけるとか、めっちゃ恥ずかしい。
- 11月22日って何の日? ( No.54 )
- 日時: 2015/11/22 20:31
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
11月22日。
皆さんは何の日か知っているだろうか。
いい夫婦の日?
レバノン独立記念日?
和歌山県ふるさと誕生日?
ボタンの日?
大工さんの日?
長野県りんごの日?
回転寿司記念日?
ペットたちに感謝する日?
全部はずれ。
11月22日は何を隠そう、男子の癖に女子力高い顔してんじゃねーよランキング堂々の1位に君臨する、柊 深夜少将(縮めて深夜)の誕生日なのだ。
グレンにはジャズのレコードとワインをあげたけど、深夜の好きなものだからなぁ・・・・ジャムパンとコーラ。
いまどき、中学生でもないわ。
悩む。
何したら喜んでくれるかなぁ?
ああ、悩みすぎて仕事が手に付かない。
よし、漫画を読もう。
この前外出たとき、続きを拾ってきたんだよね、少女マンガ。
wwwwww。
ヤバい。
恋愛感情が分からなさすぎて笑えてくる。
!!
いいことおもいついた。
落ちてるやつでも拾ってみるもんだな。
準備するものは〜
と私は、部屋の中を探し回り、目当てのものを見つけ、深夜の部屋に行くのだった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20