社会問題小説・評論板

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自己中人間の観察記
日時: 2010/01/24 15:56
名前: れの (ID: xxFx3C/2)

身の回りの自己中人間の観察記です。

・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?

などを、解き明かしていきたいと思います。

登場人物

■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
      レノの体験を生かし、観察記をここに記す。

■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
      パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。

■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
      今も昔も自己中人間。

■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
       もちろん自己中人間。

Re: 自己中人間の観察記 ( No.201 )
日時: 2010/10/21 21:48
名前: れの (ID: HmBv7EUE)

朱菜さんコメントありがとうございます!
受験勉強やらなんやらで更新が遅れることが多々あると思いますが、まあ頑張るのでよろしくお願いします♪

Re: 自己中人間の観察記 ( No.202 )
日時: 2010/10/28 17:52
名前: れの (ID: HmBv7EUE)

<70ページ目>

「張り込み・・・・」
予想はしていた、というかやっぱり・・・・

    『楽しい・・・・!』

そんな様子を察したのか、ミロも上機嫌に言った。
「レノは元々『こっち向き』だからね♪探るのとか・・・やっぱり好きなんだね」
「好きっていうか…やってないとスッキリしないくらい日常茶飯事、かな?」

「おっと」
シラクスが一指し指を立てて合図をし、かすかに笑った。
そして、静かに言った。

「微妙な確率の大ヒットだな…」

錆びたブルドーザーの物陰に隠れながら、そっとシラクスの目線を辿る。
そこには、この時間の買い物にしては大きな鞄を持ったアヤカがいた。
「やっぱり・・・」
と隣でミロが呟いた。
「誰か待ってる感じだねぇ…?」
ミロが真剣になったことは、顔をみなくてもわかった。
けれど、自然と現れた自分の不穏な笑いに、レノが気づくことはなかった。

アヤカの行動を探って、証拠をみつける。
例によって、シラクスが以前撮った写真の代わりをみつけるだけ・・・・

でも・・・・

どうせなら犯人、捕まえたいよねぇ・・・・?

Re: 自己中人間の観察記 ( No.203 )
日時: 2011/01/12 16:16
名前: れの (ID: VJgd52Wn)

<71ページ目>

アヤカが店の前をうろうろしている。
こんなに挙動不審じゃあ、店員に見られて怪しまれても不思議じゃない。
それなのに、店はいたって通常の営業を続けていた。
「泥棒ナメてんのか?ここのセキュリティ・・・・」
そう呟くシラクスの気持ちには激しく同感だ。

そこに。

「おっ?第二ターゲットとうちゃーく♪」
「俺が撮った写真と同じ男だ・・・。今日は制服か?泥棒もセキュリティ、ナメるんだな」
「皮肉も程々にしろよシラクス・・・・。ていうかミロ」
ん?何?とミロはレノを見ずに応えた。
状況が状況だから、目の前にいる標的から目を離したくないのだろう。
「あの制服・・・改造ばっかで一瞬気付かなかったけど、強頼大学の制服だよ」
その一言で、ミロは驚き、一瞬レノの方を向くが、慌てて標的に集中した。
「な、なんで強頼大・・・?」
「校章もボタンも変えてあるけど、あの大学は襟が特徴的だから・・・。間違いない」
「強くて頼れる大学のクセに万引き疑惑って!爆笑〜」
「シラクス黙れ」
「でもレノ、この情報だけじゃ、警察は動いてくれないわ。もう少し、証拠を・・・」

そこで一旦会話が途切れる。
男がアヤカに近寄り、何かを話しだしたからだ。

じっ・・・と耳を澄ませる。

絶対、この事件の真実が知りたい!

Re: 自己中人間の観察記 ( No.204 )
日時: 2011/01/15 10:38
名前: れの (ID: VJgd52Wn)

<72ページ目>



『・・・急遽・・・・ように・・で裏側に・・・いいな?』

駄目だ・・・。
距離があるし、当の本人がコソコソしゃべってるから、これはさすがに・・・。

そうこうしている間に、会話は終わってしまった。
男はすかさず近辺の木々の中に姿を消し、アヤカは何故か目的上あり得ない方向へ歩き出す。

「ありゃ?今日は中止?」
「・・・仕切り直しかぁ・・・。」
なんて、ミロと一緒に帰り支度を始めた時、シラクスが訳の分からない様子で言った。

「は?何言ってんの?早くルーナへ行こうぜ!」

・・・・。

「いやいやいや!『は?何言ってんの?』そりゃあこっちのセリフですよシラクスさん!?」
「ちょっと!そんなにあたしのシラクスをイジメないでよレノ!!シラクスは・・・ちょっと、ほんのちょっと馬鹿なだけなんだからッ!」
「ちょっとどころじゃないってオイ!大体『ルーナ』って酒場だぞ馬鹿ぁ!!」
「ばっ・・・・!酒場だから行くんだよ!!話聞いてろ馬鹿ぁ!!」

え?話・・・?

ぎゃんぎゃん騒いでいた二人が、急に押し黙り、顔を見合わせる。
「もしかして・・・さっきの会話、聞こえてたの?」

「もしかして、って・・・いや、聞こえるだろ、普通・・・」

シラクスはきょとんとしていた。

Re: 自己中人間の観察記 ( No.205 )
日時: 2011/03/04 16:15
名前: れの (ID: VJgd52Wn)

すっごく間があきました!!!
ゴメンナサイ(汗
高校無事合格致しました★
もうすこししたら更新しますw



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