二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Ⅰ want to be happy.
- 日時: 2015/09/15 20:56
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
はじめまして。
少年・青年マンガをこよなく愛する爛と申します。
今回は、初投稿ということで私の好きな作品から、「終わりのセラフ」に挑戦させて頂こうと思います。
拙い文章ですが、どうぞ最後までお付き合いしていただけると光栄です。
- Ⅰ want to be happy. ( No.10 )
- 日時: 2015/09/15 21:05
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
目を覚ますと見知らぬ天井。
そこは医務室のようだった。
私が医務室の天井を知らないのも無理ない。だって私は健康優良児ですもの!
我ながら自分で自分のライフポイント削るのうまいなぁ…
こんなの聞かれたら恥ずかしい…
少し冷静になってみよう。
いったい誰が私を運んだのだろう。
そう思って周りを見渡すと、そこにはなんと中佐が…
ということもなく、誰かが座っていたであろう椅子と、置手紙が残っていたのであった。
この手紙は見ない方がいい。
私の直感がそう告げるが、どうしても見てしまう。
人間だれしも、だめって言われたら見たくなるものだよね〜、なんてひとりごちてしまう。
意を決して手紙を見ると、そこには衝撃の事実が…
あぁ、続きは、Webだったらいいのに…
- Ⅰ want to be happy. ( No.11 )
- 日時: 2015/09/15 21:04
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
皆さんお待ちかねの手紙の内容はというと、
「 指令書
以下の者は、柊 暮人中将の指令により、本日中に鬼呪装備を
手に入れること。
八瀬川 爛少佐
また、直属の上官である一瀬 グレン中佐は、監視役としてつくこととする。
発行者・三宮 葵 」
なんと指令書でした〜。という、なんとも迷惑で、面白味のないオチがついていた。
めんどくさいなぁ。
そう思いながら、ベッドの上で指令書を読み返していると、ふと気づく。小さくだが、書き込みがしてある。
なんだろう、と思いながら注目すると、そこにはグレンの字で、
仕事を増やすな、バカが。
そう書かれていた。
よし、今度中将、少将あたりに何かやらかして、グレンに責任でもとってもらおう。
そうと決まれば、もうひと寝入りしてしまおう。
そうして寝入ってしまう私なのでした。
今日がもう、半日しか残っていないのを知らずに…
- Ⅰ want to be happy. ( No.12 )
- 日時: 2015/09/15 20:59
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
彼女に夢を見る。
自分に力が足りず、壊してしまった家族を、そして…
自分自身の大切なナニカを。
- Ⅰ want to be happy. ( No.13 )
- 日時: 2015/09/15 20:58
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
暗い。
黒い。
この空間に対して思うのはただそれだけだ。
ただ、それだけのはずなのに、こんなにも、心が寒いのは、痛いのは、苦しいのは何故だろう。
これは夢。
これは夢。
自分にそう言い聞かせても、この暗闇が恐ろしい。
なんで私が…、そう思っていると聴こえてきたのは、私を激しく攻め立てる声だった。
どこかで聞いたような声だ。
あぁ、これは私の母の声だ。
私の父の声。
私の家族だった人達の声。
「お前のせいで。お前に力がなかったから。なぜ私達を助けなかった?なぜ、なぜ…」
いくら耳を塞いでも聞こえてくる声。
しだいに私は思う。なぜ私は生きているのだろう? 生きる価値なんてこの私にあるのだろうか。
私の償うことのできない過去が、津波となって押し寄せてくる。
誰か、誰か助けて。
そう願う惨めな私を起こしてくれたのは、他ならぬグレンでした。
何か暗いですね。
そして、中佐率の高さ!!私が好きだからでしょうか。
このあたりが終われば、本編と絡めていきたいと思います。もちろん、中将や少将とも。
では
- Ⅰ want to be happy. ( No.14 )
- 日時: 2015/09/15 20:55
- 名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)
「おはようございます。中佐」
何事もなかったように話す。
知られてはいけない。気づかれてもいけない。
私の過去は、それほどまでに暗く、冷たく、苦しいから。
さぁ、気分を取り直して…
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20