二次創作小説(紙ほか)

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Ⅰ want to be happy.
日時: 2015/09/15 20:56
名前: 爛 (ID: BB67RT0Y)

はじめまして。
少年・青年マンガをこよなく愛する爛と申します。

今回は、初投稿ということで私の好きな作品から、「終わりのセラフ」に挑戦させて頂こうと思います。


拙い文章ですが、どうぞ最後までお付き合いしていただけると光栄です。

Re: Ⅰ want to be happy. ( No.90 )
日時: 2016/05/02 23:01
名前: ナッツ ◆5kukDeSLBM (ID: 5SQt.OF5)

おっ更新されてる♪爛さんの文読みやすくて好きです!

あと、「恋愛トライアングル」を大幅に修正させて頂いてます。せっかくリクエストしてくださったのに、途中で話を変えてしまいすみませんでした。
新しい氷帝夢の題名は、「ミッドナイト」ですので、これからもコメントとか下さると嬉しいです。

関係無い事書いてすみません……。

I want to be happy、見ていて面白いです♪頑張ってくださいd(@^∇゜)/ファイトッ♪

Re: Ⅰ want to be happy. ( No.91 )
日時: 2016/05/04 23:59
名前: 爛   (ID: BB67RT0Y)


 To,ナッツさん
 コメントありがとうございます。
 そう言っていただけるととても嬉しいです。
 最近話の内容が重くなりつつあるので、もっと、ポップで、楽しくてバカらしい話を描いていこうと思っています。
 これからも読んでいただけると嬉しいです。

 そして私は、ミッドナイト楽しみにしています。

 最近youtubeがテニミュとアニテニで埋まってきた爛より。

Re: Ⅰ want to be happy. ( No.92 )
日時: 2016/05/19 15:28
名前: 爛   (ID: BB67RT0Y)


 鬼呪装備のグレードアップに成功してから数日後、私はまたもピンチに陥っていた。
 それは、中将、柊暮人からの呼び出しだ。

 解せない。
 最近の私は何も問題を起こしていなかったはずだ。
 規定違反も行っていない。
 無駄に器物破損していない。
 大人としてマナーも守っている。

 そんな私が何故呼び出されなければならないのだろうか。



 でもまぁ、いつまでも呼び出された理由について考えていても埒があかないので、とりあえず呼び出された場所に向かうことにする。いかなかったらいかなかったで問題が起こることが簡単に予想できるし。


 身支度を整え部屋を出る。
 電車に乗る。

 車のほうが一人で移動する分には便利だが、私は車に乗ると酔ってしまう。何より運転の仕方がわからない。
 少しくらい運転の方法とか勉強したほうがいいのかなぁ・・・なんて柄にも無く考えていると、地下を走っていた車両が地上に出た。
 窓から漏れてくる太陽の光が私の眠気を誘う。

 「寝ちゃダメだよ〜。」

 猩猩緋のお気楽な声が聞こえる。
 鬼っていいよなぁ、仕事しなくて良いし、剣の中で気ままに暮らして、たまの戦闘だけ頑張れば良い。
 新しい就職口としてほしいなぁ。

 そんな考えは猩猩緋に伝わったのだろうか、今度は呆れたような口調で返事が返ってきた。

 「失礼だな。僕だって暇じゃないんだよ。
  君が考えてるよりずっと大変だよ。

  ほら、しゃきっとして。
  着いたよ。」

 しゃきっとして、ってお母さんみたいだな・・・なんてふざけた考えも猩猩緋に伝わったんだろうか。
 まぁいい、とりあえず、何で呼び出されたかはわからないけど、今日もまた、生きて帰れることだけを願おう。

Re: Ⅰ want to be happy. ( No.93 )
日時: 2016/05/21 15:35
名前: 爛 (ID: 0lEaUB5k)


 目的地に向かって一人でふらふらと歩く。
 あぁ、これやばいなぁ。 
 一歩間違えたら迷子になるパターンだ。

 一人で歩いているとどうもおかしな考えしか浮かんでこない。だから、そうだなぁ、呼び出された理由について考えてみるとしよう。
 最近やらかしてしまったこと・・・特にないはず。

 最近は報告書の不備もなかったと思うし、戦場での独断専行、または物資の破損なんて起こしてないし。
 高校時代に比べて正しい敬語も使っていると思うんだけど・・・。

 悶々と悩んでいると猩猩緋から声がかかる。

 「藍のことだから何か知らないうちに仕出かしたんだよ。
  例えば、別の人に向かって投げたものがその柊暮人に当たったとか。
 そんな間接的なことなんじゃない?
 そしてこの地で殺して藍の存在をなかったことにする・・・みたいな?」

 楽しそうに言う猩猩緋。
 人の不幸を笑うなんて酷いやつ。
 まぁ、鬼だからしょうがないんだけど。

 今まで喋らなかった分を補うように、猩猩緋との会話を楽しんでいると、目的地が近づいてきた。

 あぁ、憂鬱だ。

Re: Ⅰ want to be happy. ( No.94 )
日時: 2016/06/14 21:00
名前: 欄 (ID: SpLhUj83)

「支配者」その言葉から連想されるのはどんな人間だろう。
この日本帝鬼軍てま支配者お呼ばれる人間、その多くは柊家の人間。なかでも柊 天利、柊 暮人の2人だろう。軍の中でこの2人に目をつけられれば、生きていくことすら、難しくなるだろう。

だが私は今、そんな支配者の前にいる。

「久し振りだな、こうして会うのは」

堂々とした態度ぇ話しかけてくる中将。

「お久し振「そのおかしな喋り方はやめろ。」

少し堂々というか、えらそうにしすぎだと思う。コイツは。

「普通に話しかけても殺しませんか?」

確認の意を込め問うと、軽くうなずく暮人。そして話しだす。

「お前はどちら側の人間だ?」

この問いが、人間の味方か吸血鬼の味方か、なら間違いなく人間側だろう。だがこの問いが、柊家側かそれ以外かという意味なら、私は…きっとそれ以外だ。
でも、この場の答えとしては

「やだなぁ、柊家に服従する側の人間に決まってんだろ」

これだと思う。

「そうか、お前はてっきりグレンと組んで何かやろうとしているものだとばかり思っていたんだが…。」

そう言って、先刻まで立っていたトラックの上から下りてくる。そして、音もなく刀を抜き、私の首に当てる。

「答えろ、八瀬川 藍。
お前は何をどこまで知っている。そして何がしたい。」

この答えは、ミスをすれば死ぬだろう。

「私は…何も知らない。
私は何もしたくない。生きていればそれでいい。ただ、もし私が願って良い、願っても許される人間であれば、私は、幸せになりたい。」

暮人は笑う。

「そうか、幸せになりたいか。
いいよ。約束してやろう。お前が俺の下につくかぎり、俺はお前を幸せにする手助けをしてやろう。
高い地位でも与えよう。
そうだ、深也あたりと結婚して、八瀬川の血筋を新に作り直して良い。
だから、お前は俺を裏切るなよ、藍。」

こうして、少女のような夢を持つ私と、少年のような夢を持つ暮人は話を終えた。
でも、暮人がこんな場を設ける理由はわかる気がする。
なぜなら、もう、あの悪夢はくり返したくないから。


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