二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ちびっこ城主 *戦国BASARA*【完結!感謝!】
- 日時: 2012/08/10 10:29
- 名前: ☆Milk☆ (ID: DqYpyOBj)
どうもです、☆Milk☆ですっ!
毎度毎度、言うこともないのですが、一応のため注意書きをしておきます。
壱・荒らし?もちろんダメです。
弐・チェンメ?それもダメです。
参・バサラ嫌い?何で来たんですか?
四・☆Milk☆が嫌い?いや、だから何で来たんですか?
伍・キャラ崩壊は苦手?・・・頑張りますけど・・・多分、壊れます。
六・できれば・・・できればでいいです。コメントお願いします。
七・腐コメはお控えください。自爆します。
以上のことを守れる方、レッツパ−リィ!
*今回のお話*
三方ヶ原の後から始まります。
小十郎が松永から部下を取り戻して、そのあと、なんと政宗が・・・!?
続きは小説でどうぞ☆彡
オリキャラなしです。
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- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.52 )
- 日時: 2012/05/03 14:37
- 名前: ナル姫 (ID: 8TfzicNZ)
幸村の提案で、一回休むことになった。政宗は屋敷の中で顔を洗っている。布で軽く顔を拭いた瞬間、屋根からぬっと人が出てきた。
「よ!梵ちゃん久しぶり!」
「うわぁぁあああ!ってあ!?猿!」
「ちょ…屋根裏から出てきただけでそんなにビビんないでよ〜」
誰でもビビるだろと溜息つきながら突っ込むと、佐助はアハハ〜と笑う。そして政宗の持っていた竹刀を見た。
「あーらら。随分ボロボロだねぇ。どんくらい修行したのさ?」
「さぁな。かなり長い間は…」
で、何の用だと政宗が訪ねた。すると佐助はニッと笑う。
「右目の旦那、もうすぐ九州に来れるよ」
「!本当か!?」
「俺様嘘つかないよ〜」
「…嘘くせぇ」
「え!?ちょっと!?」
そんな会話としていると、幸村がやって来た。
「佐助、戻ってきたのか」
「ま、昨日にはもう九州にいたんだけど」
「?何か仕事でもしてたのか?」
政宗が訊くと、佐助と幸村は笑った。
「やだなぁ梵ちゃん。梵ちゃんのためにアレを調べてきたの!」
「…アレ?」
「梵ちゃんもそのために今必死になってるんでしょ?」
「え…」
此奴はわざわざ安土までお市のことを調べに行ったのか。
「ど、どうだった!?何か分かったか!?」
「何か話によると…安土の周りに来た人間は、皆行方が分からなくなってる。で、数日後に死体で見つかってるらしい」
「…お市殿が、殺しているのか…」
「残念だけどさ、梵ちゃん。ここで魔王の妹を助けようなんて思わないほうがいい。無駄死にだぜ?」
「でもっ…」
でも、なんだ?元々自分を拐った人間の仲間だぞ。俺を人質にとった奴らだぞ?ここで助けてなんの意味がある?
「…」
「だからさ、梵ちゃ…」
「「「筆頭〜〜〜〜〜〜!!!」」」
言いかけたとき、聞こえたでかい声。佐助は、早すぎでしょ〜?と苦笑い。幸村は明るい顔。政宗は久しぶりに、心の底から安堵の表情を漏らしたのだった。
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.53 )
- 日時: 2012/05/04 13:44
- 名前: ナル姫 (ID: vtamjoJM)
「「「筆頭〜〜〜〜〜!!!」」」
「ウベラっ!!」
政宗は良直や孫兵衛たちの大波に丸呑みにされる。
「ん?あ、あれ?筆頭!?」
「お…重…」
「うわぁあああ!す、すいやせん!!」
「久しぶりに会って殺人未遂たァ…」
「わ、態とじゃないんすよぉ!」
「バーカ!jokeだよ」
仲間の必死な様子に、政宗は笑った。幸村と佐助も可笑しそうにしている。
そして、政宗が一番会いたかった人が来た。
「政宗様!!」
「小十郎!!」
小十郎は政宗を抱いた。政宗は自分が小さかった時を思い出す。こんな風に何時も抱かれていたな、と。
「この小十郎が不甲斐ないがために、このようなっ…!」
「何言ってんだよ、俺は無事じゃねぇか」
「ご無事で何よりでございます…!!」
政宗と小十郎の涙が、お互いの服を濡らす。
