二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ちびっこ城主 *戦国BASARA*【完結!感謝!】
- 日時: 2012/08/10 10:29
- 名前: ☆Milk☆ (ID: DqYpyOBj)
どうもです、☆Milk☆ですっ!
毎度毎度、言うこともないのですが、一応のため注意書きをしておきます。
壱・荒らし?もちろんダメです。
弐・チェンメ?それもダメです。
参・バサラ嫌い?何で来たんですか?
四・☆Milk☆が嫌い?いや、だから何で来たんですか?
伍・キャラ崩壊は苦手?・・・頑張りますけど・・・多分、壊れます。
六・できれば・・・できればでいいです。コメントお願いします。
七・腐コメはお控えください。自爆します。
以上のことを守れる方、レッツパ−リィ!
*今回のお話*
三方ヶ原の後から始まります。
小十郎が松永から部下を取り戻して、そのあと、なんと政宗が・・・!?
続きは小説でどうぞ☆彡
オリキャラなしです。
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- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.37 )
- 日時: 2012/03/27 18:37
- 名前: ナル姫 (ID: WXTMozUA)
「我ら毛利軍は、天下を統べる。」
「…でもアンタらは豊臣と同盟組んだって…。」
「ふん、そのようなもの、見かけに過ぎん。」
政宗は溜息をついた。そして脱力したように元就を見る。元就は何だその目は、と言って、政宗を睨みつけた。政宗は続きをどうぞと話を促す。
「まぁ、貴様はその為に有効に使わせて貰う。伊達軍が動けば、無論…。」
そういうと元就は何かを政宗に投げた。政宗の頬がピッと切れて、血が出てくる。投げたものはクナイ。政宗は痛みに顔を顰める。
「すぐ殺す。」
元就は冷淡な口調で言った。
___
「政道様、ただいま戻りました。」
「片倉…成実…。」
「何か変わったことはありましたでしょうか?」
「それが…。」
伊達領では、政道が暗い顔で話した。
石田三成が襲ってきたこと、北条と最上(助けたかどうかは分からないが)に助けてもらったこと。そして政宗が小さくなってしまったことを話さざるを得なかったこと。
「石田三成が…良くお耐えになりました。」
政道は照れて鼻を掻いた。
「しかし…石田三成に言われた…。」
『愚かな。独眼竜の弟ともあろう者が、この程度か…。』
「政道様…。」
「悔しかった…だから…。」
「政道様。梵を抜かすなんて、今は考えなくて良いですよ。」
成実が言う。そして小十郎と目を合わせた。小十郎は少し呆気に取られていたが、そのうち笑って頷いた。
「そのとおりです。」
「今はとにかく、梵を助けなきゃ。それで連れ戻したら、この馬鹿兄貴ー!とでも言ってやってください!」
政道ははじめぽかんとしていたが、そのあと少し涙を浮かべて、笑った。
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.38 )
- 日時: 2012/03/28 15:49
- 名前: ナル姫 (ID: OivCRmmW)
豊臣が中国にやって来た。協力して、西海の鬼、長宗我部元親を倒すのだという。政宗は元就の傍でその戦を見ることになってしまった。
法螺貝が鳴り、戦が始まる。海を挟んだ戦のため、船を使うと思われたが、違った。なんと豊臣秀吉の拳一つで、瀬戸内の水が干上がってしまったのだ。そして、毛利軍の兵器が、干上がった海の底を進んでいく。
「アンタこの武器(?)…長宗我部のやつに似てねぇか?」
「戯言を。」
それ以上は何も言わない元就。政宗も諦めた。
数で勝毛利、豊臣同盟国に長宗我部郡の敗色は濃厚となる。その時だ。
懐かしい声がした。
「甲斐武田軍真田源次郎幸村!長宗我部にお味方致す!!」
(真田…!!?)
