社会問題小説・評論板

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自己中人間の観察記
日時: 2010/01/24 15:56
名前: れの (ID: xxFx3C/2)

身の回りの自己中人間の観察記です。

・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?

などを、解き明かしていきたいと思います。

登場人物

■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
      レノの体験を生かし、観察記をここに記す。

■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
      パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。

■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
      今も昔も自己中人間。

■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
       もちろん自己中人間。

Re: 自己中人間の観察記 ( No.176 )
日時: 2010/09/05 20:04
名前: ライアー (ID: zQJPnDCy)

その先が崖でも背中押しますよ!ww
明日楽しみにしてます♪

Re: 自己中人間の観察記 ( No.177 )
日時: 2010/09/06 08:06
名前: れの (ID: HmBv7EUE)

ここまで期待されてるのを知って更新するのって初めてかも〜・・・(汗
じゃあ今から更新します♪

Re: 自己中人間の観察記 ( No.178 )
日時: 2010/09/06 08:13
名前: れの (ID: HmBv7EUE)

<62ページ目>

「シラクスくーんッ!!保健委員のあたしが看病してあげるッ!!」
「だいじょうぶ??気分悪いの??」

うっわ・・・・
こいつのカリスマ変なトコで効いてるよー・・・

「大丈夫だよ、腹痛くらい・・・・でも、行かなきゃ・・・」
にこっ、とシラクスは笑った。
「わたしも付いていくよ〜」
「あたしもー!」「ちょっと!ヌケガケは許さないんだから!」
「ちょっとお前達!!!関係ない奴席につけーーーーっ!!」

ざわざわざわ・・・

ちっ・・・・くしょー!あと20分は間を置かないとハズい空気になったっ!
さわやかスマイルで保健室行く奴いるかよ馬鹿ぁぁ

・・・・しっかし・・・。20分も待ってたら、5限が終わる・・・
それじゃあマズイよな・・・。約束は絶対守る主義だし。
ましてや相手がミロなんだ・・・破ると面倒な事になるかもしれないし

!!もしかして、この状況・・・『ミロが造った』んじゃないか?
ってことは・・・

「いい度胸じゃんか・・・・!」
レノは騒ぎの中で小さく呟いた。


私を、試そうなんてね!!

Re: 自己中人間の観察記 ( No.179 )
日時: 2010/09/08 16:01
名前: れの (ID: HmBv7EUE)

<63ページ目>

立て続けに生徒が保健室に行き、その中の2名が早退。
ミロの騒ぎは職員の間で、シラクスの騒ぎは生徒の間で大問題を起こした。
騒ぎは他のクラスにも伝染し、その激しさはどんどん増していく。
「こらあ!!騒ぐのは授業の後だ!!」
なんて先生の声もかき消される。

そんな先生の後ろに、レノは近づいた。
「大島先生!」
「れ、レノ!こんな中で冷静なのは君だけだ!なんとかしてくれないか?」
レノは首を横に振った。
そして、緊張感のある表情で大島をじっ・・・と見た。
「先生。これ、ただの健康不良じゃないと思います。」
「何だって!?」
「ミロとシラクスの症状、重度は違っても、似てませんか?」

ミロは眩暈、シラクスは腹痛・・・

大島が少し考えたのと、生徒達がフラついて倒れるのとが、同時に起こった。

「な・・・っ!!?ど、どうした?」
「せんせい・・・頭がクラクラするぅ・・・」
「保健室行ってきます・・・」

大島は、レノのいる方を振り返った。
「何か知ってるのか・・・?」
レノは視線をクラスメートに向けたまま言った。
「そんなの私が知るワケないじゃないですか、先生。でも、予想ぐらいはつきますよね?今年の夏は、記録的な猛暑ですよ。まして、6月は湿度が高い・・・」
そして、無言の大島を見た。

「『集団食中毒』ですよ!!」

Re: 自己中人間の観察記 ( No.180 )
日時: 2010/09/11 08:23
名前: れの (ID: HmBv7EUE)

<64ページ目>

「集団食中毒・・・・!?」

「そうです。今は5限ですし、時間的にも確率は高いと思いません?」

時間的、というのはもちろん、モノを食べてから経過した時間のこと。
ここでいう『昼食から経った時間』。

「ま、吐いたりしてないですから、個人差で数分でおさまるかなァ・・・とは思いますけど。でも私は医者じゃないんで、分かりませんが・・・」
「でも、大人には症状が出ていないし・・・」
とは言ったものの、大島は考え込む表情だ。
そんな先生に追い討ちをかけるように、レノは言った。

「先生方は、弁当は職員室ですよね?」

「!!」
大島はレノの言葉で納得し、ダッシュで他の先生を集めて保健室へ行った。

レノは、先生が全員行った事を確認し、苦しむクラスメートの方を振り返って言った。

「ハイ終わり!おつかれ様〜♪」


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