「お二方…誠に良かったでござるな」
「あぁ!…色々、礼を言わなきゃな…真田、アンタにも」
「某は当然の事をしたまでにござる!」
幸村は笑って言った。
「政宗様、奥州に…」
政宗の顔が真剣になった。
「帰れない」
「え?」
「まだやることがある」
政宗は、小十郎と兵たちにお市のことを話した。
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.54 )
- 日時: 2012/05/05 14:52
- 名前: ナル姫 (ID: TxQNEWMH)
「…政宗様、御気持ちはお察しいたします…しかし、猿飛の言うとおり、ここは何卒諦めていただきたく…」
「そうっすよ筆頭〜今豊臣が天下を取ろうとしてるんす!そんな時に…」
「政宗様…それに今、奥州に居るのは義姫様と政道様…それに成実です。もし…」
「言うな」
想像させんなよ、そんな嫌なコト。母上が俺に対して謀反を企んで、それで成実を殺して、伊達を乗っ取ろうとしたら。お前はそう言いたいんだろ?俺だってそれくらい分かるから言わないでくれよ。
「じゃぁ俺はどうすれば良いんだよ…?」
「そ…れは…」
その遣り取りを見ていた幸村が、意を決したように拳を握った。それで佐助には、幸村が何を考えているか分かったのだろう。そっと幸村に、大将には俺様から伝えとくよ、と囁いた。
「…佐助…」
「行ってきな旦那。生きて甲斐に戻るんだぜ?」
幸村は明るい顔で頷いた。そして言う。
「政宗殿!片倉殿!某、お市殿を貴殿らと共にお助け申す!!」
「「!!?」」
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.55 )
- 日時: 2012/05/12 15:15
- 名前: ナル姫 (ID: lxH2OECm)
「真田…?」
「某、初めは政宗殿の言うことを、無謀と思っていた…しかし、真剣な政宗殿に心を打たれ申した!」
「真田、テメェ…」
「行かせてくだされ!」
幸村の真剣な目。それは小十郎と政宗をしっかりと見つめていた。
「…何なら俺様、伊達軍の人にも伝えとこっか?大将に伝えるついでだけどね」
ニット笑う佐助。政宗は二人を見たあと、何時もの不敵な笑顔で小十郎を見た。
「…仕方のない御方だ…」
小十郎は膝をついた。
「それならばこの小十郎、地の果てまでお供致しましょう」
「of course」
何て言っているのかは分からないが、何と無く…分かっていると云うようなことを言ったのだろうと三人は感じた。
「そうと決まれば明日にでも起ちましょうぞ!」
「俺様、もう少し調べてきてあげるよ」
「悪いな」
お市を助けられる可能性は少ないが、全くないわけではない。この少な過ぎる可能性に賭けているにも関わらず、政宗は、絶対自分たちならお市を助けられると信じていた。
- Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.56 )
- 日時: 2012/05/13 14:06
- 名前: ナル姫 (ID: Sjvfb7mA)
翌日、早朝─
「…本当に、行くのじゃな」
「Ah…世話になったな」
義弘と政宗の会話を聞いていた親泰が口を挟んだ。
「もう一回考えてみろ、独眼竜!…今や、亡霊の如くさ迷っている織田の妹を助けるなど…」
「決めたんだ」
政宗は親泰を見た。真剣な目で。そのあと、少し笑っていった。
「…守ってくれたのに…死んだら御免な」
「言うな」
親泰は屈んで政宗の頭を撫でた。擽ったい。でも拒まない。
「…生きろ。兄上の守った命だ。無駄にすることは許さんぞ」
「分かってるよ」
政宗が応えると、親泰は笑った。そして、政宗の背を押して、行って来いと言う。
「政宗殿、行きましょうぞ!」
「さて、俺様は甲斐に行かなきゃね」
「行きましょう、織田の姫を助けに」
「おう!」
小十郎が自分の馬に政宗を乗せる。小十郎と幸村も馬に乗った。佐助は又ねと言って、甲斐に向かう。
「落ちないようにして下さいね?」
「落ちるかよ」
小十郎はそれを聞いて笑う。そして馬の手綱を引いた。馬が走り出す。幸村もそれに続いた。
(魔王の妹…)
もうすぐ助けるから、待ってろ。直ぐそっちに行くから。
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