政宗は毛利郡の兵器から降りようとした。しかし元就が簡単にそれを許すわけがない。走り出した瞬間に首根っこをつかまれる。
「はっ離せぇ〜!!」
「貴様は人質だ。ここにいろ。」
元就が言い終わった瞬間、毛利軍の兵器が激しく揺れた。幸村たちがそれに攻撃していた。衝撃で、元就の手から政宗が離れ、政宗は地面に落ちていった。
「うわぁぁぁあああ!」
その時、幸村の目に政宗が入った。
「政宗殿!!!」
「さ、さな…。」
幸村と政宗はお互いに手を伸ばす。二人は限界まで伸ばしたが、もう少しのところで届かなかった。
<ドンッ>
「いってぇ…。」
「政宗殿!!」
幸村は政宗のところへ行こうとするが、敵兵が多くそれも叶わない。敵兵のうち一人が政宗の気付き、政宗を人質にとった。
そして政宗の頬に刀を当てる。
「こりゃぁ良い!何たってこんなガキが此処にいるんだ!?」
「クッ…っ子供を人質に取るとはっ…!卑怯極まりない!」
「どうする?どんだけ吠えても、このガキは…。」
政宗の頬がプツッと切れた。そこから鮮やかな赤の血が出てくる。
「真田…!俺は良いから早く戦しろ…!早くしねぇと…長宗我部が負けっちまうぜ…。」
「政宗殿…っ!」
幸村は下をむいた。そして、槍を強く握る。
「…っすまぬっ…!!」
幸村は敵兵を背に走った。敵兵は舌打ちをして政宗を投げ捨てる。
「グッ…。」
「おい、お前…。」
声がした。見上げるとそこには
「アンタ…伊達政宗か…?」
西海の鬼がいた。
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.39 )
- 日時: 2012/03/29 14:45
- 名前: ナル姫 (ID: C7oc75FN)
「アンタ…長曾我部元親…?」
「こ、こりゃぁ一体どうなって…。」
元親は謎を解明するより先に政宗の安全を優先しようと思った。
「野郎どもぉ!!」
「へ、ヘイっ!!」
「この子供、親泰のところに連れてけ。そんで奥州に返せ。」
「え?」」
「いいから早くしろぉ!詳しい話はこの子供に聞けぇ!」
「は、はい!!」
元親の部下は急いで四国に戻った。
「へっ…毛利…まさか、こんな風に対決するたァ…思いもよらなかったけどよ…。」
「アンタらしいな。」
元親は戦場を再び走る。
___
「待っ待てよ!真田ァ!」
「良いから黙っててくだせぇよ!」
「アニキに言われたんすから!」
政宗は四国についた。
そして、長曾我部元親の弟、香宗我部親泰のもとで暫く生活することになる。
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.40 )
- 日時: 2012/03/31 13:54
- 名前: ナル姫 (ID: 2e/Kg4WG)
「お前が独眼竜か…。」
香宗我部親泰。長曾我部元親の弟で、香宗我部氏の養子になった人である。
「噂には聞いていたが、信じられないな。」
「噂?」
「あぁ、独眼竜が小さくなったって。日ノ本中に広まっている。」
どこから漏れたんだ、と政宗は溜息。
「…なぁ、アンタ、兄のことはいいのか?…豊臣と毛利の戦で、長宗我部はかなり不利そうで…。」
すると、親泰は少し呆気に取られて、その後言った。
「兄上に限って、そんな心配はいらん。」
何しろ強いからな、と呟く。
『兄上!』
「…。」
「?どうした?」
「別に…。」
親泰は疑問におもったが、これ以上聞くのはよそうと判断し、話題を変えた。
「…さて、独眼竜。これから私はお前を九州に送る。そこで、島津に保護してもらってくれ。あそこにいた真田幸村…彼の目的地もまた、おそらくだが九州だ。そうすれば、真田幸村と共に奥州に行けるだろう?」
政宗は頷いた。
「なら、決定だ。長い船旅になるからな。今日はしっかり食べて、休むが良い。」
親泰は元親にそっくりな笑顔を見せた。
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.41 )
- 日時: 2012/04/03 16:12
- 名前: ナル姫 (ID: 8Tlqu13n)
夕刻になると、家臣が湯を張ってくれた。
「独眼竜、細いな。」
「毛利のとこで何も食わなかったから…。」
「何!?毛利元就…なんという非情さだ!」
「あぁ…ちがくて、俺が何も食わなかっただけだ。」
「?何故だ?」
「…何か、食う気力が無くてな。」
親泰は複雑そうな顔で政宗を見た。そして言う。
「独眼竜…繊細だな。」
「なっ…。」
政宗は真っ赤になる。それを見て親泰は少し笑った。
「いやいや、別に貶しているわけではないんだ。」
親泰は政宗の頭を撫でた。餓鬼扱い、と思いながらも政宗は反抗しない。
「…ただ、独眼竜、お主は傷つきやすいだろう?」
「…。」
「黙るってことは、図星なのか?」
「…っうるせえな!」
「はは。まぁいい。さ、風呂に入ってこい!」
___
前は、光秀といつも喧嘩していた。
風呂の時間になると、一緒に入るという光秀に、一人で入るという政宗。
鬱陶しい、とか思っていた。
(…彼奴は…何も悪くなかったんだよな…?)
何でそんなことを確かめようとするのかは、彼自身にもわからない。
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